就活/準備 2018.07.26
日本航空(JAL)の内定者ES(エントリーシート)と面接のポイントについて

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    JALのエントリーシート項目

    ・Q: あなたが大学入学以降に特に力を注いできたことを3つあげてくたださい。上記A,B,Cのうち1つを選択し、あなたの挑戦とそこから得たものを教えてくたださい。*選択項目(A, B or C)を記入して下さい。
    ・Q: あなたが仕事を選ぶ上で大切にしていることと、その理由を教えてください。
    ・Q: あなたがJALの業務企画職(地上職 事務系)のフィールドで何を実現したいかを、具体的に記入してください。

     

    JAL のエントリーシート【実際のセンパイのES例】

    就職活動時、大阪大学を2019年に卒業する先輩が日本航空(JAL)を受けたときに使用したエントリーシートです。

    Q: あなたが大学入学以降に特に力を注いできたことを3つあげてくたださい。上記A,B,Cのうち1つを選択し、あなたの挑戦とそこから得たものを教えてくたださい。*選択項目(A, B or C)を記入して下さい。

    A歯科助手 Bキッチンアルバイト C学業

    歯科助手のアルバイトを始めたことが私の挑戦です。学生の内に色々なことに挑戦したい、飲食店で培った接客力を活かしたいと思い始めました。好奇心から飛び込んだ職場は楽なものではなく、毎日が新しいことの連続です。器具の用途や治療に関する専門知識など、初めて経験する事ばかりで当初は要領を得ないことが多くありました。
    歯医者が苦手な患者様がいらしたとき、私の焦った対応でその方を更に不安にさせてしまったことがありました。このとき私は、職業柄上、慌てた姿を見せたり軽率な言葉を発したりして患者様を不安にさせてはならないのだと反省しました。
    これらの経験から私が得たことは2つあります。1つ目は焦ってしまうような場面でも落ち着いて相手を不安にさせないように対応する力です。2つ目は団体の一員として責任を持った行動をしなければならないという自覚です。

    Q: あなたが仕事を選ぶ上で大切にしていることと、その理由を教えてください。

    「多くの人の生活を支え、QOLの向上に貢献できる」、「英語を活かせる土俵がある」という軸で就職活動をしています。
    1:私は人生において沢山の人に支えられていることを実感しています。私も多くの人の生活を支えていきたく、それを仕事を通して達成したいと考えています。
    2:私は中学生の頃から英語が好きで、高校は国際英語科を、大学は英文科を選び継続して英語を学び続けてきました。短期留学を通して様々な国籍の方に出会い、寮で生活を共にしたり旅をしたりする中で英語を話せることで自分の世界が広がったように感じ、勉強してきて良かったと感じました。自分の武器である英語をこれからも活かしたいという思い、英語を活かせる土俵があることを大切にしています。

    Q: あなたがJALの業務企画職(地上職 事務系)のフィールドで何を実現したいかを、具体的に記入してください。

    私が実現したいのは訪日外国人のお客様に選ばれるJALブランドの強化です。
    オリンピックや大阪万博の開催により将来日本の観光需要が更に高まると考えます。この訪日外国人のお客様の増加に対応するため、これまでに培った強みを活かし、アジア圏からの訪日外国人のお客様に選ばれるような事業展開をすることに興味があります。日本を訪れる際にJALを選んでもらうだけではなく、日本に来てからの観光でのサービスを展開したいと考えています。具体的には訪日外国人の方が東京と大阪間など日本国内の移動の際にも貴社を利用していただけるようなサービスを提供したいです。現在、乗り継ぎ便を除く国内の移動には複数の選択肢があり空路以外を選ばれるお客様も多いです。しかしこの方々に対し割引や観光特典を付与したプランを提示することにより貴社を利用していただけるようになるのではないかと考えます。インバウンド客を対象としたこの事業を通し、新たな収益源を創造することができると思います。

    JALの面接について

    JALの選考フロー

    選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度によって内容が変更する場合があります)

    なお、新卒採用として代表的な業務企画職(事務系)を基準にご紹介します。職種により選考フローが若干異なります。

    ①プレエントリー(マイページへの情報登録)
    ②エントリーシート
    ③WEBテスト
    ④動画選考
    ⑤一次面接
    ⑥二次面接
    ⑦最終面接

     

    エントリーシート

    JALは認知度が高く、航空機の利用経験があって親しみがある人も多い人気の企業です。
    航空業界にこだわりをもって就活をしている人は多く、中でも日本の航空会社のパイオニアであるJALを第一志望としている人は例年非常に多くなっています。

    実際、ESをはじめとする各選考の通過は非常に難関であるといわれています。
    航空業界の中でもJALにこだわる理由を明確にすることはもちろんですが、丁寧な字・読みやすさ・印象に残りやすいポイントを作る等、数多くのESを審査する立場に立った分かりやすいESを心がけましょう。

    さらに、JALの選考は面接が進んでもずっとESから話題を深めていく傾向が強く、ESの作り込みの度合いがその後の選考を左右するという口コミも多く見られます。
    「自分のESのよくあるパターン」に終始せず、JALの志向に合ったストーリーが展開できるESになるよう工夫しておくことが成功のカギです。

