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想いは一つも変わらない。ラーメンで人をシアワセにする。
株式会社ギフトホールディングス
2009年の設立後、「横浜家系ラーメン町田商店」をはじめとした飲食店運営、またその運営で培った知見・ノウハウを生かしたラーメンプロデュース・コンサルティング事業を行っており、国内で約760店舗を展開しているだけでなくニューヨークやベトナムにも直営店を展開し、着実に世界への影響力を拡大。設立当初からの濃厚な醤油豚骨スープと太いストレート麺を特徴とする「家系ラーメン」へのこだわり、お客様にラーメンを「贈り物」として届ける真摯な姿勢を守りながら全世界に「日本のラーメン文化」を発信し続ける。
代表取締役社長 田川翔
千葉県生まれ。高校卒後、横浜のラーメン店で修業を開始し、6年の修業期間を経て2008年「町田商店」を開業。以来、「横濱家系ラーメン 町田商店」を中心に店舗展開を図る一方で、多数のラーメン店をプロデュース。現在ではその数は750店舗に達している。2016年のニューヨークの1カ月限定での大成功を皮切りに、ロサンゼルス1店舗とニューヨーク2店舗で事業をスタートさせ、世界一の市場であるアメリカを制することを目標に他の国々へも進出を予定。
田川社長)創業時からラーメン店を続けていますが、1店舗目を出店した頃と大切にしている想いは変わっていません。
ラーメンの味だけではなく、笑顔、元気でお客様に喜んでもらいたい。
今、ギフトは日本全国、海外にまで展開していますが、この軸が変わることはありません。
飲食店というのは、増えれば増えるほどDNAが薄まる傾向にあります。
しかし、私たちは理念を最も大切にしているので、増えれば増えるほどに想いが伝播していくと考えています。
そして、実現できている実感があります。
この理念を大事にしつつも、今後はさらに社会性に意識を向けるべき時期だと考えます。
環境問題、ダイバーシティ、女性の活躍推進、障害者雇用。世の中のあらゆる問題に向き合っていかなければいけません。
しかしながら、これから確実に訪れる日本の人材不足には、私たちも頭を悩まされる問題です。
創業以来、向き合ってきた問題ではありますが、人口減少によってさらに厳しくなります。
ここをクリアするために、選ばれる企業でなければいけません。
充実度を高めて、よりギフトで働くことを誇りに思う仲間を増やしていくことが、今の課題です。
世の中では、人材不足問題へ対処するための機械化も進んでいます。
経営者として、機械化について、まったく興味をもたないということはありません。
しかし、外食の楽しさや料理のシズル感など、全てを機械化するのは妥当ではありません。
たとえ、この先の未来に機械を利用することがあっても、ラーメンでお客様をシアワセにすることは、機械に奪われることはありません。
つまり、機械では人をシアワセにはできないのです。
では、シアワセとは何でしょうか。
どれだけお金があり、どれだけ豊かな暮らしをしていても、家族、恋人、友人、仲間がいなければ人はシアワセになれないと思っています。
仲間に賞賛や承認をされて感じるシアワセは、誰もが感じられるものです。
そして、そのシアワセに触れることで、人と人とが繋がり、自分自身もシアワセになります。
これは、私が創業時に感じた気持ちでもあります。
当時のラーメン店は、今と比べて体力的にも、労働環境的にも厳しいものがありました。
辛いと感じたこともあります。
しかし、営業が始まり、お客様がラーメンを食べたときに言ってくれた「おいしかった、ありがとう」の言葉が、衝撃を受けるほどに嬉しかったのです。
お客様の喜びが自分のシアワセに変わった、今でも忘れられない貴重な体験です。
このシアワセのスパイラルを、ギフトでも生んでいきたいのです。
昨今では、若い世代の仕事に対する考え方や向き合い方も変わってきています。
私も年齢としては上の世代ですが、今の若い世代の考え方は間違っていないと感じます。
新しい働き方、新しいマネジメントができているからこそ、優秀な人財が生まれているのも事実です。
しかし、シアワセの価値観については変わりません。だから、私たちの理念は、世代を超えて共感を得られるのではないでしょうか。
今、ギフトはとても伸びています。
売上も上がり、「世の中の半分のラーメン店をギフトにする」と掲げ、実際に店舗数も増えています。
ゆくゆくは、どの街に降り立ってもギフトグループがある世界をつくろうと考えています。
そして、同じ状況を海外でもつくるために奮闘しています。
そのために、ギフトらしい、理念に共感した人財が必要です。
多様性を認め、ワールドワイドに。
世界中の舌を虜にするギフトを、ぜひ仲間と共に広げていきましょう。