業界特有の知識をつけることは社会人になってからでも大丈夫と安心していないでしょうか。
5年後に同期の誰よりも仕事ができるあの人は、既に大学時代にスタートを切っていたかもしれません。そんな社会人になりたいあなたに向けて、今だからこそ役立つ業界知識をつけるのにおすすめの資格や行動をご紹介します！

IT業界の業界知識を身につける

成長業界であり、ITに関わる業界への就職が決まっている方も多いはず。IT業界は専門的な知識を大学で学んで来た方から全く知識がない学生まで様々いらっしゃる業界です。特に大学でITに関して学ぶ機会のなかった学生がすべき準備についてお伝えします！

◻︎ ITパスポート
ITパスポートはIT業界に入る前段階の人が取得するのに適したIT入門レベルの資格。そのため、学生の間に取得しなければ、正直意味のない資格とも言えます。入社した後に学ぶのでは当たり前の知識になってしまうためです。学生のうちに先取りして携わる業務、業務の中で飛び交う言葉などを事前に知識として持っておくことで、実際に経験した時により多くのことを吸収する。そのために、勉強しておくと良い資格です。
ITにまつわる基礎知識を持つことを示す資格なので、エンジニア職に就く方だけでなく、IT業界の営業職・事務職に就く方も仕事を円滑に進めるために勉強しておくと良いと思います。
ITパスポートは大学によっては学習講座や試験費用の援助もあるので調べてみてくださいね。
ITパスポートホームページ


◻︎基本情報技術者
ITパスポートよりは難易度が高く、システムエンジニア、プログラマーなど、ITエンジニアが共通して理解しておくべき基本的な知識を体系的に学習することができる資格です。
基本情報技術者の資格を保持していないと入社後に昇進や昇格ができない仕組みの企業もあるほど、ITエンジニアとして必須の知識を得ることが出来ます。社会人になって勉強時間が確保できるか心配という方は今のうちから学んでおくと安心です。
新卒1年目、2年目あたりで取得が推奨される資格ではありますが、その勉強を今のうちからしておくことで、同期よりも一歩、二歩先を行ける可能性が高まりますよ！
基本情報技術者ホームページ

エンジニアになりたい方は実際にプログラミングを行い、モノづくりを経験するなどの経験をしておくことgoodです！経験が物を言う職種でもあるので、早くから触れておくと良いでしょう。
またITコンサルのような営業向きの職種を目指す方は、IT業界特有の知識を業界についてあまり理解のない人に説明するとしたら......?と考えながら学ぶことがおすすめです！実際に取引をする相手は必ずしもITに精通している方とは限りませんからね。
これらの経験ができるアルバイトやインターンを探してみるのも一つの手なので、探してみてください！

広告業界・マーケティング業界の業界知識を身につける

広告やwebマーケティング業界も多くの学生が就職をする一方で、その知識についてあまり学生時代から理解をしている方が少ない業界です。早いうちから知識を自分のものにしておくことで、差をつけていきましょう！

◻︎ ウェブ解析士
ウェブ解析士の資格では、今やなくてはならない存在となったインターネットのアクセスデータをはじめとした様々なデータを読み取り、それを活用するスキルを習得することが出来ます。
デジタルマーケティングに関わる企業に入る方でしたら、学んでおいて損はありません！
試験費用が17,600円と学生には少し高額なので、企業に助成制度がないか確認しましょう。ウェブ解析においては知識だけがあっても意味がありません。知識を活かせてこそ意味があるものになります。そのため、知識習得だけでなく、データを解析する経験を持っておきましょう。サイトを自作して解析に触れることは難しいかもしれませんが、SNSなどは比較的データも見やすいですし、ハードルも低いので発信→解析を行ってみてもいいかもしれませんね！
ウェブ解析士ホームページ


◻︎ Google広告認定資格
広告やマーケティングはGoogleと密接に関わっています。Google検索においていかに上位にサイトや広告が表示されるかで得られる効果が大きく変わるものです。デジタル広告専門の代理店に勤める予定の方などは、ぜひ触れてみてください。Google広告の認定資格は広告の種類によって11種類に分けられており、それぞれの専門性を示すことができます。自分の勤める企業が得意としている広告や、これから企業が伸ばしていきたいと考えている広告に合わせて勉強を進めてみてくださいね！たくさんの科目があるので、まだよく分からない方は、Web検索や書籍、SNSなどを活用し、まずは広告の種類などを知るところから情報を少しずつ蓄積させてみてください！
Google広告認定資格ホームページ

また日々生活する中で目にする広告を見てどのように感じたか、世間の人はどのように感じているのかなど実生活でも広告に触れ、その広告について考える時間を持つことを意識して生活してみたり、過去に広告賞を取った広告がどのような面で評価されたのか、世間の反応はどうだったのかなどに興味を持って調べてみると良いでしょう。

就活中、逆質問で「御社に入社する前にしておくべきことはなんですか？」と聞くと「大学生にしかできない旅行や遊びを思いっきりした方がいい、仕事のことは入社したらやるから」とこのようなことを言われたのではないでしょうか。この言葉は絶対的なものではありません。人よりも容量が悪いと感じている方、同期の中で突き抜けた存在になりたい方は学生のうちにも出来ることはしておくべきです。業界の知識獲得に早すぎることなんてありません。動く人は既に動いています。やるかやらないかはあなた次第。あなたはどんな社会人生活のスタートを切りたいですか？