    ESの項目は、「志望動機」「学生時代の経験」「JALだからこそ志望したい理由」「誰かのために頑張ってきたこと」の4つの視点が選考で重要となってきます。

    ポイント

    ■航空業界の中でJALだから志望したい理由を明確に

    ■読みやすくわかりやすいESを心がける

    ■印象に残りやすいエピソードを盛り込む

    ■チームワークを大切にし人のために頑張れるタイプが好まれる

    ■堅実さ・謙虚さを大切にする社風

    ■面接で掘り下げたときJALの求める人財像(公式HP参照)に沿った話がしやすいES作りを

     

    WEBテスト

    JALではテストセンター受験のWEBテストを実施しています。
    形式はSPIで、言語・非言語・性格のテストが課されます。

    難易度はあまり高くありませんが、SPIの形式慣れができるようにしておきましょう。
    難易度は高くなくとも通過自体は難関なので、十分に準備をしておくのが良いでしょう。

    ポイント

    ■テストセンターのSPI形式のWEBテストを実施

    ■SPI形式に慣れておくことがおすすめ

    ■難易度は高くないが選考は難関のため十分な準備を

     

    動画選考

    ES・WEBテストの後に、JALの特徴的な選考スタイルである動画選考があります。
    まず質問が提示され、内容を考える時間がしばらくあり、質問ごとに動画を収録するスタイルです。

    質問が出てその場で回答を考える必要があるので、志望度が高くJALへの思いが強い人や、ES・企業研究を中心に事前準備をしっかりしている人が有利です。
    話す素材の多さに加えて、短時間でまとめる力・まとめた内容をわかりやすく話す力が求められる点で難しい選考です。

    各質問につき、動画は3回まで収録(撮り直し)が可能で、失敗した収録分はJALに届きません。
    準備時間が限られているので、失敗した場合もすぐに止めずに、残り時間を準備に充てると良いという声もあります。

    審査側は、どうしても似通った内容の動画を見ていくことになるので、表情・清潔感・話し方・話すスピードのような非言語的な印象や、記憶に残りやすい話題に自然と注目がいくはずです。
    身だしなみや話し方の印象にも気を配りましょう。
    また必ずしも時間いっぱいに話す必要はなく、内容が十分に伝えられていたら短くても問題ありません。

    事前に動画を撮る練習をしておくとコツがつかみやすい部分がありますので、おすすめです。
    その後の面接で話す内容の準備にもつながります。

    ポイント

    ■動画選考は事前準備と話題の豊富さが成功のカギ

    ■限られた時間で話題をわかりやすく印象的にまとめる工夫と練習を

    ■表情・話し方・清潔感にも気を配る

    ■事前に収録の練習をしておくのがおすすめ

     

    面接

    【一次面接】

    一次面接はグループ面接です。
    ESから広げていく質問が多く、志望動機や学生時代の経験等、一般的な内容を中心に問われます。
    引き続き難関の選考が続くので、わかりやすい話し方で印象に残る話ができるよう心がけましょう。 

    JALでは公式HPにて「求める人財像」をはじめJALの仕事に携わる全員がもつべき意識・価値観・考えをまとめた「JALフィロソフィー」を公開しています。
    これらの内容を踏まえておくことで、同じ話題でもアプローチが変わる場合が多くあるはずです。
    これらの指針を熟読し、今までの自分と照らし合わせたり印象に残った考え方を心に留めておくと良いでしょう。

    また、各選考のあとの面談や座談会も重要です。
    リラックスして臨むことは大切ですが、選考にも関わる可能性があることを念頭に積極的に参加し、フィードバックや新しい情報があれば次の面接に活かしましょう。

    【二次面接】

    基本的には一次面接と内容は大きく変わりませんが、より深めた内容になっていきます。
    ESの内容や自己分析、前回の選考で得たフィードバックや情報を再確認して臨みましょう。

    質問内容としては、何を基準・軸として志望企業を決めているかを問われます。
    特にANAと併願している場合、どうしてJALがいいのかという理由を二社の違いを踏まえて明確に持っておくことが重要です。
    さらに、航空業界以外での就活を進めている場合は、何を基準に企業を決めているのかの視点が問われることがあります。
    中でも、JALを選んだ視点と共通している点(顧客へのサービス・国際性等)を伝えられると良いでしょう 。

    【最終面接】

    最終面接は意思確認的なものではなく、最後の難関の選考です。
    志望動機や学生時代に頑張ったこと等を改めて聞かれることになりますが、改めてJALだからこそ志望したい理由を確認して、自信を持って話すようにしましょう。

    全ての面接を通して共通でポイントとなる点を紹介します。

    ポイント

    ■JALだからこそ働きたい理由と、就活する企業を選ぶ理由(軸)を明確に

    ■求める人財像・企業理念・JALフィロソフィーを理解し、共感できる部分やその理由を伝えるとよい

    ■JALで何をしたいかを自分の強みと照らし合わせてキャリアプラン等出来るだけ具体的に伝える

    ■学生時代の経験を伝えるときは、協調性・リーダーシップ・誰かのために頑張る姿勢を重視するJALの社風に合うエピソードがおすすめ

     

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