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富士フイルムのエントリーシート項目
・ Q: 今までに直面した一番大きな困難は何ですか? その困難をどのように乗り越えたかや、その経験を通して何を学んだかを踏まえて、お書きください。(※400文字以内)
・ Q: あなたにとって、仕事とは何ですか?あなた自身が大切にしている価値観などを踏まえて、お書きください。(※400文字以内)
・ Q: 長所(※100文字以内)
・ Q: 短所(※100文字以内)
富士フイルムのエントリーシート【実際のセンパイのES例】
就職活動時、大阪大学を2019年に卒業する先輩が富士フイルムを受けたときに使用したエントリーシートです。
Q: 大学及び大学院時代で、一番力を入れて取り組んだことは何ですか?その取り組んだ内容について、どのような「想い」を持って取り組んだか、その想いの実現に向けてどのように行動したかや、取り組みの結果を踏まえて、お書きください。 ※400文字以内
私が特に力を入れて取り組んだのは野菜レストランでのキッチンアルバイトです。初めは制度や人間関係が十分に整っておらず、スタッフが立て続けに辞めてしまいました。
スタッフが辞めるということは、制度や環境を改善する必要があるということ・教育を繰り返す必要があるということを示します。私はそのことに対して不安を感じ、お客様とスタッフ両者にとってより良いお店にするべく以下のことを行いました。
1:楽しく働ける雰囲気づくり
新人スタッフに気軽に質問してもらえる対応を心がけたり、後輩の悩みを聞き、必要であればオーナーに伝え制度の改善を図ったりしました。これらの取り組みにより、スタッフがお店で働くのを楽しいと思ってもらえるよう意識しました。
2:お店の魅力向上
ホールと連携を取り料理の進み具合をスタッフ間で共有したり、大学生目線を活かして新しいコースを提案したりしました。
結果として、お店の成長に貢献できました。
Q: 今までに直面した一番大きな困難は何ですか? その困難をどのように乗り越えたかや、その経験を通して何を学んだかを踏まえて、お書きください。 ※400文字以内
一番大きな困難は転学部した際の関係構築です。
元の学部と比較して、文学部は交流が盛んではありませんでした。会話がなく、同専攻の学生を把握すら出来ていない状況だったのですが、同じ学問を学ぶ者同士、助け合い、高め合いたいと考えた私は、積極的に専攻内で飲み会を企画開催しました。参加人数は初めは半数ほどだったのですが、休み時間や授業で交流を深めて打ち解け、徐々に増えました。
また、昼休みに勉強会を企画しました。そのことで、英語学に対する理解とやる気を高め、仲を深めることができました。友人に「転部して来てくれてよかった。おかげで英文科の仲が深まった」という言葉をもらい、私の取り組みは間違いではなかったと感じました。
この経験を通して私が学んだのは、環境に不満を感じ変化を期待するなら、まず自分が行動に出ることが大切ということ、そしてそうすれば周りの人も同じ目標に向かって動いてくれるということです。
Q: あなたにとって、仕事とは何ですか?あなた自身が大切にしている価値観などを踏まえて、お書きください。 ※400文字以内
私にとって仕事は、自分の魅力を高めるためのもの、そして社会貢献の場だと思います。今までの学生生活やアルバイトを通して感じているのが、知らなかったことを学ぶこと、大変な経験から何か学びを得ること、目標のために努力し達成することは生きる中での大きな喜びだいうことです。仕事をすることでこれらの経験をし、結果として多くのことを感じ、語ることのできる魅力的な人間になれると考えています。また、加えて仕事は自分が興味や得意なことを活かし社会に貢献できるフィールドであると考えます。例えば私は今までに飲食店や家庭教師、歯科医院でアルバイトをして来ました。そしてこれらの仕事の中で、接客力や今まで学んできた分野、好奇心を持ち継続して勉強する力を活かすことができました。仕事を通し、自身の魅力を高めると共に、自分が生きる社会をより良いものにすることで、多くの人のQOLの向上に貢献したいです。
