転職/調査分析 2018.03.15
デジタルマーケティングを強みに、幅広いマーケティングでクライアントの売上を上げるコンサルティング集団 株式会社Macbee Planetインタビュー

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    こんにちは。シンアド就活代表の飯田です。今回は株式上場を目指して急成長中のデジタルマーケティング会社、株式会社Macbee Planetさんにお邪魔しました。「成果報酬型広告」と言われるCPA領域※に強みを持ち、経営課題にまで踏み込んで価値を提供する同社。詳しい事業内容と今後の展望、働く社員のやりがいなどを探ってきました。

    ※より低いCPA(獲得コスト)で運用するインターネット広告

     

    <お話を聞いた人>
    株式会社Macbee Planet
    代表取締役
    小嶋 雄介(こじま・ゆうすけ)さん

     

    クライアントの経営にも責任をもつ。
    より深くマーケティングに関わりたい

    飯田 Macbee Planetは小嶋さんが2015年に立ち上げたとのことですが、それまでもずっと広告業界で活躍されていたのだとか。

     

    小嶋さん はい。大学卒業後に広告代理店に入社して以来、ずっと広告畑にいます。就職した会社では、東京、神奈川の中小企業や個人事業主をメインクライアントに、ソリューション営業を担当していました。Web広告のほか、交通広告、屋外広告、フリーペーパーやチラシなどオフライン広告も手がけました。その後、もう少し規模の大きな仕事をしてみたいと思い、20代半ばで別の広告代理店に転職しました。

     

    飯田 2社目ではどんな仕事を担当されたのですか?

     

    小嶋さん アパレル、美容、コスメ業界に強みを持つ会社だったので、掲載媒体はWeb媒体や雑誌がメイン。1年分の予算をいただくために販促計画を立てて、大手総合代理店とコンペをして勝ち取る…というような、前職よりも予算的にもスパン的にもスケールの大きな仕事をしていました。

     

    強みを武器に大手と対等に戦うことができ、やりがいも感じていました。しかし、徐々に「販促サポートだけでなく、クライアントの経営にまで責任を持って関わりたい。本当にクライアントの売り上げ拡大につながるマーケティング提案をしたい」と思うようになって。そのためには、もっとデジタル領域の経験を積むべきだと考え、Macbee Planetの先駆けとなるベンチャー企業に転職をし、広告事業部の責任者として部の立ち上げを行いました。

     

    飯田 ここでデジタルマーケティングとプロモーションの経験を積んだのですね。

     

    小嶋さん はい。そしてデジタル領域と、自分がこれまで培ったオフライン領域との融合も図りながら実績を挙げ、1年半で売上高、クライアント数とも大幅な拡大に成功しました。そして2015年8月に独立をしたんです。

     

    美容、金融業界に圧倒的強み。
    CPA領域の実績でクライアントの信頼を得る

    飯田 それでは、現在の事業内容を教えてください。

     

    小嶋さん 私が美容領域の経験が長く、スタートアップメンバーで役員の松本が金融コンサルティングを担当していたことから、美容、金融の2業界に強みを持っています。業務内容はデジタルマーケティング全般ですが、クライアント様の課題によっては、オフライン広告、PR、イベント企画、そして事業戦略立案やビジネスプロセス改善、人材採用・教育など、経営コンサルタント的なことも行うこともあります。

     

    もっとも強みを持っているのは「成果報酬型広告」とも言われるCPA領域。クライアントにとって比較的低リスクであるCPA領域で実績を挙げて信頼関係を築いています。さらにクライアントの売り上げ拡大のために、オフラインとの連携やPRなどの必要な施策を考え、効果最大化を図ります。最終的にはコンサルタントとして、クライアントの経営パートナーになるというケースが多いですね。

     

    飯田 ある一分野に特化した広告代理店が多い中、御社はすべてワンストップで行っているのが特徴的ですね。

     

    小嶋さん クライアントの売り上げを拡大するためには、企業の課題、商品やサービスの課題をしっかり見極めたうえで、どういうプロモーションを設計すればいいのか考え、実行することが重要。自社でワンストップでできる点が、他者との差別化につながっています。

     

    飯田 美容、金融の2業界に強みを持っているとのことですが、他の業界への進出は考えていますか?

