就活/業界調査 2023.07.17
知ったかぶり脱却! IT就活生のためのIT業界用語辞典

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    IT業界に少し興味がある、IT業界での就活を頑張っている方、集合!


    この記事では、IT業界内でよく使われる超基礎IT用語から、知っていると「おっ!よく業界のこと知ってるね〜」と面接官が感心するような業界理解が深まるIT用語まで幅広くご紹介。
    「英語やカタカナばかりで覚えられない!」と初めは思うかもしれませんが、スキマ時間や就職活動の面接前に確認して、少しでも自信を持って就活を進めよう!

    超基礎IT用語!IT業界に就職するならこれだけは覚えて!

    □ IT(Information Technology)
    パソコンやスマートフォンなどのコンピューターネットワークを使った情報技術の総称。「情報を入手・保存・伝達する技術」を指し、インターネットだけでなく、情報処理やセキュリティ、スマートフォンや電子マネーもすべてITになる。

    □ ICT(Information and Communication Technology)
    情報通信技術を活用したコミュニケーションを意味する。ITとほぼ同じ意味だが、コミュニケーションに関する部分をより強調した言葉で、ITが技術そのものを指すのに対し、ICTではその技術の使い方や活用方法なども含むことが一般的。

    □ インターネット
    世界中のコンピューターなどの情報機器を接続するネットワーク。
    「インターネットはインターネットでしょ?」なんて意外と言葉で説明できない......。
    インターネットによって、24時間いつでも知りたい情報を調べられたり、誰でも情報を発信できたりする。感謝。

    □ ネットワーク
    複数のコンピューターを、ケーブルや無線などを使ってつなぎ、お互いに情報をやりとりできるようにした仕組み。
    1つ1つのネットワークが、更に外の世界中のネットワークとも繋がるようになったのがインターネット。

    □ ブラウザ
    Webページを表示するために利用するソフトウェア。
    パソコンやスマホなどで利用するWebサイトを閲覧するために必要となる。
    「ブラウザってパソコンの画面のことじゃなかったんだ」と思った方、一歩前進!

    □ プログラミング言語
    コンピューターに命令するためのコンピューター専用の言語。高級言語と低級言語に分けられ、高級言語は人が普段話すような言語に近い構文を持っている。
    プログラミング言語の数はある程度のユーザー数がいる言語に限っても200~300も存在し、特定の言語(C言語、R、Python、Java、SQLなど)の派生言語を含めるとなんと1000以上あると推測されている。
    プログラミング言語の世界は広くて深い.......。

    □ セールスエンジニア
    技術的な側面から営業をサポートする職種。エンジニアという言葉が入っているが、実際の業務は営業より。SE(システムエンジニア)とは業務が異なるため、頭文字が同じでも間違えないように。

    □ システムエンジニア
    システムの設計から開発、保守、運用まで担当する技術職。技術職だが、文系の方でも積極的に採用している企業が多い!

    □ ビッグデータ
    人間では全体を把握することが困難な巨大なデータ群のこと。明確な定義は存在しないが、一般的にはVolume(量)、Variety(多様性)、Velocity(速度あるいは頻度)の「3つのV」を高いレベルで備えていることが特徴とされている。また近年では、これにVeracity(正確性)とValue(価値)を加えた「5つのV」をビッグデータの特徴とするとも言われる。SNSなどのWebデータ、POSデータ、などもこれに該当する。

    □ AI(Artificial Intelligence)
    人間の思考プロセスと同じような形で動作するプログラム、あるいは人間が知的と感じる情報処理技術。
    最近は、高度なAI技術によって、人間のような自然な会話ができるAIチャットサービス「ChatGPT」が話題。

    □ クラウド
    ユーザーがネットワークやサーバー、ソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用するという考え方のこと。
    クラウドサービスとして提供されている代表的なサービスとして、GoogleのGmailなどが挙げられる。
    パソコンにソフトウェアをインストールしていなくても、クラウドサービスのアカウントさえ持っていれば、Google Chromeなどのブラウザを通してメールを利用することができる。

    ソフトウェア業界の関連用語

    □ ソフトウェア
    コンピューターなどの電子機器に搭載されたプログラム。
    パソコンやスマホなどに初めから入っているOSや、OS上で利用しているアプリケーション。ハードウェアとよく対比される。

