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JR東日本のエントリーシート項目
・Q:【営業・事業企画を選んだ方必須】テーマ:「JR東日本だからこそあなたが実現したいことはなんですか。また、その実現のためにあなたのこれまでの経験を具体的にどのように活かしますか。」 ※800文字以内
JR東日本のエントリーシート【実際のセンパイのES例】
就職活動時、一橋大学を2019年に卒業する先輩が東日本旅客鉄道(JR東日本)を受けたときに使用したエントリーシートです。
Q: あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験を交えて自己PRしてください。 ※タイトル30文字以内 本文400文字以内
スポーツでも頭を使えば状況は覆せる~底辺からレギュラーへ~
私の強みは小学生から続けてきた卓球の経験によって培った高い分析力だ。 私は小学校から卓球を続けており、大学の卓球部でもレギュラーになれる強い自信から卓球部に入部した。しかし実際に入部すると私の実力は最底辺だった。当初の自信は打ち砕かれ大きな挫折を味わった。私はその悔しさから、底辺からでもレギュラーになるという目標を掲げ、部活に取組んだ。
また漫然と練習に取組むのではなく、4年間という短期間でレギュラーになるには時間を無駄にせず、効率的に上達することが必要だと考えた。私は小学生で卓球を始めた頃から、必ず練習前に自分の課題分析を行ってきた。更に課題解決のためのプロセスを徹底的に考えることを毎日行ってきた。大学の卓球部においても今まで自分が行ってきたのと同じように、与えられた練習をこなすだけでなく、試行錯誤しながら自分なりに考え、練習を変えていった。その結果、今では準レギュラーになるまで成長した。
【営業・事業企画を選んだ方必須】
Q:テーマ:「JR東日本だからこそあなたが実現したいことはなんですか。また、その実現のためにあなたのこれまでの経験を具体的にどのように活かしますか。」 ※800文字以内
貴社の生活サービス事業に携わり、人々の生活に根ざしたまちづくりを実現したい。
私の住む街は高齢化が進み、駅前にはほとんど店がないほど寂れた住宅街だった。しかし近年、線路の大規模工事に伴い、駅周辺の再開発が行われた。その結果、駅舎は綺麗に生まれ変わり、駅前にはカフェや託児施設ができた。これにより若い人や子供も増え、元々住んでいた高齢者も積極的に外出するようになり、街全体が活気のある街へと変わった。このように私は駅と周辺が開発されたことで、街が明るい街に変わるところを目の当たりにした。この経験から私は生活に根ざした豊かなまちづくりに関わりたいと思った。
まちづくりを貴社で行いたい理由は、他の鉄道路線のどこよりも、街の個性に応じたまちづくりを志しているためだ。私はまちづくりによって、均質ではなく個性を大切にしたまちづくりがしたい。住民が自分の街に愛着を持ち、子供の代までそこに住み続けるような生活に根ざしたまちづくりが出来ると考えるためだ。さらに貴社は多様なエリアを持ちエリアごとに個性も異なる。それによって、まちづくりを行う自分自身も、その街のプロとして個性を理解し、住民に寄り添った開発をすることで、大きなやりがいと楽しみに繋がると考える。 私は貴社でのまちづくりの実現のために、小学生から続けている卓球によって培った高い分析力を活かしたい。卓球では、上達するために自分で課題を分析し、課題克服のプロセスを考え抜かなければならない。私は10年以上これを続けてきた。この経験から培った分析力は誰にも負けない。
まちづくりは十年以上かけて開発をする。結果が出てから課題を考えるのでは遅い。企画・進行の段階から課題を分析し、解決方法を考える必要がある。これはまさに私が卓球で行ってきたことである。そのため、私が卓球で培った高い分析力は、まちづくり事業推進の課題・進行プロセスの分析に大いに活かせると考える。
JR東日本の面接について
JR東日本の選考フロー
選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度によって内容が変更する場合があります)
なお、新卒採用として代表的な総合職を基準にご紹介します。職種により選考フローが若干異なります。
②エントリーシート
③WEBテスト
④グループディスカッション
⑤一次面接
⑥二次面接
⑦最終面接
エントリーシート
