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人気ラーメン店「町田商店」や「豚山」など複数のラーメンブランドを全国に展開している「ギフトホールディングス」。
「シアワセを、自分から。」という経営理念のもと全国だけでなく世界を舞台に美味しいラーメンをお客様に提供しています。実は店舗の運営だけではなく、他社ラーメン店舗のプロデュースやコンサルティング、自社工場で麺やスープの製造も手がけるなど「ラーメン」を軸にビジネス領域の幅はかなり広いのが大きな特長。
世界一のラーメン企業を目標に掲げ、2025年10月時点で国内の店舗数は日本最大の889店舗、純利益は30億円と名実ともに国内最大のラーメンチェーンです。
ラーメン企業に就職した先にどんなキャリアが待っているのか。ギフトホールディングスで働く魅力とは。採用を担当する飯塚さん、ブロック長を勤める福永さんにお話を伺いました。
〈プロフィール〉
世界一のラーメン企業を目指すギフトホールディングスの強みとは
--------まずは現在展開されている事業について簡単に教えていただけますか。
飯塚:現在ラーメンを軸とした4つの事業を展開しています。
1つ目として直営店事業部があり、全国に約180店舗を展開する家系ラーメン「町田商店」を中心に「豚山」や「元祖油堂」などの運営を手がけています。
2つ目がプロデュース・コンサルティング事業です。直営店の運営で培ってきたノウハウを、日本中にいらっしゃるラーメン屋をやってみたいというオーナー様にお伝えして、夢を叶えるお手伝いをしています。
3つ目が製造事業になります。現在国内に8つの自社工場を所持しています。そこで麺、タレ、スープ、チャーシューといったラーメンに欠かせない素材を自ら生産しています。そこで作り上げたこだわりの素材を直営店はもちろん、先ほどのプロデュース・コンサルティング事業で立ち上げたお店にも卸させていただいています。
最後が現在力を入れている海外事業になります。「世界一のラーメン企業を目指す」という目標のもと、東南アジア・アメリカ、最近ではヨーロッパのスイスといった場所で店舗展開やコンサルティングを行なっています。
--------国内には数多くの飲食チェーンが存在しますが、その中でもギフトホールディングスの強みや特長はどういったところにあるのでしょうか。
飯塚:扱っている商品がラーメンだけ、というのは大きな特長だと思います。多くの飲食チェーンが例えば焼肉や寿司といった複数ジャンルで店舗を展開する中で、私たちはあくまでラーメン一本で事業展開をしています。創業から16年間ラーメンのみを追求してきたラーメン屋のプロフェッショナルです。
例えば、直営店事業部はただ店舗の運営をしている訳ではなく、店舗展開の物件を日本中のテナントから選定する物件開発、店舗の設計やレイアウトといったデザイン・図面作成、アプリ開発なども含まれます。みなさんが想像される以上にたくさんの業務を一から自分たちで行えるのが大きな強みですね。
--------製造から運営、コンサルまで一気通貫で行うことで商品クオリティも担保できる訳ですね。業績が上向きになれば他のジャンルへ手を伸ばしたくなるように感じますが…。
飯塚:実は私たちが扱うラーメンという市場はまだまだ大きな可能性を秘めています。例えば牛丼やハンバーガーといったジャンルでは、業界シェアの上位3社で日本全体の90%を占めています。その中に新規参入するハードルの高さは想像に難くないと思います。一方でラーメン屋さんは裏を返すとまだまだ個人店での出店が多いという市場の特徴があります。
現在889店舗を全国に展開し日本一の店舗数を誇るギフトホールディングスですら、業界内のシェアは4.4%に過ぎません。業界全体で見ても上位3社で10%ほどしか握れていないんです。裏を返せば日本国内だけを見てもまだまだチェーン展開の可能性に溢れています。
海外も同様に日本食で有名なお寿司や天ぷら、うどんといった店舗は4万件以上が展開されている中で、ラーメンはまだ2万7000店ほどしか進出していません。市場規模だけで見ても日本の10倍以上のマーケットが存在しているので、実は他のジャンルと比べてもまだまだ伸びしろがある商材だと思います。
「ラーメン屋店長」から歩むキャリアステップとは。
--------では新卒でギフトホールディングスに入社されたお二人が今どのような業務を担当されているか教えていただけますか。
福永:私は現在ブロック長、いわゆるエリアマネージャーという役職に就いています。東京の足立区〜埼玉の越谷・草加、千葉の柏エリアにある10店舗の管理が主な業務内容です。基本は各店舗を回り、売り上げの確認や商品の仕込み、清掃のチェックなどを行いながら店舗責任者と面談などをしてお店をより良くするための方法を日々考えています。
あとは個人的に任されている業務としてキッチンカーも担当しておりまして、1号店の運営と作成中の二号店の設計部分を一緒に携わらせていただいています。
飯塚:私はいま新卒採用課に所属しています。なのでこの記事を読む新卒の学生さんたちを中心にお仕事をしています。自分の担当学生を持ち、その人が本当にやりたいことを一緒に見出しながら私たちの魅力を伝え、人生の選択の中でギフトホールディングスを選んでもらうことが最終目標になります。
