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JR西日本のエントリーシート項目
・Q: あなたが学生生活で特に力を入れて取り組んだ学業や活動について具体的に教えてください。また、その経験をJR西日本でどのように活かしたいと思いますか。 ※各300文字以内
・Q: あなたを自由に表現してください。(あなたが夢中になったこと、強み、得意なことなど何でも結構です。) ※800文字以内
JR西日本のエントリーシート【実際のセンパイのES例】
就職活動時、大阪大学を2019年に卒業する先輩が西日本旅客鉄道(JR西日本)を受けたときに使用したエントリーシートです。
Q: JR西日本に関心を持った理由と、入社して取り組みたいこと、実現したいことを記入してください。 ※各300文字以内
【関心を持った理由】
貴社に関心を持ったのは、駅を中心とした街の魅力を高め、そこでの人々の暮らしを豊かにすることに貢献できると考えたためです。私は活気溢れる大阪という街が大好きです。自分のように、多くの人に住む街を好きになってもらいたいという夢があります。貴社に魅力を感じる点は以下の3点です。1鉄道事業に加え、SC開発やイベント開催で地域活性化に貢献している2CS向上の取り組みとしてお客様の声に真摯に対応し、駅や車内の設備やサービスの向上を実際に成功させている3「安全」を徹底しつつも、翻訳放送システム導入や海外企業との連携事業など、革新的な事業を行なっている。
私の夢を実現できるフィールドがあると感じ、貴社を志望いたしました。
【取り組みたいこと、実現したいこと】
取り組みたいことは2つあります。1つ目は沿線の魅力を高めることです。「この街に住み続けたい」と思えるような街づくりを、駅ナカの開発やイベント開催を通じて実現したいです。中でも地域の特性を活かしたイベントや、大学等との連携事業を通じ行う地域活性化に興味があります。
2つ目は訪日外国人のお客様に対する施策の立案です。オリンピックや大阪万博の開催で日本の観光需要が更に高まり、なにわ筋線の開通で関西空港へのアクセスが強化されます。そのため訪日観光客増加へのハード・ソフト両面からの対応が今以上に必要とされます。充実したサービス・施設作りに携わり、多くのお客様に快適な旅を楽しんでいただくことを目指したいです。
Q: あなたが学生生活で特に力を入れて取り組んだ学業や活動について具体的に教えてください。また、その経験をJR西日本でどのように活かしたいと思いますか。 ※各300文字以内
【取り組んだこと】
私が学生生活で特に力を入れて取り組んだのは野菜レストランでのキッチンアルバイトです。働き始めた頃は店がオープンしたばかりで制度が十分に整っておらず、オーナーの目指すビジョンもスタッフ内で共有出来ていませんでした。オーナーとスタッフ間で要望の齟齬が生じ、不満を抱え辞めていくスタッフが続出しました。スタッフが辞めることに対し、古株の自分に出来ることはないかと考え、私が行ったのが1オーナーと新スタッフ間の橋渡し役を務める、2スタッフに楽しく働いてもらうための雰囲気づくりです。結果として、取り組みを意識してから齟齬は解消され、スタッフが短期間で辞めてしまう状況は解決し、店づくりに貢献することが出来ました。
【活かし方】
私は上記の経験より、貴社においても人々の意見をまとめ調整することができると考えます。アルバイト先ではスタッフが各々異なる考えを持っており、まとまらない状況が続いていました。各々の意見を聞き皆が求めることが何かを考え、意見の橋渡し役を担うことで組織の皆が同じ方向を目指せるよう努めました。貴社はJR他社や沿線地域との繋がりが強く、他の会社や団体と連携して行う業務が多くあると思います。立場の異なる方々と協力して事業を行う際に出てくるのが意見や利害の対立です。私がアルバイトを通じて培った調整力は、双方の要求をまとめ適切な意思決定をして、皆の思いを込めた事業を実現するために欠かせない力だと思います。
Q: あなたを自由に表現してください。(あなたが夢中になったこと、強み、得意なことなど何でも結構です。) ※800文字以内
