就活/準備 2023.03.15
コミュ障でも就活を乗り切る5つのワザ

目次 [非表示]

    他人と意思疎通が取りづらい、いわゆる「コミュ障」。繊細な人にとって就職活動はかなり悪戦苦闘しますよね。初対面の人に短時間で自分をアピールしなければいけない場所では、何をしたらいいのか分からず慌てがちです。後から思い出して赤面するミスをし、余計に萎縮する悪循環も。ここではそんなコミュ障が就職活動を乗り切る5つのコツを紹介します。

    面接官やOBと会う時には最初の5秒は笑顔を心掛けよう

    人間は視覚からほとんどの情報を得ようとします。面接官も同様に、あなたと 一緒に仕事が出来るかどうか、ふさわしい人間かを判断しようとしているのです。

    心理学者メラビアンの法則では、第一印象は3秒から5秒と極めて少ない時間で決定されるとされています。まずは見た目でどのような人物かを判断し、続けて声や話し方も加えて、総合的にどのような人物かを決定します。

    この法則に当てはめると、面接室にはいった瞬間やOBに会った瞬間から10秒足らずで第一印象は決定されてしまっていることが理解できますね。せっかく面接やOB訪問を受けるのであれば「一緒に仕事をしたい」と思ってもらいましょう。
     
    こうした時間が限られた中で、 コミュ障の人が好印象を与えるには、「笑顔」が一番手軽でオススメです。

    笑顔には好印象を与えるだけではありません。自信があると思わせ、相手の心を開きやすくする効果があります。さらに相手の緊張をほぐすだけではなく、自分自身の緊張をほぐすことができ、自然な笑顔と会話を生み出すきっかけになります。

    最初は無理矢理でも問題ありません。無理に作った笑顔でも脳が錯覚を起こし、楽しい気持ちにさせる脳内物質が分泌されます。 ぎこちなくとも、その後の会話も円滑にしやすくします。
     
    では、反対にガチガチに緊張した顔で面接官に会ったらどう感じるでしょうか。

    取引先に連れて行った場合などを想定してみると、緊張した態度では周囲もなんとなくぎこちなくさせてしまうことが、容易に想像できますよね。このことから自分の表情が、相手に与える印象やその後の態度を大幅に変えてしまうということが想像できると思います。

    OB訪問も同様です。他の社員を紹介してくれたり、社内へ訪れる場合もあります。無表情で緊張した面持ちでは、得られる情報も少なくなってしまいます。選考過程の一つであることをしっかりと押さえた上で、まずは笑顔を心がけましょう。
     
    ただし、笑顔にも注意点があります。質問や面接の受け答え中にずっと笑顔でいるのも、ふざけていると誤解され、悪い印象に繋がってしまう場合もあります。 面接の受け答えは笑っても口角を上げる程度にとどめ、メリハリをつけた会話を心がけましょう。

     

    喋り過ぎは厳禁!相手の話をよく聞いてから答えよう

    コミュ障の就職活動の失敗談でよく挙げられるのは、 意外にも「つい喋り過ぎる」という話が挙げられます。

    自分を頑張ってアピールしたと思って、話を詰め込んだだけではうまくいかないのも当然です。いつもと違う状況に戸惑ってしまうのも分かりますが、聞かれてもないことまで話してしまって悪い印象がついてしまうのは考えもの。

    面接やOB訪問、グループワークでは相手があってこそ成り立つものということをしっかり押さえて上で対策を立てましょう。
     
    一般的にコミュ障と呼ばれる人の中には、「相手の話を聞かない」もしくは「相手の話をきちんと理解しない」という部分で、人から嫌煙される人がいます。面接やグループワークで、頓珍漢な発言をしてしまう人もこのタイプといえるでしょう。

    こうした人は、個性をアピールしようとするあまりに悪目立ちしてしまい、余計な印象を持たれてしまいます。特に面接では、ある程度の形式があり、それに沿って質問に答えるのがベターです。面接官側からすれば、仕事を一緒に行うにあたって、指示を的確に汲み取り、理解力のある人を雇いたいと思っています。
     
    例えば自分が友達に対し、「好きなサンドイッチの具は何か」と聞いたとしましょう。友達は「たらこ」と、好きな「おにぎり」の具を答えた上で、その後ずっとたらこに関するウンチクを語り出したら、あなたは戸惑うのではないでしょうか?好きなサンドイッチの具を答えて欲しいのに、見当はずれな答えを返されたら、誰だって困りますよね。

