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シンアド就活事務局の松尾です。内定者インタビュー第11弾の今回は、日本たばこ産業(JT)内定者の野中涼子さん(早稲田大学)にインタビュー。
学生時代はアルバイト先のカフェで、エリア内での成長率一位を達成した野中さん。その経験が就職活動にどう活きたのかを伺いました。
モチベーションの低下を防ぐ文化
松尾 学生時代はどんなことをやっていたか教えてください。
野中さん 高校卒業時から働いているカフェで、顧客満足度エリア内1位を目指していました。顧客満足度は惜しくもエリア内2位でしたが、成長率では1位を頂きました。
松尾 カフェで働こうと思ったのには、何か理由があるのですか?
野中さん 高校を卒業した当時、そのカフェは低賃金でブラックという噂がありました。だからこそ、自分がどれぐらい評価されるのかを試してみたかったです。普通だったら、ブラックは嫌だから選ばないと思いますが、つまらない方が嫌なのでこのカフェにしました。
松尾 きつかったことは何かありますか。
野中さん 自分が教育・指導していた、入ったばかりの後輩が辞めてしまったことです。関係の繋がりが薄かったことが原因で、先輩が積極的にサポートしなくてはいけないと反省しました。
松尾 どのような点で工夫されたのですか。
野中さん まずは、新人育成の社内資格を最短の3カ月で取得し、新人アルバイトの座学の研修を受け持つようになりました。そして、研修が終わった後輩たちに向けて手書きのメッセージカードで指導や褒める所を書いて配るという文化を作り、モチベーションの低下を防ぎました。
松尾 その工夫が成長率1位に繋がったのですね。
野中さん 自分が新人の教育・指導を受け持つようになってから、新人の離職率が圧倒的に低下し、チームとして団結力が生まれました。
共存できる社会を作りたい
松尾 就職活動について、詳しく教えていただきたいのですが、何から始めましたか。
野中さん 就職活動を本格的に始めたのは3年生の10月で、インターンの応募からです。秋から冬にかけて、12社参加しました。金融業界をメインに幅広く参加したのですが、正直どれも楽しくなかったです。社員の方にも参加していた学生にも固い印象を抱き、合わないと思いました。そこで、業務内容は営業等の人と接する仕事がしたいと思うようになりました。
松尾 参加してみないと分からないことはありますよね。他に気づきはありましたか。
野中さん 同時進行で行っていた自己分析で、カフェでの経験から業界よりも誰と働くか、会社の雰囲気、そして自分の好きな商材が扱えるかが重要だと気づきました。
松尾 インターンと自己分析をやった甲斐がありましたね。その後は何をしましたか。
野中さん 1月・2月から選考が本格的に始まりました。その際には業界をある程度絞っていたので、IT・通信・メーカの企業を受けました。
松尾 どうしてその業界に絞ったのですか。
野中さん 以前、国内のワーキングホリデーを利用して福島に1人で行き、スキー場で働いた時に、田舎で買い物もろくにできず、その時に通信のありがたみを知れたからです。
また、IT業界は単純に興味があったのと、商材が自分の好きなモノであるメーカーを数社受けました。最終的にはJTとITや通信業界の企業数社から内々定をいただきました。その中で選ぶのにはかなり苦労しました。
松尾 最終的な入社の決め手は何ですか。
野中さん 普通の人がいないため、新しい刺激がもらえそうという理由です。会社の雰囲気は自由ですし、実力主義という点も入社を決めたきっかけです。
松尾 働く環境は重要ですよね。野中さんの「夢」を聞かせてください。
野中さん 極論、嗜好品は必要ないという方も大勢いるとは思いますが、お金を払って嗜好品を買う人も大勢いるのは事実です。私は、コーヒーもタバコも同じ嗜好品だと思っており、どちらも人に癒しを与えてくれるものだと思います。その人たちを守るために、喫煙者と非喫煙者が理解し合える、共存できる社会を作りたいと思います。
松尾 最後に、19卒の先輩として、20卒の就活生にアドバイスをお願いします。
野中さん 説明会だけで、その会社を判断してほしくないです。インターンに参加すれば様々な人に会えますし、会社の雰囲気も分かるので良いと思うのですが、たった数名の社員としか会えない説明会では、合わないからと切り捨てるのはリスキーだと思います。
野中さん、お忙しい中ありがとうございました!
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