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「就職活動の一連の流れ」
就職活動は、どのようにして進めていけば良いのかわからない人が多いです。そこで、就職活動を始めて内定が出るまでの行程をここでは紹介します。
就職活動は 業界研究・自己分析 → インターンシップ → 企業説明会 → 応募 → 試験・面接 → 内々定 → 内定 という流れで進みます。
それでは、この行程一つ一つを解説します。
業界研究・自己分析
まずは、「業界研究・自己分析」です。
この段階では、自分がどんな業界で働きたいのか、自分はどんなことが得意で、どんな仕事が向いているのかを考え、これから応募する企業・職種を決めます。
大体業界研究・自己分析をするのは大学3年生の春であり、夏のインターンシップに向けた準備を行います。
インターンシップ
次に「インターンシップ」です。
インターンシップでは実際に企業で仕事をしてみて、自分が希望する職種はどんな仕事なのか、企業の雰囲気はどんな感じなのかを把握します。
大学3年生の夏と冬の2回チャンスがありますが、人気の高い有名企業の場合、応募者が多すぎて定員が埋まってしまって参加できないこともあるため、大手企業を狙うなら早めにインターンシップの情報を集め、応募のための準備を整えましょう。
インターンシップに参加するメリットは、実際に仕事をしてみることでどんな仕事かを把握することが出来ると言う点が大きいです。
新卒で就職をする人の中には実際に企業で働いてみると、思っていた仕事内容と違ったと言って辞めてしまう人もいます。
そんなことにならないためにも、インターンシップで実際に仕事を体験してみることは大切と言えるでしょう。
また大手企業の場合、インターンシップに参加していないとエントリー権が無い場合もあるため、そのような企業の場合は絶対にインターンシップに参加しましょう。
企業説明会
次に「企業説明会」について解説をします。
企業説明会が始まる時期は大体大学3年の春休み頃です。
企業説明会からがいよいよ本格的な就職活動と言えるでしょう。
企業説明会では様々な企業に訪れ、「この会社はこんな会社です」という説明を人事担当者から聞くことが出来ます。
インターンシップに参加できなかった場合、企業側の話を聞くことが出来る唯一の機会であるため、企業説明会には積極的に参加しましょう。
また、企業説明会に参加しないと応募できない企業が大半であるため、自分が働きたいと思う企業の説明会にはなるべく早めに参加することをおすすめします。
応募
次に解説するのは、企業説明会に参加してみて、この企業で働きたいと思った企業への「応募」についてです。
自分が気になる企業に対して、エントリーシートを提出して応募をすることで、その企業の採用選考に参加する権利を得ることが出来ます。
エントリーシートは大学生活の中で自分がどんなことを頑張ってきたのか、自分はどんな人間なのかをアピールする大切な資料です。
そのため、エントリーシートは入念にチェックをし、可能であれば学校の就活担当者などにチェックをしてもらったうえで提出をしましょう。
試験・面接
そして、エントリーシートによる書類選考が終わったら「試験・面接」が始まります。
一般的には筆記試験→1次面接→(2次面接→)最終面接という流れで進み、最終面接に通ることが出来れば内々定です。
一番最初の筆記試験では、一般常識がどれだけ身に着いているか、専門職の場合はそれに加えて希望する職種に必要な知識・技術がどれだけ身に着いているかが問われます。
また、就活性に一般常識を問うためのテストに関しては、企業独自のテストを行うところもありますが、多くの企業が「SPI」というテストを採用しています。
SPIは「Synthetic Personality Inventory」の頭文字を取っており、その名の通り、総合的に個性や性格を評価するためのテストです。
大手就職サイトなどを運営するリクルート社が提供しており、適性テストと能力テストの2つに分かれています。
適性テストでは、様々な質問の回答からその人の性格を診断します。
意欲的な人間かどうか、情緒面は安定しているかなどを問われるテストなので、企業から求められる回答をしなければと思ってしまいがちですが、あまりにも回答が極端な場合、嘘をついていると判断されて落とされてしまうこともあり、正直に答えるように正直に答えるようにしましょう。
質問の量も200問程度とかなり多いため、一番自分に近いと思う選択肢をパッと選んでしまった方がスムーズに進みます。
能力テストは、さらに言語分野と非言語分野に分かれており、簡単に説明すると言語分野は国語、非言語分野は算数のテストです。
就活生がSPI対策に力を入れるのは、この能力テストが理由であり、問題数が多いのに対し、試験時間が約35分とかなり短く、スムーズに回答できるように準備をしておく必要があります。
大手企業の場合、SPIの結果で足切りをするところも多く、SPI対策は就職活動をするうえでは欠かせません。
また、企業によってはこのSPIの能力テストを採用後の配属部署に反映させることもあります。
就活だけでなく、その後にも大きく関わるテストであるため、しっかり対策をしたうえでSPIに臨みましょう。
筆記試験に通過することが出来たら次はいよいよ面接です。
面接では、企業の採用担当者と実際に会って話をし、自分はどうしてこの企業で働きたいのか、どんな仕事をしてみたいのかなどを聞かれます。
面接のパターンは個人面接とグループ面接の2パターンがあり、企業によってパターンは異なります。
個人面接の場合は、面接官の視線が自分に集まるため、緊張してしまいがちです。
そのため、緊張した状態でもしっかり自分が伝えたい事を伝えられるように練習をして面接に挑みましょう。
また、グループ面接では他の就活生と一緒に面接を行うため、かなり優秀な人と一緒のグループになってしまうこともあります。
そのような場合、優秀な人の面接を見て肩に力が入ってしまう人も多いですが、自分は自分と考え、しっかりと自分の意見を面接官に伝えることが出来れば大丈夫です。
無理に目立とうとせずに、いつも通りの自分で面接に取り組みましょう。
内々定
面接に通ることが出来ればいよいよ内々定が下り、就職活動を終えて一安心することが出来る人が多いでしょう。
内々定とは、内定が下りる前の「非公式の内定」であり、正式に内定が下りたというわけではありません。
内々定の段階では労働契約がまだ結ばれておらず、口約束だけの状態なので、内々定が取り消されてしまう可能性もあります。
そのため、内々定が一つ下りたからと安心するのではなく、複数内々定を取っておいて、万が一取り消されてしまった場合に備えておきましょう。
内定式
そして大学4年生の秋頃に内定式が行われ、この時期に正式な内定が下ります。
内定が下りることで、正式に就職を希望する企業との雇用契約を結ぶが出来るので、就職活動が終わったと言えるでしょう。
ただ、内定前に問題行動を起こしていたり、単位が足りなくて大学を卒業できなかったりすると、内定を取り消されてしまうので要注意です。
「最後に」
業界研究・自己分析から内定が下りるまでの流れを解説しました。
このように就職活動はスタートからゴールまでに1年半から2年を要するため、かなりの長期戦と言えるでしょう。
どうしても長期戦になると、途中で心が折れてしまうこともありますが、将来の自分をイメージして頑張って、就職活動を成功させてくださいね!