     

    小嶋さん よく学生さんにも聞かれる質問ですね。今はこの2業界に強みを持っていますが、領域を広げることは当然考えています。ただ、中途半端に手を広げるつもりはなく、その業界の経営者よりも詳しいと言われるぐらい、業界をすみずみまでリサーチして知識を蓄積し、一つひとつじっくりと進出していきたいと考えています。

     

    頭角を現すのは、
    学業で何らかの成功体験を得ている人

    飯田 御社では設立1年目から新卒採用をされていますが、志がとても高く、すぐに実績を上げられる優秀な人が多いという印象です。

     

    小嶋さん ありがたいことに、責任感が強く、目標達成意欲が高いメンバーが多いですね。彼らに共通しているのは、学生時代に授業や試験勉強、資格の勉強、ゼミや研究など、学業で成功体験を得ている人が多い、ということ。「勉強」って、一般的には「好きでやっている」人は少ないもの。「自分のためになるから、頑張って勉強する」という明確な目標設定と目標達成意欲を持ってこそ、モチベーション高く臨み続けられるものです。

     

    当社の仕事は、クライアントのことを知り尽くし、売り上げを上げるためにはどうすればいいのかを考え抜くことが重要。学業で成功体験を得ている人のほうが、学業に対するマインドを仕事でも活かしやすいのだと思います。

     

    飯田 若い人の活躍もあって、急成長中にある御社ですが、IPO(株式公開)を目指されていると聞きました。

     

    小嶋さん 2020年以降は海外展開に注力し、当社が強みとするデジタルマーケティング、コンサルティングを世界に広げていく計画です。ただ、現地に支社を作って一から市場を開拓して…となるとかなりの時間がかかってしまう。例えば現地企業を買収してジョイントベンチャーを作るなど、初めからスケール感を持って効率的に動きたいので、IPOで得た資金を元手に一気に進出したいと考えています。

     

    飯田 海外展開で、さらなる成長が期待されますね。デジタルマーケティング領域で経験を積み、ゆくゆくは海外でも活躍したいと考える、意欲ある学生に是非チャレンジしてほしいですね。小嶋さん、貴重なお話をありがとうございました。

     

    続いて、営業現場で活躍する社員の方にもお話を伺いました。お二人とも20代の若さで部長を務めながら、自らも営業としてクライアントに日々接しています。

     

    <お話を聞いた人>
    第一営業部 部長
    門屋 琴音(かどや・ことね)さん

    第二営業部 部長代理
    粟田 真(あわた・まこと)さん

     

    アットホームでコミュニケーションが盛んな職場

    飯田 お二人から見てMacbee Planetはどんな雰囲気の会社ですか?

     

    門屋さん 風通しがよく、和気あいあいとしていますね。若い社員が多いので、先輩・後輩、上司・部下というよりも「家族」という感じで、団結力も強いです。

     

    粟田さん 仕事においては、1社を1人で担当することが多く、一人で決断しなければならない場面も多いのですが、ナレッジを共有し合ったり、アドバイスし合ったりと、コミュニケーションを積極的に取っています。困っている人がいたら、手を差し伸べサポートする社風でもあります。

     

    飯田 助け合える良い環境なのですね。では、お二人のご経歴を教えてください。

     

    門屋さん 大阪大学卒業後、大手メガバンクに就職し、プライベートバンキング業務を1年半担当しました。しかし、徐々に自分が目指す仕事とは違うと感じるようになりました。そんなとき、当社で働いていた友人から「とにかく人がいい会社で温かく、働きがいもある。金融案件も多く扱っているので、経験を活かせるのでは?」と声を掛けられたんです。Webに関する業界経験も知識もありませんでしたが、「自分を必要としてくれる会社で力を発揮してみたい」と思い、約2年前に転職しました。

     

    飯田 全くの異業界からの転身ですが、すでに部長として活躍されているなんてすごいですね。粟田さんは、いかがですか?