それに付随して採用のイベントや説明会に登壇して、直接みなさんにギフトホールディングスの魅力を伝える機会も多々あります。
--------お二人とも店舗での店長経験を経て今の役職に就かれていますが、そこを志した理由は何だったのでしょうか。
福永:私はより多くの人に影響を与えたいと思い役職の希望を出しましたね。店長という立場では1店舗あたりの社員とキャスト(アルバイト)含めて多くて30人ほどですが、ブロック長では200〜300人規模の人たちに影響を与えることになります。
私はやっぱりギフトホールディングス、そして掲げる理念が好きなんです。それを多くの人にもっと広めたいと思った時に、やはり上の立場に立つことが最短の近道だと思いキャリアを考えました。
飯塚:私自身も入社した当時は早く店長になってマネジメントをしたいという気持ちがとても大きかったんです。ただ、実際に店長を経験してみるとやっぱり人の成長を見るのが嬉しかったです。
ブロック長と同じように、店長も店舗で働くキャストさんの人生における貴重なアルバイト経験を託される訳です。それはその子たちの人生にも大きな影響を与えますし、ひいてはそのご家族の人生にも影響を与えることにつながります。そういった一人ひとりの人生を背負わせてもらいながら、その子たちのためになることってどんなことがあるんだと考える時間が本当に楽しかったんです。
その人の人生のきっかけに立ち会える人になりたいという目標ができ、それが一番できるのはどこだろうと考えて新卒採用課を志望するようになりました。
福永:私も同様に人の成長を間近で見れることにはやりがいを感じています。自分が店長だった時に右も左もわからずに入ってきた新卒の子が店長になった時にはやはり感慨深いものですね。人の成長を最前線で見られる訳ですから。
--------そのきっかけを飯塚さんは作られている訳ですね。
飯塚:ありがとうございます。キャリアの選択肢としては多種多様なルートがあると思います。ただそれはあくまで「店舗」という目線を理解していることが必須だと私たちは考えています。現場視点、現場起点の意思決定がどこの部署でもできることが最低限の基礎になります。
定期的なキャリアアンケート、ブロック長や営業部長との月に一回の面談といった機会で「将来こんなことに挑戦したい」と意思表示してくれれば、必ず「そこに行くためにはこんな力がもっと必要だね」とアドバイスをもらえると思います。
誰もが本気で向き合ってくれる環境。
--------失礼ながら「飲食業界」という言葉のイメージだけで就活生が避けてしまう印象もあります。
福永:私は抵抗はなかったのですが、同級生の一部からは「大学まで出てなんで飲食なの?しかもラーメン?」と言われることもありました。それで逆に火がついて「数年後にはその人たちを見返すくらい稼いでやるぞ」と意気込んでましたね。
飯塚:やはり「大丈夫?」と心配されることはありました。ただ私自身はどんな会社に入って、どんなことに挑戦する時でも、やはりその根幹を知っておくべきだと感じていました。
ギフトホールディングスが打ち出す世界一の目標。その景色を見る一員になれること。私はそれにとてもワクワクしたので、魅力的に感じていましたね。
------お二人は就活生の時に何に魅力を感じてギフトホールディングスを選んだのでしょうか。
福永:就活軸としては成果を出した分だけ評価される世界で頑張りたいという思いからギフトホールディングスがマッチした形になります。私は沖縄出身で大学まで在住していたのですが、沖縄には家系ラーメンの店舗はなかったんです。
そこで3日間都内の店舗でインターンをさせてもらいました。「ラーメン屋で働くのは初めてだし、優しく教えてもらえるのかな」とイメージしていたんです。ところがたった3日間、職場体験に来たような学生に対しても「お客様に出す商品だからね」と、そのこだわりと熱量を本気で伝えてくれたんです。こういう人たちと私も本気で向き合って働いていきたいと、人の魅力が一番の理由だったと思います。
飯塚:私は誰と一緒にいるかで自分の成長の伸びしろが変わると思っていました。高校時代に野球部に所属していた時の恩師がとにかく厳しい人で…。でもその方の言葉の一つひとつが私の目を見て本気で語りかけてくれたんです。振り返ってもその当時が一番成長できたと実感できたこともあり、人を軸に就活をしていました。
ギフトホールディングスはたまたま就活エージェントの方が薦めてくれたのですが、説明会や面談のたびに、社員の方々から一人の就活生ではなく私個人のことをしっかりと見て、アドバイスをいただけたことが印象的でしたね。
実際に店舗で働く人たちを見ても、お店に入った瞬間、目の前まで駆け寄ってきて笑顔で「何名さまですか」と笑顔で聞いてくれて…たった10〜15分という短い時間の中でまた来たいと自然に思える人間力がお店にあると感じました。この人たちと一緒に働けば自分も成長できると素直に感じた部分が大きかったですね。
------実際に店舗に配属された後はいかがでしたか?
