COLUMN 2018.10.18
業界研究や企業分析だけでは書けないESの書き方 ~何から始めれば良いのか分からない方へ~

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    「ESの書き方」

    ES(エントリーシート)を書く時、どのようなことから始めると良いのでしょうか。

    まず、就職を希望する業界を研究したり、個々の企業について詳しく分析したりするかもしれません。

    確かに業界研究や企業分析はとても大切なことですが、それだけで内定に繋がるようなESを作ることは困難です。

     

    入社前で業界・企業について知るのは困難

    では、なぜ困難なのでしょうか。

    じっくりと情報を集めて分析することで、企業に求められている人材像を考えることができる、と考えている人もいるかもしれません。

    しかし、入社前の立場でその業界・企業について分かることは決して多くないのです。

    今、手掛けられている製品に憧れているとアピールしたとしても、実はその商品の開発は既に打ち切られていたり、もっと別の分野に進出する予定があったりするかもしれません。

     

    より慎重に、企業が開催する個別の説明会やOB訪問、インターンシップなどで情報を得たとしても、実際に入社してみたら想定とは全く違った業務を任されるようなケースは珍しくありません。

    つまり、どれだけ熱心に企業研究を行ったとしても、企業側がどのような人材を求めているかを突き止めることは難しいと言えるのです。

     

    企業が知りたいことは能力や経験、長所や短所

    一方で、企業側がESを通じて知りたがっていることは、就職を希望する人の能力や経験、長所や短所であると考えられます。

    その人が長所を活かして働けるかどうかをチェックしないと、短期離職などのミスマッチに繋がりかねないため、どのような人材であるかをよく確認する必要があるからです。

    このような理由から、分析によって求められている人物像を追いかけることよりも、ESによって自分自身について強くアピールすることを意識することが大切です。

     

    「各エピソードを元に、アピールする方向性を決める」

    第一に、自分がこれまでに学んだことや取得した資格、あるいは経験についてよく洗い出してみて、各エピソードを元に、自分自身をアピールする方向性を考えていきます。

    エピソード内容を具体的に

    この時のポイントとして、エピソードの内容を具体的にしておくことと共に、決して「良い結果をアピールしなければならないと思わない」ことが大切です。

    というのも、何かの物事に真剣に取り組んでいる場合、恐らくいずれかのタイミングでトラブルが発生しますし、必ずしも良い結果に繋がるとは限らないからです。

    むしろ、トラブルや残念な結果にどのように対応したか、あるいはどのように感じたかという事実を、そのまま長所などとして伝えることができます。

     

    例えば陸上競技選手として大会を目指していた時に、足を痛めてしまって結果が伴わなかったとしても、気持ちの切り替え方をアピールすることで、メンタル面の強さを強調しやすくなります。

    また、その痛みや辛さを知ったために、人に寄り添ってケアをする仕事につきたいと思ったという入社希望の理由につなげることもできるでしょう。

    仕事においても、様々な面でつまずいたり苦難に見舞われたりすることがあるので、そういったトラブル発生時の強さや姿勢について、企業は大いに興味を持つと考えられます。

     

    研究や学業でも

    また、エピソードについて考え始めると、特にアピールできるような経験をしたことがないと焦る人がいるかもしれませんが、慌てる必要はありません

    大学で取り組んだ研究や学業を中心にエピソードを組み立ててみましょう。

    四年間の大学生活を通じて、そこから気づいたことや学んだことを組み立て、長所や短所を語ります。

    学生の本分は学業にあるので、研究室で取り組んだ研究などは立派なエピソードになりますし、継続力や一つの物事に取り組む力などをアピールする要素になり得ます。

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    「ESの文章の見直し」

    第二に、ある程度のエピソードが浮かんできたら、ESの文章を見直してみましょう。

     

    結論から

    というのも、特に応募人数が多い大手企業の場合は、文章の冒頭三行で、そのまま読み進めるかどうかを判断することもあると言われていますので、その壁を突破できるような人を惹きつける文章を書くことが欠かせないからです。

    そのためにはまず、三行程度に収まる結論から書きだすことが重要だと言われています。

    いかに素晴らしい経験やエピソードがあったとしても、しっかりと読んで貰えなければ意味がないので、それは後に回して結論から始めることが大切なのです。

     

    例えば、何故この会社に就職を希望するのかという質問に対する回答であれば、自分はどういう人物であるかというエピソードを書き始めるのではなく、「私は決断力に優れているため、御社のような新しいことに挑戦する企業にて活躍できると考えます」と端的に言い切りましょう。

    その次に、決断力に優れている理由を語るエピソードを簡潔かつ具体的に書きます。

    例えばアルバイトでの業績アップであれば具体的な数字を書き、テストや資格試験の話題であれば合否や具体的な獲得点数などをしっかりと記すことで、最初の結論をより力強く印象付けられるので、可能な限り数字を用いることも重要です。

     

    結論・エピソード・結論

    その次は結びの文章として、この能力を活かして仕事をしたいといったまとめを行うことで、読みやすい文章構成の一つと言われる「結論・エピソード・結論」を実現させられます。

    このような、人に読みやすい文章を手掛ける能力は、社会人にとっても非常に重要です。

    日報や月報といった報告書を書く業務は業界を問わず求められますので、企業によっては研修中に教育プログラムに組み込んでいることもあります。

    このため、ESによって「この人は文章がうまい」と思わせることは三行の壁が存在しない企業であっても、大きな意味を持つと言えるでしょう。

     

    「業界研究・起業研究に意味がないわけではない」

    なお、業界分析・企業研究だけではESを書くのは困難であるとしましたが、分析や研究に意味がないわけではない点に注意が必要です。

    業界特有の情報誌新聞などに目を通し、全体の動向などを知っておくことで、自分の持つエピソードと入社を希望する理由を絡めやすくなります。

    例えば、ペーパーレス化が進む昨今において、モバイルデバイスの需要は更に高まる傾向がありますが、苦手意識や導入費用の問題から導入を見送っている店舗や企業も一定数いると考えられるでしょう。

    このようなケースにおいてデバイスの営業活動を行う会社の場合、説明する能力の高さで営業活動に取り組む自信があると言うこともできますし、人に寄り添って気持ちをケアしたエピソードから活躍できるとアピールすることもできます。

    どのような現状があり、そこに発生する問題や壁について分析した上で、自分自身の長所や経験に絡めることができれば、非常に有用なESのテーマとなり得るのです。

    また言外に、そういった客観的な分析能力を持つ人材としてのアピールにも繋がります。


    更に、面接の際には「なぜ沢山ある企業の中から、弊社を希望しているのですか?」といった、更に一段階進んだ質問が来ることも想定されますので、ESを作る段階で考えを整理しておくと、本番での失敗を防ぎやすくなります。

    このようなことから、決して業界分析や企業研究が無駄であるとは考えず、ESの作成と並行しつつ可能な範囲で実施することが大切です。

     

    「最後に」

    最後に、繰り返しとなりますがESは「相手に読んで貰うこと」が大切です。

    つまり丁寧な文字で書くこと、誤字脱字をしないこと、といった基礎は決しておろそかにしてはいけません。

    読んで貰えれば自分の素晴らしさが伝わるという自信があっても、企業側からすればESは沢山届くので、汚いからといった理由だけで読み飛ばされてしまう恐れすらあります。


    沢山の企業のESを書いていると、ついつい時間に余裕がなくなり焦って作成してしまうこともありますが、自分の顔の一つであると考えて、出来る限り丁寧で綺麗なESを仕上げるようにしましょう。

     

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