就活/準備 2019.08.12
広告ゼミ所属だった大手広告代理店内定者にインタビュー#03

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    シンアド就活事務局の松尾です。内定者インタビュー第3弾の今回は、大手広告代理店内定者のMさん(学習院大学)にインタビュー。マーケティングのゼミでの活動が就職活動の軸になったと語るMさん。ゼミでの活動が就活にどう活きたかを伺いました。

    マーケティングのゼミではゼミ長を務め実際にパンを商品化

    松尾 学生時代はどんなことをやっていたか教えてください

    Mさん マーケティングのゼミに所属し、ゼミ長を務めていました。大学生向けのパンを作るというテーマで企業の方とコラボさせて頂いて、実際に商品化したりもしました。ゼミ生でお店に行って売れ筋商品や美味しい食べ合わせ等を調査したうえで企業の方に提案をさせて頂いて、優勝班が商品化できるというものです。「咲恋(さくこい)」というパンで、8月1日から東日本エリアのスーパーなどで販売されているので、是非買ってみてください!(笑)

     

    松尾 そもそもマーケティングのゼミに入ろうと思ったきっかけは何ですか?

    Mさん 大学1年生の時にアルバイトしていた飲食店が、お店の立地がかなり良いにも関わらず売り上げがあまりよくなく、自分はこのお店に対していちアルバイトとして何かできることはないかなと考えた時に、魅力に気付いてもらえるきっかけが少ないと思いました。なので、自分でポップを作ってみたりスパイスを自分で考えたり、その他様々な施策を考えた結果、最終的に売り上げが約120%に上がりました。

     

    松尾 素晴らしい原体験ですね!

    Mさん 魅力あるものをどうやって人に伝えるかを考えることが自分にとってかなりやりがいを感じられると気づきました。その時ちょうど経営学科でマーケティングの授業も受けていて、参考にしていた授業があったのでその先生のゼミに入りました。

    広告業界をメインにOB訪問を数十名

    松尾 就職活動について詳しく教えていただきたいのですが、何から始めましたか?

    Mさん 就職活動を本格的に始めたのは9月です。まずは、選考がなくても参加できるワンデーのインターン等に数社参加して、冬のインターンも含めて全部で4社参加しました。メインは広告業界だったのですが、様々な業界を見ておきたいという理由で他業界のインターンにも参加しました。自己分析や業界研究をしてある程度絞ってから冬のインターン、終わった後はOB訪問を約20人という流れです。

     

    松尾 広告業界をメインにしたのはどうしてですか?

    Mさん 自己分析や業界研究の結果、マーケティングのゼミに所属していたこともありマーケティング寄りの仕事がしたいなという思いがありました。最初はメーカー等も視野に入れていたのですが、広告業界は例えば食品とか化粧品とか車とか、商品にこだわらず何でもできる可能性があるという点で絞りました。5daysのインターンにも参加させて頂いて、営業からストラテジックプランナー等、様々な職業を一通り知ることが出来て、純粋に面白そうと思ったことも理由の一つです。

     

    松尾 選考は順調に進みましたか?

    Mさん 3月から説明会や選考が本格的に始まり、最終的には総合広告代理店やインターネット広告代理店等、数社から内々定をいただけました。

     

    松尾 最終的な入社の決め手は何ですか?

    Mさん デジタル時代と言われている中で逆風があるとは思うのですが、逆に自分がどういう価値を生み出して、消費者を動かしていけるのかがすごく面白そうに感じたという点です。また、女性もかなり多いと伺っており、環境としては働きやすいのかなと思いました。最終的には、大きい会社になればなるほどより多くの人に知ってもらえることができ、自分が目的としているいろんな人に良い商品を知ってもらえるという点にフォーカスできるかなと思い、自分にできる最善の会社として選びました。

     

    松尾 松坂さんの「夢」を聞かせてください

    Mさん 短期目標としては世の中をバズらせる広告をつくりたいと思っています。ネット等で賛否両論されているシーンをよく見ますが、私はそれは良いことだと思っていて、それだけ多くの人々が考えるきっかけとなるような広告をつくっていきたいです。長期的な目標としては、「人同士をつなげる広告をつくる」ことです。

     

    松尾 最後に19卒の先輩として、20卒の就活生にアドバイスをお願いします

    Mさん 1つ目はOB訪問ですね。会社説明会やパンフレットだけを見て、志望動機を作る就活生はかなり多いと思うのですが、あくまでも表に公開されている情報であって、みんな知っていることだと思います。実際に社員の方から話を聞くことはすごく大事で、自分のやりたいことは実現可能かどうかや今の会社で働き続けたいと思っているかなど聞けるのは1対1のOB訪問しかないと思っています。あとは他社比較ができるという点で、やはり各社それぞれカラーの違いは少なからず出てくるので、そこで自分が本当に働きたい会社を見極めることはすごく大切だと思います。

     

    松尾 他にもありますか?

    Mさん 2つ目は、私はそのとき気づいていなかったのですが、インターンは大事だということです。私自身、他の方と比べたらインターンの数は少ないと思うのですが、インターンから特別選考に繋がったり、あまり興味のない企業でもインターンに行ってみると、新たな気付きが必ずあるので、是非インターンには積極的に応募してもらえればと思います。

    ゼミでは志望動機が必要?

    Mさんの経験談をきっかけに「ゼミに通ってみよう」と思った方もいるのではないでしょうか。しかし、ゼミに入るには「なぜここのゼミに通いたいと思ったのか?」「このゼミで何をしたいのか?」という志望動機が必要です。と言っても、就職のように真剣に志望動機を考える必要はありません。ゼミの先生にとって生徒はお客様だからです。

    ですが、志望動機はゼミの先生が必ず目を通します。そのため、適当な動機を書くのではなく、ゼミに入りたい熱意を伝えると良いです。例えば、「先生の研究テーマにとても興味があり、自分もこのゼミの仲間達と共に学びたいと思いました。」とか「ホームページを見てゼミの魅力を感じ、私もこのゼミに通いたいという気持ちが強まって志望しました。」というような動機が良いでしょう。

    就活に迷ったら先輩の経験談を参考にしてみよう

    Mさんが広告業界に入った理由のまとめ

    ①広告業界は食品・化粧品・車など商品にこだわらず何でもできる可能性がある

    ②広告ゼミやインターンで様々な業界を知ることができた

    ③環境としては働きやすいと感じた

     

    Mさんは、広告ゼミやインターンに参加して、自分に合う業界と職場を絞ることができたようです。そして広告業界に入ったMさんは今、「世の中をバズらせる広告を作ること」や「人同士をつなげる広告を作ること」を目標に頑張っています。

    自分はどこに就職したいか分からない就活生も多いでしょう。そんな時は、Mさんがアドバイスした通りゼミやインターンに行ってみることをおすすめします。様々な業界を見てみることで興味のある企業・会社が見えてきたり、社会人とのコミュニケーションがとれてスムーズに就職活動ができるようになります。

    Mさん、お忙しい中ありがとうございました!

     

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