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三菱商事のエントリーシート項目
・Q: あなたがリーダーシップを発揮した経験の中で、最もインパクトの大きなものについて、関係者とどのように信頼関係を築いたのかを含めて、具体的に説明してください。 ※上記の4つの中から1つ選ぶ ※400文字以内
・Q: あなたが自分の殻を破り成長したと思う経験のうち、最も困難を伴ったものについて、途中でチャレンジを諦めなかった理由も含めて具体的に記してください。※400文字以内
・Q: 三菱商事の「中期経営計画2018」を踏まえ、三菱商事だからこそ実現できると考える、あなたの夢や目標について記してください。 ※250文字以内
・Q: あなたらしさが最も表れている写真を2枚添付し、それぞれのエピソードを説明してください。
三菱商事のエントリーシート【実際のセンパイのES例】
就職活動時、2018年に卒業する先輩が三菱商事を受けたときに使用したエントリーシートです。
Q: これまでの学生生活の中で挙げた実績や経験を教えてください。※50文字以内を4つ
・他団体イベントを演出面で支援するサークルの代表として、会員600人を支える「内部の仕組み作り」に尽力
・サークル活動にてプロのアーティストとのコラボ企画を立案、成功を収めサークルの活動範囲の拡大に貢献
・ゼミ活動にて、東日本大震災被災地のドキュメンタリー制作、現地行政と共に上映会を開催・日本一の規模を誇る学園祭にて、運営団体・出演する23団体
・大学を巻き込みステージの規模拡大
Q: あなたがリーダーシップを発揮した経験の中で、最もインパクトの大きなものについて、関係者とどのように信頼関係を築いたのかを含めて、具体的に説明してください。
※上記の4つの中から1つ選ぶ※400文字以内
前提:会員数600人。活動は、他団体から年間250件の依頼を請け機材演出等でイベント運営を演出面で支援するというものである。
問題:依頼の増加に伴う活動の質の低下。
改善の軸:①意欲的に参加してくれる人数を増やす環境作り②全員が高いクオリティで依頼に応えられる仕組み作り。
意識:多様な人・組織をまとめるために【論理と情熱】を意識した。
①論理→異なる価値観を持つ人に唯一共通するものが「論理」であると考えた。論理性を担保するために、大量の情報を根拠にメリットを明確化してアウトプットした。これにより会員が自らの成長をイメージしやすい論理的な施策を提案できた。
②情熱→納得できる論理性があっても心が動かなければ行動には繋がらないと考え、「粘り強さ」と「魅力的なビジョンの共有」の2点を意識して行動した。
結果:会員と強い信頼関係を築くことができた。また、参加度は昨年度の3倍になり依頼者からも高い満足度を得た。
Q: あなたが自分の殻を破り成長したと思う経験のうち、最も困難を伴ったものについて、途中でチャレンジを諦めなかった理由も含めて具体的に記してください。※400文字以内
前提:サークルでイベントを企画・運営する活動を行い、企画統括を務めた。
問題:サークルの中で挑戦する風潮が失われ、イベント企画により得られる「新規団体の開拓」という意図が形骸化していた。
解決策:『プロのアーティストの舞台演出』という挑戦的な企画を立案、企画運営を通じてサークル活動の幅を広げ、会員のやりがいを更に大きくしようと考えた。
困難の克服:前例がないことから「上級生から賛同が得られない」という困難に直面した。以前の私は嫌われる恐怖から意見の衝突を避ける傾向にあった。しかし【自分の思いで関わる人全員を幸せにしたい】という強い信念を持っていたこと、そして【意見の衝突は企画成功のために必要な過程だ】と認識したことにより、諦めず上級生を説得できた。
結果:企画は大成功に終わり、プロから依頼を頂けるようになった。またこの経験で多様性が集結した組織の強さを感じ、多様性を肯定的に捉えるようになった。
Q: 三菱商事の「中期経営計画2018」を踏まえ、三菱商事だからこそ実現できると考える、あなたの夢や目標について記してください。
※250文字以内
「『事業投資』から『事業経営』へのシフト」という経営方針のもと、【自分の思い描くビジネスで多様な人・組織を巻き込み、大きな成果をあげる】という夢を実現させたい。私は会員数600人のサークルにおいて代表を務め、内部の仕組み作りを中心に団体経営を行った。この経験から、多様な人・組織をまとめ成果をあげるという総合商社の役割、中でも自分の思いでビジネスの体質を作る事業経営の形こそが最も理想の働き方であると考えた。また、社員訪問を通して貴社社員の価値観に共感したため、ぜひ貴社社員のもとで夢に挑戦したい。
Q: あなたらしさが最も表れている写真を2枚添付し、それぞれのエピソードを説明してください。
学園祭のステージ演出を担当するという活動において『多様な人を巻き込み、自分の思いで大きな感動を生み出せた経験』として印象的であるからだ。これからも多様な人を巻き込み大きな成果を挙げたいと実感した。
東日本大震災の被災地である福島県にてドキュメンタリー撮影を敢行、その際に密着取材をした小学生との一枚である。自分の力で誰かの悩みを解決し、そして笑顔にしていく喜びを感じさせてくれた貴重な経験であった。
三菱商事の面接について
三菱商事の選考フロー
選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度によって内容が変更する場合があります)
