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NHKのエントリーシート項目
・ Q: 学生時代に取り組んだことについて述べてください。 ※400文字以内
・ Q:最近関心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの考えを述べてください。 ※500文字以内
・ Q: 「私はこうして"壁"を乗り越えた」をテーマに、あなたの体験に即して述べてください。 ※500文字以内
・ Q: 「NHKのニュースあるいは番組」について具体的に述べてください。 ※300文字以内
・ Q: 自由記述欄 ※350文字以内
NHKのエントリーシート【実際のセンパイのES例】
就職活動時、早稲田大学を2018年に卒業した先輩がNHKを受けたときに使用したエントリーシートです。
Q: あなたが働く場としてNHKを志望した理由と、NHKでやってみたい仕事を具体的に述べてください。 ※400文字以内
人々の知的好奇心を掻き立てる番組を作り続けることができるという理由でNHKを志望している。
好奇心旺盛な私は小さい頃から様々な教養番組を見る中で、子供の生活では見れない様々なモノに触れ知的好奇心を満たしてきた。この経験からそのような知的好奇心を満たす番組を企画したいと考えディレクター職、またその仕事を生涯かけて追求し続けることのできるNHKを志望するに至った。
中でも私は、社会現象、身近な社会の裏側を深掘る潜入バラエティ、具体的にはアルバイト潜入バラエティを作ってみたい。
治験、冠婚葬祭の代理出席など気になるけど実態がよく分からないニッチなアルバイトが世の中には数多くある。そんなアルバイトにタレントが潜入し実際に短期間働くことでそのアルバイトの魅力、やり甲斐を発見する潜入バラエティを企画したい。このような潜入バラエティの制作を通じて、視聴者の“見たい“に応え、また知的好奇心を満たしたいと考えている。
Q: 学生時代に取り組んだことについて述べてください。 ※400文字以内
広告代理店での長期インターンでリーダーとしてチームを優勝に導いた。
帝国ホテルを実際のクライアントに見立て、外国人宿泊客増加の施策を企画立案した。
しかし企画内容に議論の比重を置いた結果、ターゲットのニーズと企画内容の筋が通らなくなってしまった。ターゲットの分析があっての企画と理解した私は、企画を白紙にしてメンバーとターゲット分析から再度取り組んだ。
またそれに際し、メンバー間の発言量の差も原因の一つであると考えた私はメンバーと親密に連絡を取り合い、会議での期待する役割を明確に伝えることでメンバー全員の主体的な取り組みや会議での発言を促した。これにより各々から主体的な意見を引き出すことができ議論の内容を深めることができた。
この結果、プレゼンテーションでは1位を取ることができまたリーダーとしてメンバー全員の力を最大限に引き出すチームマネジメント力を培うことができた。
Q:最近関心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの考えを述べてください。 ※500文字以内
ヤマト運輸の宅配運賃値上げの発表である。
この背景にはアマゾンを始めとするeコマース市場の物の増加、物流業界の慢性的な人材不足があると考えられ、物流業界だけでなく利用する消費者、販売業者が一体となって物流の現状を変えるために議論をしていく必要があると考える。
またこのような状況は、消費者への過度なサービスが生んでいると考えられる。送料無料、再配達など多くの消費者にとって有難いサービスが、物流業界の負担を重くしている。私は、現状を変えるには一番効率化の余地がある再配達を減らす施策を考えることが必要と考えている。具体発達による荷的には再配達の有料化、また留守の際の自宅前への荷物の放置などが考えられる。
この問題の本質は消費者への過度なサービスの提供、また消費者自身それが当たり前になっているところにあると考えている。再配達が有料になれば、必ず自宅に待機して荷物を受け取ろうと考えるだろうし、大事なものであれば家の前に放置されないよう自分の予定を見て時間指定をするのではないか。これらの日本品質の物流を崩していくことが物流業界には求められ、また消費者自身も受け入れる必要があると考える。
Q: 「私はこうして"壁"を乗り越えた」をテーマに、あなたの体験に即して述べてください。 ※500文字以内
大学で取り組んでいたドラムで壁にぶつかった。
やりたいことには何でも挑戦してきた私は高校時代から興味があったドラムを大学で始めた。しかし当初がむしゃらに練習するもなかなか上達することができず、多くのサークル員に迷惑をかけていた。
そこで上手な先輩に練習の方法を聞き、上達の手段を模索。普通の練習に加え、スクールに通い講師の方に正しいフォームから指導を受けるなど、高校時代の野球部での活動から学んだ基礎を固める重要性を意識して日々基礎練習に取り組んだ。また実際の演奏を録画録音して先輩やバンドメンバーなどから意見をもらうなど、客観的に自分の演奏を捉え改善していく練習を多く取り入れ、工夫を重ね日々努力を重ねた。
これらの努力の結果、3年生の時にはバンドマスターとして一つのバンドを任せてもらうなど、サークル員から高い評価を得るまでに成長することができた。
このようにドラムで壁にぶつかったが、高校時代の野球部での成功経験から学んだ基礎練習の徹底、また自身を客観的に捉え改善していくといったPDCAサイクルを意識した練習を取り入れることで壁を乗り越えた。
Q: 「NHKのニュースあるいは番組」について具体的に述べてください。 ※300文字以内
「ねほりんはほりん」は独自性に欠ける番組が増えているテレビ界に一石を投じた番組だと思い、また私自身あのような独自性に長けた番組を制作したいと考えている。
これは社会の裏側の人たちの実態を掘り下げる深堀バラエティであるが、そのような企画自体は民放でも多々見られる。しかしこの番組は、その再現VTRに人形劇を用いることで番組の面白さが増幅されており、また独自性の高いバラエティに仕上がっている。
私は近年の若者のテレビ離れの理由の一つに、独自のワクワク感を得れる番組が減っているからだと考えている。このように新たな切り口で面白い番組を制作し、若者のテレビ視聴を促していく義務が公共放送のNHKにはあると考えている。
Q: 自由記述欄 ※350文字以内
私は自身の強みである行動力と継続力を活かして様々なことに挑戦してきた。その力が活かされた場面の一つに編集プロダクションでのアルバイトがある。
私は雑誌の懸賞品を選ぶ仕事を任され、懸賞応募数の増加を上司から期待された。そこで私は周囲の人々に懸賞品で欲しいものの聞き取りを行った。また日常生活の中で面白いと思ったものは積極的に懸賞品として検討するなど、いかに多くの読者が検証に応募したくなるかを考え、試行錯誤を重ねながら毎月選定に工夫を重ねた。
この目標達成のために自ら行動を起こし、またその主体的な努力を継続できる力は、番組をより良く改善し続けることが求められるディレクターという職で必ず活かせると考えている。日々より良い番組を追求し続けることで多くの視聴者の知的好奇心を満たす番組を作りたいと考え ている。
NHKの面接について
NHKの選考フロー
選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度によって内容が変更する場合があります)
②筆記試験・WEBテスト・適性検査
③1次面接
④2次面接
⑤3次面接
⑥4次面接
エントリーシート
「記者・ディレクター」、「放送技術」など希望する職種によって選考フローが異なるようです。
■このドラマを制作したいなどの一点に絞るような志望動機は好ましくない
■なぜ公共放送(NHK)なのか、NHKらしさを取り入れた志望理由が好ましい
■デイレクター志望の人は論文が評価される傾向にある
面接
民放ではなく、NHKをなぜ選んだのかをしっかりと説明できることが重要のようです。
■好きな番組やNHKを志望した理由を具体的に説明できるかがポイント
■「この会社に入社したら何をやりたいのか」を一番に重要視される傾向がある