インタビュー 2024.11.01
新卒1年目で「億」単位のプロジェクト。圧倒的な裁量で働ける、広告ベンチャーのおもしろさ/ SideKicks株式会社

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    新卒1年目で「億」単位のプロジェクト。圧倒的な裁量で働ける、広告ベンチャーのおもしろさ

     

    大きな裁量を持って仕事がしたい。

     

    就活時にそう考える学生は多いが、実際に入社後すぐに裁量権を与えている企業はどれだけあるだろうか。

    まずは新人研修から始め、業界用語などを覚えつつ先輩社員に同行し、数年後にやっと一定の仕事を任せてもらえる。

    企業規模が大きいほどそうした会社が多いのかもしれない。

     

    しかし、終身雇用の時代が終わり、世代を問わずキャリア意識が高まっているいま、早期にキャリアアップする価値は高まっている。

    短期間で幅広い業務が経験できれば、個人の市場価値も上がる。

    Web広告代理事業を主力事業に置くSideKicksは、社員に大きな裁量権を与えつつ、ビジネス全体の成長も実現しているという。

    いったいどのような企業なのか。社員の上原廉二朗さんに同社での働き方とキャリア観を聞いた。

    株式会社SideKicks
    2018年4月創業。広告代理事業をメインにビジネスを展開。YouTube、Instagram、LINEなどのSNSをはじめとしたインターネット広告に強みを持ち、大手インターネット広告代理店出身者を中心に企業のデジタルマーケティングを支援している。2024年、GPTW Japan「働きがいのある会社」認定企業に選出。「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」に国内広告代理店部門2位としてランクイン。

     

    上原廉二朗(うえはら・れんじろう)
    東京工業大学、東京大学大学院を経て、SideKicksに新卒入社。広告運用コンサルタントとして活動し、入社後10カ月で広告運用チームのリーダーに。現在はメンバー6名のマネジメントを担当。

    就活の条件がすべて合致した、唯一の企業

     

    ――上原さんがSideKicksに就職した理由を教えてください。

     

    上原(以下敬称略)私は学部時代と大学院時代に2度の就職活動をしました。

    正直、学部生時代は軸が定まっておらず、優秀な人材が多そうな大手に行けば間違いないだろうと考えていました。

    外資コンサル、商社、金融などをメインにいくつか内定をいただいていたなか、次第に「会社の知名度やネームバリューばかりを見てファーストキャリアを選んでいいのか?」と思うように。

    大学院に進学して研究を続けつつ、改めて自身のキャリアについて考え直すことに決めました。

     

    大学院時代の就職活動では、入社する企業を絞るために5つの条件を持っていました。

    ①10人前後の会社であること
    ②成長市場であること
    ③裁量権を持てること
    ④メンバーマネジメントを早期から経験できること
    ⑤社長のビジョンに共感できること

    特に重視していたのが「裁量権」です。

    他の企業では、実際に入社した後にどのような規模の仕事を任せもらえるのか、面接時に明示されたことがなく、自分の要望が叶うイメージが湧きませんでした。

    しかしSideKicksの場合は、社長の岡嶋から、携わる仕事の内容や規模などについて詳しい説明がありました。

    かつ、入社後にどの程度の期間で、メンバーのマネジメントができるかといった、近い将来任せてもらえる役割についても説明してもらえたことで、入社後にどのような活躍ができるかを、具体的に想像できたのです。

    先に挙げた5つの条件がすべて合致していたことで、SideKicksに入社を決めました。

     

    ――なぜ就活時から「裁量権」と「メンバーのマネジメント」を重視していたのでしょうか。

     

    企業として売上を伸ばしていく、あるいはメンバーを増やして組織を拡大させるとなった時には、チームを束ねる存在が必要になります。

    そうした、企業の成長といった重要フェーズにおいて必要とされる存在でありたかったのが、まずひとつの理由です。

    もう一つの理由は、私自身の将来像として、プレイヤーとして成果を上げるだけでなく、人を動かして組織全体の成果を担える人材でありたいと考えていたからです。

    私はもともと「自分の手を動かす」こと以上に、組織の「仕組みづくり」に関心を持っていました。

    個人で出せる成果には限界があり、より大きな成果を上げるためには組織で取り組むことが重要です。組織を動かせる人材になれば、より大きな仕事ができ、自身のキャリアにおける市場価値も高まります。

    こうした将来ビジョンを持った上で、理想の姿に近づく最短距離を が取れる企業がSideKicksでした。

    Web広告は、PDCAの速さがものを言う

     

    ――他に「成長市場」も条件にしていますが、IT業界などではなく、なぜ広告を選んだのでしょうか。

     

    そもそも成長市場を条件のひとつにしていた理由は、会社が成長していく確率が高いからです。

    市場が成長しており、その領域で事業を行っている企業はスピードに差はあれど、事業、組織共に拡大する確率が高くなります。

    そのうえで、組織の規模が小さければ、チャンスが回って来やすく、マネジメントがしたいという希望を叶える上では近道になります。

    そこからさらに組織規模が拡大していけば、マネジメントできるメンバーの数も次第に増えていくはずです。

    成長市場にある小規模の企業なら、早い段階でより大きな範囲をマネジメントができる可能性が非常に高い。私はそれを見据えていました。

    そのうえで領域の話です。Web広告という領域を選択した理由は何より「若手が活躍できる」領域だからです。

    たとえば、大手メーカー企業の営業職なら、商品の理解や営業先のコネクションなど、その業界での先人が成果を上げやすい傾向にあります。

    ただ、Web広告はトレンドの移り変わりも早く、常に情報がアップデートされるので、先行優位性があまり高くありません。

    さらにWeb広告は、24時間、365日配信されます。つまり1年で365回のPDCAを回すタイミングがあり、経験を積みやすい領域です。

    こうした観点から若手の内から活躍できる、市場価値の高い人材になる上で最適な市場だと判断しました。

     

