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2019年の9月-11月まで開催されたエンタメ・ビジネススクール各回の登壇者とのスペシャルインタビューをお届けします。業界のことだけでなく就活アドバイスもいただきました。是非とも、まとめレポートと併せて読んでいただき、ご自身の就職活動に活かしてくださいね!
今回は、毎日新聞社の尾野翔太郎さんにお話を伺いました。
尾野 翔太郎(おの しょうたろう)氏
毎日新聞社
営業総本部 第二営業本部 統合営業部
毎日新聞社 第二営業本部 統合営業部所属。2013年4月に毎日新聞社に入社し、大阪本社広告局に配属。10月に放送局・出版社を担当。不動産担当を経て2017年4月、東京本社広告局へ異動となる。 主に、薬品・情報通信・自動車を担当。
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エンタメ・ビジネススクールとは?
開催期間:2019年8月~10月(3ヵ月)
実施回数:全11回
エンターテインメント業界全体から、将来性や動向まで学べる特別イベント。業界研究の一環として試しに参加してみた方から、就活早期でまずは業界の知識やノウハウを身につけたいという方まで幅広くご参加いただきました。
顧客が抱えている課題を把握し解決へ導く
シンアド就活:新聞業界のことや普段のお仕事について教えてください。
尾野さん:私は営業総本部という部門におります。基本的には広告営業や事業イベントなどを行っている部門ですね。昔は、紙面にあるアドスペースに「広告を載せませんか?」で済んでいましたが、今はそう簡単に出稿はいただけないので、立体的な企画提案をしています。
例えば、広告主が広くアピールしたい施策に対し、新聞社主催・各省庁後援で有名人や有識者を招いたシンポジウム提案を行ったりします。
他にも、センバツ高校野球や高校ラグビー、イースポーツ大会など、自社が持っている事業の協賛やスポーツライブ動画CMについて「こんなことやってみませんか?」と提案したりもしていますね。
自分の「好き」を見つける
シンアド就活:尾野さんが新聞業界に入ろうと思われた理由を教えてください。
尾野さん:尾野さん:高校生の時にたまたま、本屋で「ニュース時事能力検定」という検定試験のポスターを見て、面白そうだなと思って受けてみたんです。勉強してみると知らなかったことが知れて、その後もニュースや時事問題などに興味を持つようになっていきました。
そのきっかけを作ってくれたのが新聞社だったので、自分が新聞社に入り、ニュース離れ、新聞離れと言われている若い人達にも触れてもらえるような機会を作れたらな、と思って受けました。
シンアド就活:子供のころからニュースへの興味はあったのでしょうか。
尾野さん:そうですね。中学生の時に社会科の授業で、新聞を読んで気になった記事を週に1度ノートに切り貼りし、考察を書き込んで提出するという宿題があったんですよね。私はそれを、3年間毎回欠かさずに提出していました。1つでよかったのに、気になるニュースが4つも5つもあって複数提出していましたね。
それを見て自分はどう感じたのか、何を思うのか、と考えるのが楽しかったんです。先生が提出したものにコメントをくれるのですが、一つのニュースを通じて大人と会話ができるのが楽しいと思えたことも興味を持って取り組めた要因かもしれないですね。
科目の中でも社会科が一番好きでした。例えば、歴史の資料集には、近現代の章になると当時の写真も載っていますよね。そういった過去の記録が残っているのを見るのは、面白いと思いますね。昭和の未解決事件がドラマ化されたりすると、そういう実話のほうがリアリティがあって面白いなって。
シンアド就活:お話を伺っていて、この業界に入られた理由としては「好き」の要素が大きいのだと感じました。就活もやりたいことが明確になっていたのではないですか。
尾野さん:いいえ、当時はとりあえずマスコミに行きたいという気持ちが先走っていましたね。なんとか接点を見つけていたというぐらいで、周囲が早くから軸を持って活動しているのに対し、何か一つ、これがやりたいという根っこの部分に気づくのに、すごく時間がかかってしまった方でした。
業界に限らずなのですが、時間がかかることを前提に、就活もゴールを決めたら、取り組むまでのスピードを速めることを意識した方がいいと思います。
伝えるときは「簡潔に」「印象に残るように」
シンアド就活:業界を目指す上での具体的なアドバイスもあるでしょうか?
尾野さん:時事問題の対策と作文ですね。時事問題であれば、新聞を毎日読むことはもちろん良いのですが、ニュース検定のテキストや新聞ダイジェストなどを併用すると効果的だと思います。最初はただ見ているだけでは頭に入ってこないので、傾向と対策のために問題集を使ったほうがいいかもしれません。
作文に関しては、いきなり書こうとしてもなかなかオチをつけて書けるものではないので、3つぐらいはストックを用意しておいて、どんなお題が出てきてもその3つの内からアレンジして書けるようにしておくといいと思います。
シンアド就活:最後に就活生へのメッセージをお願い致します!
尾野さん:メッセージですか(笑)そんな大それたこと言える立場ではないのですが。
面接は自分が良いと思っていても、相手に伝わっているかは分からないので「この伝わり方で問題ないだろうか?」と、常に気にしながら客観的に自分を見つめて話すことが大切だと思います。
どうしたら他者と差別化できるのか、どのように言語化して相手に伝えるのか、意識できるといいですね!
同じ業界の志望者同士集まって、面接や作文対策を行うと、客観的なフィードバックがもらえたり、友達の話す仕草やエピソードから学ぶことも多いですよ。
――尾野さん、貴重なお話ありがとうございました!
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