     

    粟田さん 私の場合は、筑波大学在籍中からフリーランスでWebサイト制作の仕事をしていました。本当はそのまま独立しようと思っていたぐらい力を入れていたのですが、「仕事をもらうには営業力を身につける必要がある」と考え、まずは建築会社に営業として就職。そこで3年間営業経験を積んだ後、「Web経験、営業経験両方が活かせる会社でさらに力をつけたい」と考え、転職してきました。

     

    飯田 デジタルマーケティングを手掛ける会社は他にもあったと思いますが、決め手は何だったのですか?

     

    粟田さん 美容と金融、なぜこの2分野に強いのかが気になったんです。そして、手掛ける業務範囲もとても広い。だから初めは、「まずは直接会って話を聞いてみよう」という気軽な気持ちで応募しました。

     

    しかし実際に訪問すると、人事担当者を始め社員が楽しく働いている雰囲気が伝わってきて、ものすごく興味を惹かれましたね。すっかり前のめりになり、無謀なことにその場で「社長に話を聞きたい」と直談判したんです(笑)。運よく社内にいた小嶋社長に会社設立の想いや今後の展望などを伺い、「この会社の成長に貢献して、自分もさらに成長したい」と強く思いました。

     

    「あなたに任せたい」と言われることが最大の喜び

    飯田 社長の想いに共感できるのって大事なことですよね。そして今、お忙しい毎日だと思いますが、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

     

    粟田さん 昨年の今頃、ある新規のクライアントを担当しました。まだ商品が完成していない段階からプロモーション企画を一から設計し、販売拡大に貢献することができました。ゼロから売り上げを構築し、クライアントの収益につなげることができて自信につながったと思います。

     

    それ以降、そのクライアントからパートナーとして認めていただき、何かあったときには一番に相談されるようになりました。「あなたに相談したい。あなただから任せたい」と言っていただけたときには、心からのやりがいを感じて。このようなお客様を増やしていくことが、私の目標です。

     

    門屋さん 私も、「あなただから~」と言ってもらえる瞬間は、この上ない喜びを感じますね。クライアントは、当社のデジタルマーケティング力やワンストップ体制に期待して、当社を選んでくださっていますが、担当営業がどれだけ自社のことを考えてくれているか、親身になってくれているかで選ぶ側面も大きいと感じています。クライアントのことを本気で考え、「これがクライアントのためになる」という施策を自信を持って提案することで、信頼を獲得しています。

     

    思い出深いのは、入社間もないころに担当したビッグクライアントです。クライアントの商品、サービスをとことん勉強して提案した内容が評価され、大手総合代理店からリプレイスすることができました。「あなただから任せたいと思った」と言われたときには、やりがいを感じるとともに、もっと想いに応えたいと奮起することができました。

     

    「クライアントにとっての一番」であり続けたい

    飯田 お二人とも、クライアントから信頼されて、すごく活躍されていますね。では最後に、今後の目標を教えてください。

     

    門屋さん クライアントにもっと認められたい、クライアントにとっての一番でありたいと思っています。そのためには、クライアントを本気で愛し、クライアントよりもクライアントに詳しくなる必要があります。これからも積極的に情報収集して勉強をつづけ、「選ばれ続ける存在」になりたいと思っています。

     

    粟田さん 私は好奇心がとても強く、これが仕事の原動力になっています。この仕事はいろいろな業界、立場の人と関わり合える仕事。好奇心が常に刺激され、知見が増え、視野が広がる恵まれた環境にあります。これからもたくさんのクライアントと出会い、自身の幅を広げていきたいですね。

     

    当面の目標として置いているのは、2019年のIPOに向けた業績の一段の拡大。今はそれに向かってまい進していますが、その先も海外展開など様々なチャレンジが待っています。私自身も挑戦を忘れず、成長し続けたいと思っています。

     

    飯田 お二人ともチャレンジ精神があり、クライアントをとても大切にしているのだと感じました。成長を続ける貴社の次なるチャレンジにも目が離せませんね。門屋さん、粟田さん、今日はありがとうございました!

     

     


    インタビュー:2018年2月

     

     

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