JR東日本は認知度が高く、日々の鉄道利用で親しみを持っている人が多い人気の企業です。
私たちの生活に近い安定感がある企業ということに加え、鉄道業界に絞って就活をしている人も多く、中でもJR東日本を第一志望としている人は例年非常に多くなっています。
人気の高さから、ESの通過は難関だと言えます。
「人々の生活を交通面から支えたい」ことが志望の基本になってくるといえますがそれだけでは弱く、どのように・どのような立場で支えたいのか、鉄道の中でもどうしてJR東日本なのかといった「一歩踏み込んだ志望動機」であることが大切です。
ESの項目は、「志望動機」「学生時代の経験」「JR東日本だからこそ志望したい理由」「入社後にやりたいこと・キャリアプラン」の4つの視点が選考で重要となってきます。
■鉄道業界を志望した理由を明確に
■鉄道業界の中でもJR東日本を選んだ理由を明確に
■志望動機のよくあるパターンで終わらないよう、一歩進んだ印象にのこるものに高める
■入社したら何がやりたいかのビジョンをしっかり伝える
■面接で掘り下げていくことを前提としたES作りを
WEBテスト
JR東日本ではテストセンター受験のWEBテストを実施しています。
形式はSPIで、言語・非言語・性格のテストが課されます。
難易度はあまり高くありませんが、SPIの形式慣れができるようにしておきましょう。
難易度は高くなくとも通過自体は難関で、半数程度しか進めないとも言われています。後悔のないよう十分に準備をしておくのが良いでしょう。
■テストセンターのSPI形式のWEBテストを実施
■SPI形式に慣れておくことがおすすめ
■難易度は高くないが選考は難関のため十分な準備を
グループディスカッション
過去に行われているグループディスカッションは、出されたテーマについて10分のディスカッションをした後で議論の結果の発表を行う形式です。
議論する範囲が広いテーマを短時間のディスカッションでまとめるのが特徴で、段取り良く議論をまとめないと結論が導き出せません。
つまり、発言内容だけでなく、積極性・協調性・提案力・議論を進める力等が評価されます。
■グループディスカッションは広いテーマを短時間で議論する
■企業研究や時事問題等、普段から幅広い話題に目を向けておく
■積極的に発言しグループとして議論をスムーズに進められるよう心がける
■メンバーの発言をよく聞き協調性を持って議論を進める
面接
【一次面接】
一次面接は個人面接で、グループディスカッションの後に行われる場合があります。
JR東日本の面接はベーシックな質問が多く、ESから広げて志望動機や学生時代の経験等、一般的な内容を中心に問われます。
ベーシックな質問だからこそ、人と違う自分ならではの回答ができるよう心がけましょう。
引き続き難関の選考が続きます。
話す内容だけでなく、聞き取りやすさ・わかりやすさ・姿勢良く笑顔でハキハキと答える姿等「与える印象」にも気を配りましょう。
【二次面接】
基本的には一次面接と内容は大きく変わりませんが、より深めた内容になっていきます。
ESの内容・企業研究・自己分析を振り返り、十分に準備して臨みましょう。
質問内容としては、なぜ鉄道業界を志望するのか、中でもどうして他の鉄道会社ではなくJR東日本がいいのかという理由を明確に持っているかどうかを問われます。
鉄道運行だけではなく、電車や新幹線の最新技術の開発・旅行の提案と促進・路線を中心とした街づくり等、多岐にわたる業務に目を向けて考えるようにすると良いでしょう。
その知識や考えを踏まえ、さらに総合職とエリア職の違いを理解した上で、JR東日本でやってみたいことをキャリアプランを交えながら話せるようにしておきましょう。
【最終面接】
最終面接は意思確認的なものではなく、最後の難関の選考です。
緊張感のある雰囲気で人によっては圧迫面接のように感じることもあるようですが、質問内容としては引き続きベーシックな内容です。
改めてJR東日本だからこそ志望したい理由を確認して、BtoC企業として顧客へのサービスを大切にする視点を持ち自信と熱意を持って話すようにしましょう。
全ての面接を通して共通でポイントとなる点を紹介します。
■JR東日本だからこそ働きたい理由とやりたいことを明確に
■まちづくりや旅行業務等の多岐にわたるJR東日本の業務に目を向ける
■総合職とエリア職との違いを理解しておく
■ベーシックな質問だからこそ自分ならではの印象的な答えができるように意識し十分に準備する