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就活を始めると気になるのが一般常識です。筆記試験で問われることもありますし、面接などでそれとなく問われることもあります。幅広い内容であるため、なかなか対策が取りにくいという事も不安につながります。就活が本格的に始まる前から対策を打てるように、どういったことから学べばよいかチェックしてみましょう。
一般常識が必要になる場面とは
学生のうちは、それほど一般常識について問われるという事はなかったかもしれません。しかし、社会に出るとそういうわけにはいかないのです。何気ない会話の中にも、一般的に知っておいて当たり前のことが多くあります。特に仕事の場面では社会のこと、経済のことなど、多くの知識が一般常識として求められることになります。
特に何も身につけていないまま社会に出てしまう事で、自分自身が恥をかくこともありますし、就職した会社などにも迷惑をかけてしまうという事もあるでしょう。そういったことを防いでいくために、就職の際に一般常識があるかどうかという事はしっかりチェックされています。
多くの場合、筆記試験などで一般常識を問われることが多いです。時事問題などはもちろんですが、これまでの学校教育で習ってきたような歴史や科学、また芸術の分野の知識などについても問題として出てくることがあるので、幅広く学んでおくことが必要です。面接などでも雑談として問われることも少なくありません。
その際に答えられないことで評価を下げてしまう恐れもありますし、自分のペースが崩れて不安になることもあります。筆記試験や面接試験を順調に突破していくためには、一般常識についての知識をきちんとつけておくという事は欠かせないポイントでもあるのです。
どうしても大学生になると自分の専攻の勉強に集中してしまいがちですし、就職する企業に関する知識なども学ばなくてはならず、幅広く一般常識について学ぶという事は少なくなってしまいますので、意識的に勉強を進めていくようにしましょう。
確かに大変なことではあるのですが、ここで身に付けておいたものは社会に出てから自分の力となり、仕事をスムーズに進めていくために役立ってくれることになります。マイナスにとらえず、ぜひ前向きにとらえて学んでみてください。
すぐに身につけられるものではない
特定の分野について問われるという事であれば、その分野を集中的に勉強するという事も可能です。その場合には短期間でも大きな成果を上げることが出来るという場合も多いでしょう。しかし、一般常識というものはそういった集中が可能なものではなく、範囲が幅広いため短期間での準備がしづらいという点が特徴となります。
準備をしていくにあたってはある程度の時間が必要だという事は認識しておきたいところです。就活の時期は、卒業論文や研究で忙しくなる時期でもあり、専門以外の勉強に時間を割くことは難しくなりやすいです。
そのため、低学年のうちから就活に向けて一般常識の勉強をスタートさせていくことが必要になるのです。まだ就活は先だと思っていて何もしていないと、実際に活動が始まってから困ってしまうことになります。そうならないように、出来れば大学に入った時点から一般常識についてしっかり学んでおきましょう。
特に一般教養のカリキュラムをこなしている間は、授業などを通しても幅広い知識を得やすくなるのでその機会を生かしていくと学びやすいです。また、日々のニュースなどから学ぶことも多いですが、やはり身についていくためにはある程度時間がかかるので、早めに始めるということが必要です。
ニュースに敏感になっておくことが必要
最近はあまり新聞やテレビを見る機会がなくなったという方も多いのではないでしょうか。スマートフォンの普及により検索などがしやすくなったため、自分の知りたいことについて深く知ることが出来るようになりましたが、そのために自分の興味のないことについてはほとんど触れる機会が無くなってきているのです。
新聞やテレビであれば、自分の興味のない情報でもなんとなく目にしているという事も多いのですが、自ら興味のあることを検索するという形になると、どうしても漏れが生じてしまうことになるのです。一般常識として知っておかなくてはならないことも見落としている可能性があります。
興味のない分野のニュースでも、とりあえず目を通してみるという事を意識しておくことが一般常識の勉強のスタートラインです。特に時事問題や社会の問題などについては筆記試験などで問われやすいですし、社会人になってからもビジネス上で生かしやすいということが言えます。できれば新聞などでまんべんなく情報に触れていくのが良いでしょう。
新聞の購読が経済的に難しい方でも、図書館などで閲覧できるので、時間があればぜひ目を通してみてください。ニュースサイトなどを活用する場合には、見出しを見て意味が分からないようなものについてしっかり中身まで読むようにします。こうした積み重ねで一般常識は身につきやすくなっていくのです。
問題集を買って解いてみるのもおすすめ
なんとなく知識を身に付けるという事では、自分に何が欠けているのかわかりにくかったり、モチベーションが上がらなかったりという事に悩む方も多いでしょう。そのような方は、一般常識に関する就活用の問題集などを購入して解いてみるとよいでしょう。解いてみることで自分が現在どの程度のレベルなのかが分かりやすくなります。
特に誤りが多いなど自分にとって欠けているところが分かることで、その部分を集中的にカバーする形で勉強の仕方も工夫しやすくなります。時々問題集を解いてチェックしていくことで、自分の一般常識の力が伸びていくことが分かりやすく、モチベーションのアップにつながるという効果もあるのです。
英語も一般常識の一環
国際化社会の中、英語でコミュニケーションが取れるという事はビジネス上必須となってきています。そのため、英語についても一般常識の一環として問われることが多いものです。単なる時事問題や知識という面だけではなく、英語で自分の意思が伝えられるかが重視されやすくなってきているのです。
あまり英語が得意でないという方は、これから身に付けるためにも時間がかかりますので、ぜひ早めに取り組んでいくようにしたいものです。英語関連の資格取得などを目標としていくと勉強が進めやすいでしょう。ある程度英語が使える事の証明にもなりますので、就活でのアピールポイントとして大いにプラスになります。
できるだけ高いレベルで、高い得点でアピールが出来るようにしていきましょう。英語が重視される場合、実際に面接などで英語でコミュニケーションをとれるか見られることもありますから、筆記だけではなく話す訓練についても怠らないようにしていく必要があります。
業務に関わりそうなことについては重点的に
一般常識というと範囲が非常に広いものではありますが、その中でも特に就職しようとしている業界、あるいは企業に関係することについては力を入れて学んでおきましょう。そういった知識については面接などで問われることが多いです。関連知識についておさえているとなるとしっかり企業研究をしているという事にもつながりますから、採用にもプラスに働きます。
一般常識という形では学ぶべき範囲が広すぎてどこから手を付けて行けばよいかわからないというときには、就きたい仕事に関するところからまずは取り組んでいくという事も一つの手段です。そこから範囲を広げていくようにすると効率的な学習がしやすくなるでしょう。