就活/準備 2019.01.21
【ロジカルシンキング】就活において重要な理由とは

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    論理的思考を意味する「ロジカルシンキング」という言葉をご存知ですか。ビジネスに必要なスキルで、学生のころから身に付けているといいでしょう。
    就職活動中の書類や面接でロジカルシンキングができると、高い評価をもらえるかもしれません。これから、ロジカルシンキングについてご説明しますので、参考にしてみてください。

     

    ロジカルシンキングとは、どのようなことか?

    ロジカルシンキングの日本語訳は「論理的思考」で、筋道を立ててから、物事を考えて伝えることです。つまり、複雑なことを整理や分析して、結論をわかりやすく示すことを表します。ビジネスの会話では、「伝わりやすさ」を意識することが大切です。

    営業や商談では、時間が限られている中で説明をして、相手に興味を持ってもらわなければなりません。よって、ロジカルシンキングを用いた会話が重要視されます

     

    ロジカルシンキングは、就職活動にも役立つ!

    ロジカルシンキングが身に付いていると、就職活動に役立ちます。
    例えば、履歴書やエントリーシートをシンプルかつ分かりやすく書けば、採用者に言いたいことが伝わりやすくなるでしょう。面接の質問にも、的確で簡潔に答えられるようになります。

    ロジカルシンキングができると、問題解決能力があると判断され、高い評価になる可能性もあるのです。筋道を立てて物事が考えられるので、ビジネスで重要な「伝わりやすい会話」のスキルがあるとみなされます。

    ロジカルシンキングに基づいた自己分析をすることで、書類や面接選考の時に説得力を増すことができます。特に志望動機や自己PRの場面で役立つでしょう。応募者が多い企業では、書類面接で候補者を絞ることがあります。
    つまり、採用者が印象に残る履歴書やエントリーシートを提出しなくてはならないのです。志望動機や自己PRは採用者が候補を絞る時に重要視する項目で、文章が分かりやすいと好印象になります。

    また、グループディスカッションをする場合、ロジカルシンキングを用いた分析や話し方をすれば、活躍できるでしょう。話す内容に説得力が増すため、いい評価を得る可能性が高いです。

    面接では、自分のセールスポイントを説明し、自己PRをする機会があります。その時に、ロジカルシンキングに基づいた説明をすることで、自分がなりたい将来の姿を示すことができるでしょう
    それと同時に、その会社に就職したいことのアピールをすることも可能です。

    例えば、受ける企業が化粧や栄養食品を扱っているとします。書類や面接で、「私の夢は、多くの人が栄養食品や化粧で元気になることです。」という大きな夢を最初に話すのです。その後、「そのために、栄養の勉強をしています。」「その夢を叶えるためには、御社が最適で働きたいと思いました。」と伝えます。最終的な目標を最初に言うことで、相手がイメージしやすく、言いたいことが伝わりやすいのです。

    就職活動では、うまくいかずに落ち込む時もあります。就職活動がスムーズにいかない原因を分析し、対応策を考えることが必要です。
    その時、ロジカルシンキングが身に付いていれば、合理的に解決できるかもしれません

    例えば、「面接が上手ではない」と結論が出れば、そのために行うことを考えられるでしょう。友達と面接の練習を繰り返す、就職エージェントのプロに指導してもらうなどの解決策を導くことができます。
    ロジカルシンキングは書類や面接に使えるだけでなく、現在の状況を把握していい方向に導く手助けにもなるでしょう

     

    ロジカルシンキングの手法とは?

    ロジカルシンキングの手法として、ミーシーと呼ばれる「MECE」があります。「お互いに」を表すMutually、「重複せず」のExclusive、「全体的に」のCollectively、「漏れがない」のExhaustiveの頭文字です。
    つまり、情報を漏れがなく、重複なく分けていくという方法を表しています。ロジカルシンキングを用いて問題解決する時は、解決に向けた重要項目を具体的に出すことが大切です。

    その後、一つずつ項目に分けて、MECEに当てはまるか見ていき、項目に漏れや重複がないか確認します。もし、漏れがあった場合は項目を足すことができ、重複している時は関連性の高い方の項目を残していくのです。
    その結果、問題解決の対応策を決める時に、大切な項目を最優先することができます。また、見落としや重複を防げるため、効率的に物事が考えられるのです。

    So what?/ Why so?」という手法もあります。
    So what?は「何が言いたいのか」、Why so?は「なぜ、そうなるのか」を意味するものです。これを繰り返しながら物事を考えると、深く掘り下げた思考ができます。

    また、思考過程の段階を木のように層にして組み立てて並べた図である「ロジックツリー」を用いることも効果的です。ロジックツリーは必要項目を網羅して把握できるため、重要な物事の見落としがなくなります
    つまり、1つの問題を多くの視点から考えることができ、最終的な結論の説得力が増すのです。具体的なイメージが付きやすく、短時間で問題を解決しやすくなります。

    「MECE」と「So what?/ Why so?」の手法は、併用することで効果が増すでしょう。最初に問題を提起し、「So what?/ Why so?」で言いたいことや原因を書き出します。

    ロジックツリーの図で示して問題分析すれば、重要項目を目で見て把握することが可能です。
    その後、「MECE」で重複している内容を探します。足りない項目も探し、追加していくといいでしょう。2つの手法を併用することで、効率的に重要項目の分析ができます

     

    ロジカルシンキングを身に付けるためには?

    ロジカルシンキングを身に付けるためには、ノウハウや正しい知識を知り、日常生活の中で実践を繰り返すことが大切です。まず、物事を説明する時は、結論から考えて話すようにしましょう

    例えば、「結論は○○です。」とはっきりさせてから、「1つ目は~」と順番に話していけばいいのです。結論が明確になっていることで、聞き手は話す内容をイメージしやくなります。
    もし、結論が分からずにダラダラ話していると、聞き手はつまらなくなってしまうのです。

    物事を考える時は、です。問題が起きた時には、「なぜ、そうなったか」を考えましょう。
    解決策が見つかった時も「なぜ、それがいいと思ったのか」を考えていきます。これらを繰り返すとロジカルシンキングが身に付き、重要な項目を見つけやすいのです。

    「なぜ」を繰り返すこともポイント

    また、仮説を立てて分析する時は、紙に書き出すと分かりやすくなるでしょう。一つ目の仮説検証を行い、納得がいかない時は次の仮説を立てていきます。
    思いつきで考えていくよりも、合理的に結論が出せるのです。

    「客観的事実」と「個人の解釈」を分けて考える習慣もつけておきましょう。個人の解釈だけで会話をすると、その人の視点でしか物事を考えられなくなり、相手に不快な思いをさせることもあります。
    就職活動やビジネスでは、事実と解釈をはっきり分けて説明することが多いでしょう。
    プレゼンテーションでも、具体的な数値などの客観的事実を明確にしてから、個人の解釈を説明すると分かりやすいです。つまり、情報の切り分けができれば、話が伝わりやすくなります。

     

    ロジカルシンキングの手法は、日常生活でも使って身に付けておこう!

    ロジカルシンキングを用いた考え方ができると、就職活動に活用できます。その後のビジネスでも必要なスキルなので、身に付けておくといいでしょう
    分かりやすく伝わりやすい会話ができるようになります。まずは手法を理解して、日常生活でも取り入れてみるのが望ましいです。これを参考に、ロジカルシンキングを身に付けてください。

     

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