    □ OS(Operating System)
    パソコンの操作やアプリなどを使うために必要なソフトウェア。OSはコンピューター全体の動作をコントロールし、人がコンピューターを扱えるようにする役割を持つ。マウスやキーボードでの入力やデータの保存、コピーができるのは、OSのおかげ。
    例としては、MicrosoftのWindowsやAppleのMacOSやiOS。

    □ 受託ソフトウェア
    ソフトウェア業界の分野の一つ。特定の依頼を受け、その依頼に基づいて個別に開発されたシステムやソフトウェアを指す。

    □ パッケージソフトウェア
    ソフトウェア業界の分野のもう一つで、市販のソフトウェアを指す。例えば、Microsoft Office製品やウィルスバスターなどのセキュリティソフトなど。多数の企業で汎用的に利用できる見込みのあるソフトを開発をする。

    □ アプリケーションエンジニア
    ITシステムの中で使用するアプリケーションのシステム設計からプログラミング、動作テストなどを主に担う。業務システムのアプリケーション、Webアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーションなど複数の種類がある。また、銀行ATMなどの公共性の高いものにも関わることもできる

    ハードウェア業界の関連用語

    □ ハードウェア
    パソコン本体やディスプレイ、マウス、キーボードなど物理的な機器を指す言葉。パソコンやスマートフォンの中で役割を持つソフトウェアとは対照的に、「目に見える」という特徴がある。

    □ 組み込みエンジニア
    主に家電や工場機器のセンサーなどに搭載する制御システムの開発を行う。身近な家電製品やIoT技術の開発には欠かせない職種!
    特殊なプログラミング言語を使用するケースも多く、高いスキルが求められる。

    □ ハードウェアエンジニア
    パソコンやスマートフォンなどの電子回路や電子機器の設計・開発を行う。組み込みシステムエンジニアは制御システムがメインだが、ハードウェアエンジニアはシステムを動かすプログラムを設計することが仕事。形として存在する商品でのものづくりに携わりたい方には向いている職種かも。

    情報処理サービス(SI)業界の関連用語

    □ SI(System Integration )
    顧客の課題分析から、使用する情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用などを一貫して請け負うサービス。

    □ SIer
    SIを請け負う事業者。NTTデータや日立製作所、日本マイクロソフトなど。

    □ SES(System Engineering Service)
    システム開発における受託契約の1種。
    ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約。

    □ ITコンサルタント
    経営状況や業務上の課題などをヒアリングし、その課題解決のためにITの投資計画の策定や必要とされる技術の導入支援を行う職種。システムの見直しや新システム開発の提案、最適化や動作検証まで、仕事内容はかなり多岐に渡る。そのため、ITコンサルタントは、幅広いIT知識が求められる。

    インターネット・WEB業界の関連用語

    □ WEBデザイナー
    制作ソフト(Photoshop、Illustrator、XD、Sketchなど)やプログラミング言語(html、CSSなど)を使ってデザインの作成を行う。写真の配置や文字の配置という基本デザインから、タイポグラフィという文字表現方法の知識も必要になる
    デザインの制作支援ソフトだけでなく、プログラミング技術も必要になる。企業によってWEBデザイナーに任される仕事範囲は様々。

    □ WEBエンジニア
    WEBエンジニアは、ネット上のESサイトやホームページなどの設計・開発を行う。仕事内容は、プログラミングやコーディング。担当する仕事によって必要になる言語も変わってくるため、自分が担当する分野の言語を正しく理解することが必要!

    □ コーディング
    コーディングとは、プログラミング言語を使ってプログラミングコードを記述していく作業のことです。コーディングとはコードを書くことだけを指し、設計やテスト、バグの発見や修正検討といった作業を含みません(これらを含む業務がプログラミング)。

    □UI(User Interface)
    ユーザーと商品・サービスの接点を示す言葉。UIには、サイトの見た目や、使いやすさ、操作性などが含まれる。UIは見た目、と勘違いをしがち。だが、サイト内のレイアウトや使用画像はもちろん、文字フォント、メニューボタンなどユーザーが目にするもの・操作するものすべてが含まれる。

    □ UX(User Experience)
    ユーザーが製品やサービスを通じて得る体験のこと。
    例えば、ユーザーがある通販サイトを利用した際、欲しい情報にすぐに辿り着ける、入力手順がスムーズ、読み込み速度が早いなど、どんな体験をしてどのような印象を持ったかを指す。
    ユーザーがサービス利用時だけでなく、利用する前後の感覚などもUXに含まれる。