Q: 長所 ※100文字以内
長所は好奇心旺盛でなんでも挑戦できるところです。小さい頃から様々なスポーツに挑戦し、大学では新たに興味を抱いた学問を学べる学部へ転学部したり、複数のアルバイトを経験したりしました。
Q: 短所 ※100文字以内
短所は周りを頼りすぎてしまうことです。大学では多くの人との付き合いがあり、困り事や悩み事があると彼らに相談します。自身も相手が困った際には力になろうと意識していますが、頼りすぎることがよくあります。
富士フイルムの面接について
富士フイルムの選考フロー
選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度によって内容が変更する場合があります)
なお、新卒採用として代表的な事務系総合職を基準にご紹介します。職種により選考フローが若干異なるため、詳細はマイページで指示がありますのでご注意ください。
②エントリーシート・WEBテスト
③SPI
④一次面接
⑤二次面接
⑥最終面接
エントリーシート
富士フイルムは認知度が高く人気の企業です。ESの通過も難関と言えるため、入念に作成しておく必要があります。
ESの項目は、「志望動機」「学生時代の経験」「弱みや困難を克服した経験・姿勢」「組織に対する考え方とこれまでの立場」の4つの視点が選考で重要となってきます。
■HPにある「一緒に働きたい人物像」を踏まえて自分の経験や考えを書く
■強みのアピールだけでなく弱みや困難に向き合う姿勢を評価
■組織の中でどんな役割を果たしてきたかを具体的に記載
■困難克服・組織での役割のエピソードには考え方や感じたことを盛り込む
WEB適性検査
富士フイルムでは、自宅受験のWEB適性検査を実施します。
形式はeF-1G(イーファルコン社)となっています。
eF-1Gが課されるのは珍しく、対策や練習の成果が反映しづらいIQテストに近いようなタイプのテストなので、平均得点率もあまり高くはないといわれています。
対策せずに受けたという声も多いのが実情ではありますが、形式等を事前に調べておくと落ち着いて取り組めるので良いでしょう。
■WEBテストは珍しいeF-1Gを実施
■難易度は高難度、対策しづらいが形式や評判を調べておくのがおすすめ
SPI
富士フイルムでは、テストセンターのSPIを実施します。
難易度はあまり高くはないものの、その分ボーダーは高いといわれています。競争率の高い人気企業なので、できる限りの対策はしておく方が良いでしょう。
■テストセンターのSPIを実施
■難易度は平均的かやや低め、ただしボーダー高め
■SPIの形式慣れを万全に
面接
富士フイルムの面接はグループ面接と個人面接があり、合わせて3回程度です。
【一次面接】
学生側数名の集団面接で、ESの内容をより詳しく掘り下げていく傾向にあります。
印象に残る話ができるよう事前に準備を万全にしておきましょう。
【二次面接】
二次面接は個人面接になり、ベテランの社員に対し、ものおじせず堂々とした、かつ誠実な態度で自分のことを話せるかが注目されます。
ここでも重視されるのは、弱みや困難に立ち向かい克服してきた姿勢と、組織についての考え方です。
【最終面接】
最終面接は、意思確認というよりは最後の選考と考えておいた方が良さそうです。
全体を通して、自己分析と自分の経験の整理をしっかりしておく必要があります。
強みだけでなく、苦しかった経験や失敗談とそこで学んだことも語れるようにしておくと良いでしょう。
全ての面接を通して共通でポイントとなる点を紹介します。
■志望動機よりさらに人間力・人となりを重視する選考
■自己分析を丁寧に行いESと一貫性のある話ができるように整理しておく
■弱み・困難・失敗を乗り越えた経験についての考え方を重視
■組織についての考え方と今までの立ち位置の話を伝えられるようにしておく
■熱意はもちろんだが、謙虚さ・冷静さ・誠実さを重視する社風