私の強みは自分が興味を持ったことに挑戦できることです。私が学生時代に行った大きなチャレンジが2つあります。
1つ目のチャレンジが転学部です。初め外国語学部生として入学したのですが、授業で学んだ英語学という学問と担当していた教授に魅せられ、徐々に「英語学を専門にしたい」、「この先生の下で学びたい」と考えるようになりました。持ち前の行動力で専修の教授や先輩に連絡を取り、勉強できる分野を伺い転学部を決断しました。新しい環境への不安はありましたが、自分の「やってみたい」気持ちを強く持ち毎日勉強に励み、試験に合格しました。転学部後は環境も友人も授業も全てが大きく変わり、そのギャップに悩むこともありましたが、信頼できる友人たちと学問を楽しむことが出来ている現在から振り返ればこの選択をして本当に良かったと思います。
2つ目のチャレンジが歯科助手アルバイトです。「学生の内に色々なことを経験したい」、「飲食店で培った接客力を活かしたい」という思いから始めました。好奇心から飛び込んだ職場は楽なものではなく、毎日が新しいことの連続です。アルバイトを始めてまだ2週間の頃、問診内容や用意するべき器具が分からず患者様の前でうろたえてしまったことがありました。患者様は真っ青な顔をされており、私の言動がその方を不安にさせてしまったと気付きました。この経験から、患者様の身体に関与するという職業柄上、慌てた姿を見せたり軽率な言葉を発したりして患者様を不安にさせてはならないのだと反省しました。またこの失敗は私の勉強不足が原因だと考え、以降は初めて聞いた単語を家で調べたり、歯科衛生士向けの本を読んだりして日々勉強しています。失敗を繰り返しつつも成長している実感を得られることがやりがいになっています。
以上の例のように、私には興味を持ったことに果敢に挑戦できるという強みがあり、この強みを貴社でも活かしたいと考えています。
JR西日本の面接について
JR西日本の選考フロー
選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度によって内容が変更する場合があります)
なお、新卒採用として代表的な総合職を基準にご紹介します。職種により選考フローが若干異なります。
また、人によって面接回数が異なる場合が多いのも特徴です。
②座談会等の採用イベント
③リクルーター面談(数回)
④エントリーシート
⑤WEBテスト
⑥一次面接
⑦最終面接
イベント参加とリクルーター面談がカギ
JR西日本の採用にはリクルーターがつくかどうか、そしてリクルーター面談で進んでいけるかどうかが重要なキーポイントとなります。
その前にまず、現場社員との座談会等の採用イベントに参加することが必須です。
イベント参加後にリクルーターから連絡があり、リクルーター面談が始まる流れになります。
採用イベントは早い時期から始まり、出席率の高さを重視される傾向にあります。
開催されるものは可能な限り全部出席することが前提です。
JR西日本の様々な業務を知る良いきっかけになりますので積極的に参加しましょう。
リクルーター面談はカフェ等で1時間程度の面談を行います。もちろん選考に関係する面談で、選考のワンステップとして考えておくと良いでしょう。
リラックスした雰囲気で和やかな面談が行われますが、志望動機等面接と同様の話題が出ます。
1時間中30分程度が逆質問になる場合もあり、それまでの企業研究等の準備や志望度の高さが試される機会と言えるでしょう。
リクルーター面談は数回行われ、その後2回程度の面接で内定が出るのが標準的なようです。
人によってはリクルーター面接中に内々定が出る人や、面接自体が一回程度になる人、リクルーター面談時に人事が加わって一次面接のようになった人等、実に様々なパターンがあるようです。
また、社員にOB・OGがいる場合リクルーターから声がかかりますが、実際につくリクルーターは必ずしも自分の出身大学卒とは限らないようです。
リクルーターによって面接のやり方や選考の進め方に多少差が出てくるので、やり方やニーズを読み取って少しでもスムーズに進めるよう心がけましょう。
■リクルーター面談によって選考が大きく左右する
■採用イベントの積極的な参加が前提
■リラックスしたリクルーター面談も採用の重要なステップ