    □SEO(Search Engine Optimization)
    WEBサイトをユーザーが求める情報を持った状態に最適化することで、特定キーワードの検索結果上位に表示するためのマーケティング施策。企業や団体は、マーケティングの優位を取るために、SEO対策を行い、検索結果の上位や、目立つ場所に表示させることを目指す。
    (この記事も上位に表示されてほしい。)

    通信インフラ業界の関連用語

    □ Wi-Fi(Wireless Fidelity)
    近距離での電子機器とインターネット回線をつなぐ通信技術を指す。無線であることが特徴で、電波が届く範囲でのみ利用可能。無線で接続する技術を示す無線LANとは厳密には違いがあり、これには赤外線フィルムやレーザーなどの技術も含む。

    □ 光ファイバー
    透過率の高い石英ガラスや高性能プラスチックなどで構成される光の伝送路のこと。光ファイバーは電磁気の影響に強く、情報データを高速・安定・長距離で伝送できる。

    □ 5G(5th Generation)
    第5世代移動通信システムのことで、「高速・大容量」、「多数同時接続」、「超高信頼・低遅延」が主な特徴。
    5Gでは、大容量の高速通信を可能にしながら電波の飽和状態を解消するため、これまでモバイル通信には使われていなかった高周波数の帯域を利用する。

    □ IoT(Internet of Things)
    あらゆるモノをインターネット(あるいはネットワーク)に接続する技術。従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ(センサー機器、住宅・建物、車、時計、家電製品、AV機器、電子機器など)が、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組み。
    (将来は遠隔でエアコンをつけることのできる家に住んでみたい......。)

    最新IT用語

    □ Web3.0
    「分散型インターネット」と称される。特定の企業や管理者がいない、ブロックチェーン技術によって実現したインターネットを指す。Webサイトの閲覧やテキスト主体で一方向だった「Web1.0」。SNSなどの情報の発信者と閲覧者の双方向でコミュニケーションができる「Web2.0」。そしてその次に出てきたのが特定のプラットフォームに依存しない新しいインターネットの在り方が「Web3」。これによって、セキュリティーが向上し、個人同士での情報のやりとりが容易になると言われている。

    □ DoT (Deeplearning of Things)
    モノのディープラーニング化を指す。DoTによってモノが学習・判断を下せるようになる。例えば、自動運転車などは操作せずとも最適な行動をモノ自身が判断する。

    □ MA(Marketing Automation)
    マーケティング活動をデジタル技術によって自動化する仕組み、プラットフォームを指す。顧客や見込み顧客に対して、データの活用から「最適なコンテンツを、最適なタイミングで、最適な方法で届ける」ことを目的に利用される。

    □ X-Tech
    AIやビッグデータ、IoTなどの先進的なテクノロジーと他業界のビジネスを結びつけた新たな製品やサービス、その取り組みを指す。例として、FinTech(金融)、EdTech(教育)、AgriTech(農業)、MedTech(医療)など本当に様々。

    □ NFT(Non-Fungible-Token)
    ブロックチェーンを活用し、作られた代替不可能なデジタルデータ。デジタルアートやトレーディングカード、デジタルミュージックなど様々な形が存在する。従来のデジタルデータとの大きな違いは、それ自体に資産価値があること。そのため、NFTの売買でお金を稼ぐこともできる。

    □ IoB(Internet of Behavior)
    行動のインターネット、身体のインターネットと訳される。関心事や購買行動、位置情報などを活用して、人の行動と情報を結びつけることで個人のより快適な生活を目指す考え方。

    □ Society 5.0
    狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(同2.0)、工業社会(同3.0)、情報社会(同4.0)に続く社会。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合し、経済発展と社会的課題の解決を両立する社会と定義されている。IoTによってすべての人とモノがつながり、さまざまな知識や情報を共有したり、新たな価値を生み出したり。さらにAIやロボット、自動走行車などの技術により、少子高齢化や地方の過疎化、貧富格差などの課題が克服されることが期待されている。

     

    いかがでしたか?「知ってるよ」という言葉から、「こんな意味だったのか!」という言葉まであったかと思います。言葉を知った上で、「自分は何に興味があるのだろう?」「自分は何がやりたいのだろう?」と今後の就活や仕事について考えるきっかけにしてくれたら嬉しいです!今回紹介したのは、まだIT業界の一端でしかありません。ぜひ興味を持った言葉は、自分でも更に深く調べてみてくださいね!

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