    入社直後にかかわらず、最大規模の案件を担当

     

    ――SideKicksへの入社後、どのような業務を担当したのでしょうか。

     

    入社してすぐに、当時会社で最も予算規模が大きな案件を担当しました。

    「うちで一番大規模で、一番重要な案件だから、まずはこれをやってみてくれ」と言われ、いきなり試されるように任されたのが最初です。

    上場もされている急成長中の食品企業の案件です。

    業務としては、広告の運用や定量結果の分析、検証、クライアント報告などに携わっていました。

    さらに検証結果を踏まえたターゲットの調整や、記事、LPなどのクリエイティブに関わるディレクションも担当しました。

    これらが最初の業務ですから、新卒としてはかなり幅が広いと思います。

    まずはやってみるのスタンスで色々な業務に挑戦していきました。行き詰った際は先輩社員から丁寧にフィードバックをもらえたのも大きく、要領をつかんでいきました。

    その後、弊社が扱っていない事業への参入や、当時展開していたパーソナルジム事業の運営など、さまざまなチャレンジをさせてもらい、10カ月後にリーダーに昇格したことで2~3名のメンバーを任されるようになりました。

     

    ――入社当時から現在まで、担当業務へのやりがいや面白みには、どのような変化がありましたか。

     

    これまでの業務を振り返ると大きく3つのフェーズに分けられます。

    まず最初がプレイヤーです。入社当時から半年ほどで、自分が広告費として扱っている金額は数千万円から1億円規模になっていました。

    弊社は小規模ながら、大手でもトップクラスとされるほどの案件を扱っています。

    それだけの金額を、自分がプランニングして配信している。責任感を持ち、それだけの規模のクライアント支援をして成果を出すことの楽しさを覚えています。

     

    次にマネジメント。

    入社して10ヶ月が経ってからはメンバーを管理する立場になりました。

    自分の業務だけでなく、複数人の業務、チーム全体の管理業務です。入社前にしたかったことが、入社1年以内で叶えられました。

    そして現在は組織構築です。上原チームのような小さな単位ではなく、企業のなかの1つの機能として大きな組織単位のビルディングやマネジメントをしています。

    組織間での連携も必要になり、どのようにシナジーを生むのか、いかに企業を大きくするかといったことも考える立場になりました。

    いまの仕事は、自分でコントロールができないことに面白みを感じています。

    たとえば2~3名のメンバーを見ていたフェーズであれば、どうしようもない状況になっても自分が動けばなんとかなります。

    しかし、6~7名の組織を見ているなかでは、自分が動く程度では対処ができません。

    一人に1時間も使えば自分自身の業務に割く時間がなくなってしまいます。

    自分が手を加えずに組織が回る仕組みをつくらなければならない。

     

    こうした組織として成果を出すことやメンバーの成長を促す意味でも、組織視点で物を考えることは非常にやりがいと面白みを感じています。

    壁を突破し続けるおもしろさ

     

    ――SideKicksには、特徴としてどのような人材が多い傾向にあるのでしょう。

     

    SideKicksには成長意欲の高い人々が集まっています。

    弊社の魅力は、目の前にある壁を突破した後も、またチャレンジングな壁が現れる。これを続けていけるおもしろさです。

    SideKicksに中途入社した社員で、前職よりも挑戦の機会が多く、成長のスピードが早い。

    そんな状況を楽しみながら仕事ができていると話してくれたことがあります。

    目標設定についてもギリギリ達成できるかどうかといったチャレンジングな目標を設定するため、大きな成長実感を得られます。

    さらには、社歴に関係なく大きな案件を任せてもらえる環境があります。

    自分がそうだったように、入社後に数千万、数億円単位の案件を任せてもらえることもあるでしょう。

    これだけ大きな規模で裁量も持ちながら業務に取り組める環境はなかなかありません。

    これはベンチャーでありながら大手企業との取引の多いSideKicksならではの特徴です。

     


    ――今後、どのような将来像を描いていますか。

     

    組織全体を見ている立場として、さらに規模拡大を目指したいと考えています。

    メンバーが増えているとはいえ、リーダー、マネージャーが足りず、まだまだ組織構造ができ上がっている状態ではありません。

    各部門が連携し合うことで新たなシナジーを生み出せるような仕組みづくりをしていきたいと思っています。

    また、商品開発、事業開発にもチャレンジしていきたいと考えています。

    これまではクライアント商品のマーケティング支援が中心でしたが、SideKicksとして自社事業を立ち上げていく事で、更なる会社の拡大に貢献していきたい。

    弊社では、こうしたチャレンジングな環境が常にあります。

    「やりたいことがある」と同時に「やり切る」ことができる人に来てほしい。

    就活も、自分で軸を決めて企業を選ぶ活動です。

    これから社会に出る学生の方々は、後悔なく進みたい道に進むためにも、自分の判断軸を持って“壁”を突破することを大切にしてほしいと思います。

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