福永:シンプルに大変な時期ももちろんありました。店長として自分のお店を任されるということは一つの小さな企業を経営するのと一緒ですから。月に1000万円の売り上げがあったとして年間1億円以上の規模の経営を20代前半で経験できるのはなかなかないんじゃないでしょうか。
ただあくまで個人店ではないのでフォローしてくれる体制は整っています。ブロック長や他店の店長には何度も助けてもらいましたし、逆にその人たちが厳しい時には私も体を張って助ようとする関係性はギフトホールディングスではより強くありますね。
飯塚:最初の頃はキャストの方々への教育や適材適所な人員配置に苦労した時期もありましたね。やはり私たちの強みはキャストの方々を含めて全員がギフトホールディングスの理念や理想の営業を理解していることにあると思います。そのためにも理念研修やオリエンテーションをかなり時間をかけて行っています。もちろん「お金を稼ぐためのアルバイト」ではあるものの、仕事自体を好きになってもらえるようなアプローチができるように色んな人にアドバイスをいただきましたね。
誰かのために頑張れた経験。
------飯塚さんは野球部、福永さんはサッカー部ということで二人とも体育会系出身でいらっしゃいます。体育会系出身者も多く採用されていますが、ギフトホールディングスとの親和性はどんなところにあるのでしょうか。
福永:私たちはラーメン一本にこだわりをもって、それを通して人の教育や成長を考えている訳ですが、一つの物事をやり抜く力といった意味では部活動に集中して取り組んだ経験は活かされると思います。
飯塚:チームスポーツをしている方であれば、組織の中で自分の役割を見つけて動くことが上手ですし、個人競技をしている方は目標達成に対する意欲や、そのために必要なことを逆算するのが得意な印象があります。
店舗であろうがどんな部署であろうが全体で一丸となって世界一に挑戦しているので。一人だけが成長すれば良いのではなく、全員が成長してレベルを上げないと結果はついてこないと考えています。
福永:部長一人が頑張ってもチームは強くなりません。店舗も同じで、店長だけ頑張ってもお店の状況って良くならないんです。リーダーシップを取って周囲も巻き込みながら上のステージを目指すことで初めて全体が成長することを、体育会系の学生さんは身に染みて理解しているんじゃないでしょうか。
ギフトホールディングスは経営理念として『シアワセを、自分から。』を掲げています。行動に移すための原動力は自分のためではあるものの、家族や大切な人など誰かのために行う方がより強いエネルギーになると考えています。
私が怪我で試合に出れず腐りかけていた時、どれだけ周囲の仲間に支えられたか。復帰した試合ではより一層仲間のために闘う気持ちが強まったことを覚えています。「誰かのために」という気持ちを持っている方はギフトホールディングスではすごく輝く存在になると思います。
------最後にギフトホールディングスを目指す学生さんへメッセージをお願いできますでしょうか。
福永:ギフトは真剣に世界一のラーメン企業を目指しています。社員・キャスト関係なく、その理念を通して周りの仲間やお客さまに影響を与える仕事は想像以上に壮大で楽しい仕事だと感じてもらいたいですね。
飯塚:まだこの世に存在しない「ラーメン業界の世界一」という存在。ラーメンといったら町田商店、ギフトだと言われる世界を作るビジョンは他の追随を許さないと感じています。プライム市場に上場して時価総額が600億円を超えようが、世界一になるにはまだまだこれから全員で一丸となって作り上げていく会社なんです。
ギフトホールディングスでしか掴み取れない価値が一人ひとりに必ずあると信じています。
------ありがとうございました。
ありがとうございました。