    面接もグループワークも同様です。自分の話を一方的にするのではなく、 一呼吸おいて「相手が何を求めて質問しているのか」「どんな会話の流れか」を意識して就職活動に臨みましょう。

    返答に時間を要する場合は「少し考えさせてください」と申し出れば待ってくれます。はじめは自分のできる範囲で構いません。相手の話を理解することに集中しましょう。

    相手の話をよく整理して、自分と周囲の理解を深めよう

    コミュ障の人達を悩ませる就職活動の一つとして挙げられるものが、「グループワーク」です。

    インターン選考や、本選考では「グループディスカッション」がよく実施されています。コミュ障にとっては発言の機会が掴みにくい上に、ようやく掴んだら何が話し合われているのか分からず要領を得ない発言をしてしまいがちです。

    このように限られた時間で、たくさんの情報が溢れてしまい、情報を整理しているうちに終わってしまうパターンが多いかと思います。議論が白熱すると周囲も何が問題か分かりにくくなるので、状況の整理を踏まえた上で「今は何が問題か」ということをグループの仲間にその都度質問し、確認してみましょう。
     
    簡単な質問は、話し合いの軌道修正や話のアウトプットに手軽に貢献できます。

    さらに、少ない口数で論点を把握しやすいポジションを得ることができて一石二鳥です。ほとんどの場合「今は何が問題ですか?」という質問は直接自分の評価に悪影響を受けることはありません。

    むしろ、その場の状況の軌道修正ができるので重宝される存在です。 どの役職でも関係なく自分も理解を深め、人が気持ちよくアウトプット出来るように話を整理するクセをつけましょう。 慣れてくると話を要約して、うまく議論を発展させることもできます。

    まずは話の流れを掴むことから始め、少しずつ話を整理する練習を積み重ねていきましょう。

     

    面接官やOB、「話をよく聞くスキル」で自分をうまくアピールしよう

    コミュ障の中には あまり喋らない代わりに、聞き上手と呼ばれる人もいます。

    コミュニケーションは、前述の通り、自分の話をすることがコミュニケーションではありません。面接官やグループワークの仲間、OBやOGがいてこそ成り立つものです。就職した後でも 「話を聞く能力」は評価され、応用が効きやすいのが特徴です。
     
    自分の話を要領よく相手に伝えることも勿論重要ですが、この人に話を聞いてもらえて良かったと思わせることも、立派で誇れるスキルです。この「話をよく聞くスキル」は「傾聴」といい、カウンセラーがよく用いるカウンセリングの手法です。

    ただ面接ともなると、単に話がよく聞けるということだけでは長所になり得ません。面接官に十分にアピールしにくいのが悩ましいところですよね。
     
    まず、ただ流されるままに話を聞くことが傾聴ではありません。 相手の話を引き出し、能動的に話を聞く姿勢が「傾聴」ですので、ただ話を聞くといった認識と間違えないように注意しましょう。

    具体的には、適切な相槌と相手が理解しやすい質問を挟むことが大切です。一方的に話を遮って話してしまうと「本当に傾聴しているのか?」と面接官に疑われてしまうので注意しましょう。
     
    「傾聴」に関しては、他の就活生も長所としてアピールしやすいので、学生生活や、友人たちとのエピソードの中で具体的に何が役立ったかをまとめて自分ならではのものをアピールしましょう。

    必要であれば事前に、家族や友人に頼んでどんな部分で役立ったか一緒に話をまとめておくと各段に話しやすくなります。就職活動はどんな場合であれ、一人では成り立ちません。自分と相手の状況を的確に判断し、気持ちよく質問をしあえる状況を作りましょう。

    自分のメンタルもたまには労って就活しよう

    就活は常に自分の価値を突きつけられるため、ストレスも多く感じることでしょう。

    内向的で繊細な人にとって疲れを感じるのは当然のことです。就活中はうまく自分の心をリセットさせ、息詰まらないようにする工夫も必要になってきます。 少し元気があれば、軽い運動やストレッチ、美味しいものを食べに行くのもオススメ です。

    また、 自分一人だけの時間を作ることも必要 になってきます。息抜きのコツは就職活動を意識しないことと、息抜きする期間を決めてゆっくり過ごすことです。自分のメンタルも回復させれば、就職活動の姿勢も変化します。

    良い結果を聞くためにも自分に合ったストレス解消法を見つけ、就職活動を乗り切りましょう。

     

    新着イベント
    この記事に関連した記事
    あなたにおススメの記事
    2026年3月卒業予定の方
    2025年3月卒業予定の方