■リクルーターのニーズを読み取り応える力と協調性が重視される
エントリーシート
JR西日本は認知度が高く、日々の鉄道利用で親しみを持っている人が多い人気の企業です。
鉄道業界に絞って就活をしている人は多く、中でも近畿・北陸・中国地方全域を中心とした広い地域をカバーするJR西日本を第一志望としている人は例年非常に多くなっています。
人気の高さから、ESの通過は難関だと言えます。
新幹線・在来線ともに日本の交通網のメインと言ってもよい路線を担うJR西日本をどのように支えたいのか、鉄道の中でもどうしてJR西日本が良いのかといった詳しく具体的な志望動機であることが大切です。
ESの項目は、「志望動機」「学生時代の経験」「JR西日本だからこそ志望したい理由」「入社後にやりたいこと・キャリアプラン」の4つの視点が選考で重要となってきます。
■鉄道業界を志望した理由を明確に
■鉄道業界の中でもJR西日本を選んだ理由を明確に
■志望動機は企業研究を踏まえて具体性のある表現を
■自分がJR西日本にどのように貢献したいかのビジョンをキャリアプランを交えて示す
■面接で掘り下げていくことを想定し話題が膨らませやすいES作りを
WEBテスト
JR西日本では自宅受験のWEBテストを実施しています。
形式はSPIで、言語・非言語・性格のテストが課されます。
難易度はあまり高くありませんが、SPIの形式慣れができるようにしておきましょう。
難易度は高くなくとも通過自体は難関で、ESとWEBテストでかなりの人数がしぼられると言われています。後悔のないよう十分に準備をしておくのが良いでしょう。
また、採用コースや年度によっては、玉手箱・GAB・クレペリン検査を行う場合があります。
■SPI形式のWEBテストを実施
■SPI形式に慣れておくことがおすすめ
■難易度は高くないが選考は難関のため十分な準備を
■採用コースや年度により玉手箱・GAB・クレペリン検査等行うことがある
面接
【一次面接】
一次面接は個人面接です。(進み方のパターンによってはグループ面接が行われる場合もあります。)
正式な面接としてオフィスで行われる場合や、リクルーターが横にいてカフェ等で行われる場合等、様々なパターンがあるようです。
JR西日本の面接はESから広げて志望動機や学生時代の経験等、基本的・一般的な内容を中心に進められます。
話題を深く掘り下げで行くのに対応できるよう、企業研究や自己分析を整理して十分に準備して臨みましょう。
特に、なぜ鉄道業界を志望するのか、中でもどうして私鉄他社等の鉄道会社ではなくJR西日本がいいのかという理由を明確に話せることが大切です。その上では同業他社研究も行って比較しながら考えを展開する必要があります。
JR西日本は、山陽新幹線や、周遊列車・カニツアー等の様々な旅・レジャーへと誘う花形の特急列車、在来線では大阪をはじめとする大都市圏の通勤電車から地域密着のローカル線まで様々な鉄道を運行し、それぞれに様々な状況や課題があります。さらに旅行の提案と促進・路線を中心とした街づくり等、一つの企業で様々な分野にわたる事業を展開しています。
その知識や考えを踏まえ、JR西日本について特に注目しているポイントや入社後にやってみたいことを話せるようにしておきましょう。
【最終面接】
最終面接は意思確認的なものではなく、最後の難関の選考です。
緊張感のある雰囲気で、圧迫面接の場合もあるようです。質問内容としては引き続きベーシックな内容を深めていきます。
JR西日本だからこそ志望している思いを、具体的な理由とともに熱意を持って伝えましょう。
鉄道網を支えたい・電車が好きという前提に加えて、もう一歩進んだ自分ならではの着眼点が評価され、興味の強さ・志望度の高さとして伝わることになります。
全ての面接を通して共通でポイントとなる点を紹介します。
■JR西日本だからこそ志望する理由とやりたいことを他社比較を交えて明確に
■鉄道運行に加えまちづくりや旅行業務等を含めたJR西日本の幅広い業務を理解する
■様々な種類の鉄道を運行し大都市から地方までカバーしていることを理解し経営面や事業展開の面から自分なりに考察する
■シンプル質問を深めていく上で自分ならではの考えやエピソードが伝えられるように十分に準備する