なお、新卒採用として代表的な総合職を基準にご紹介します。職種により選考フローが若干異なります。
②WEBテスト・書類提出(学業成績・顔写真)
③エントリーシート
④PR動画提出
⑤一次面接
⑥ニ次面接
⑦最終面接
WEBテスト
三菱商事は認知度が高く、日本の総合商社のトップに位置してきた人気の企業です。倍率は200倍程度になることもあると言われています。
三菱商事では自宅受験で2種類のWEBテストを行います。
一つ目はSPIで、分野は言語・非言語です。二つ目は玉手箱で、英語・法則性・性格診断です。
ボーダーは7-8割程度で他の商社に比べあまり高くないとは言われていますが、やはりSPI・玉手箱の形式慣れは必須です。
特に玉手箱はスピード重視で、形式を把握しているかどうかで回答率が変わってきます。抜かりない事前対策が必要です。
そして、三菱商事において特に注意しておくべきポイントとして、面接選考の間に、指定会場でWEBテストの再受験をする必要があります。
いわゆる「替え玉対策」で、SPIを最終面接前に行う場合が多いようです。
不正をしないことはもちろんですが、しばらく離れていると前より解きづらくなることも考えられますので、面接に進んでからもWEBテストの練習を重ねておくことがおすすめです。
■WEBテストは自宅受験のSPIと玉手箱
■SPI・玉手箱の形式慣れをしておくことがおすすめ
■玉手箱は特にスピードが求められる
■面接選考の過程でWEBテストの再受験が求められるため引き続きの対策が必要
エントリーシート
三菱商事はESでの通過率は高めと言われています。しかし、面接の話題の起点となる大切な資料となるため、面接で話すことを前提とした内容にしておくことが必要です。
特に、なぜ総合商社を志望し、その中でも三菱商事を志望するのかといった内容へと展開する書き方であることが大切です。
また、読みやすさ・わかりやすさ・印象に残りやすいポイントを作ることを心がけましょう。
ESの項目は、「志望動機」「学生時代の経験」「チームワークとリーダーシップ」「三菱商事だからこそ志望したい理由」の4つの視点が選考で重要となってきます。
■商社の中でも三菱商事を選んだ理由を明確に
■これまでの経験を語る上ではチームワークとリーダーシップに着目する
■ベーシックな設問に対しシンプルかつ真摯に答えることが好まれる
PR動画
三菱商事ではPR動画の選考があります。
指定の内容・時間を守り、聞き取りやすく理解しやすい動画になるよう心がけましょう。
話す内容だけでなく、表情・清潔感・話し方・話すスピードのような非言語的な印象が注目されます。笑顔を忘れず、身だしなみや話し方にも気を配りましょう。
■聴きやすさ・話のわかりやすさを意識した動画作りを
■身だしなみや表情等の印象面にも気を配る
■話し方や話すスピードにも注意する
面接
【一次面接】
志望動機や学生時代の経験等、基本的な内容を中心に問われます。
とはいえ倍率の高い超難関の選考が続くので、志望動機や自己分析を見直し、十分な事前準備をして臨む必要があります。
また、逆質問の時間が設けられる場合があるので、事前準備の時点で聞いておきたいことを考えておきましょう。
なお、選考には直接関係ありませんが、ベーシックな質問が続く面接において具体的な話を進めるには、可能な限り事前にOB・OG訪問をしておくことがおすすめです。
個人の企業研究ではわからない社員の生の声を聞き、印象に残った点を面接で話すことで、より志望度の高さを示せます。
また、自分自身が三菱商事に入った時のイメージもわきやすくなり、やりたいことを具体化できるきっかけとなるかもしれません。
【二次面接】
三菱商事では面接のなかで「ケース面接」というスタイルがとられることがあり、二次面接ではケース面接が行われる場合が多いといえます。
テーマを提示され、それに対する回答を考える時間が三分程度与えられた後に考えを発表するスタイルです。
残りの時間はテーマと発表に関するディスカッションや、通常の面接・逆質問等を行います。
ケース面接によって課題解決力・論理性・提案力が問われ、時事問題等にも興味を持って情報収集しているかが注目されます。
普段から新聞等でさまざまな情報に触れ、話題を自分なりに考えるくせをつけておきましょう。
また、自分なりにもケース面接の練習をしておくのがおすすめです。
【最終面接】
最終面接は単なる意思確認の場ではなく、落選する場合も多い難関の面接です。
他社ではなく三菱商事だからこそ志望する理由を明確に伝え、他社選考の進み具合も三菱商事への志望度の高さを踏まえて答えましょう。
志望度を問われる上で「希望の仕事につけなかったらどうするか」「やりたいことの内容は三菱商事でなくてもできるのではないか」等のネガティブチェックの質問が来ることがあります。
とっさにうまく答えられないこともあるかもしれませんが、第一志望であることは揺るぎないことをしっかり伝えることを前提にして「それでも三菱商事で働きたい」意思とその理由を真摯に答えられるようにしましょう。
全ての面接を通して共通でポイントとなる点を紹介します。
■三菱商事だからこそ志望する理由とやりたいことを明確に伝える
■総合商社のビジネスについて調べ、その中でも三菱商事の幅広い業務や特色を理解する
■できるだけOB・OG訪問を行い印象に残ったこと・気になったことを面接の内容や逆質問で話す
■過去の経験や自分の強みにおいてはチームワークとリーダーシップについてフォーカスすると良い
■ケース面接とネガティブチェックへの準備をしておく