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就活での成功体験ってよく聞きますよね。「就活必勝法」みたいな記事は検索をすればたくさん出てきます。
もちろん成功体験から学べることはたくさんあります。
しかし、皆さんが本当に知りたいのはやってはいけない「失敗談」なのではないでしょうか?
体験してみないとわからない就活での失敗。でも、出来れば後悔する前に回避したい…!
そこで、今回は就活ツイッタラーとして有名な荒井さん(旧就活頑張るアライさん)に失敗談を語って頂きました。
荒井さんとは?
荒井さん(旧就活頑張るアライさん)とはTwitterで有名になった就活ツイッタラー。
学校は早慶なのにしくじった就活体験談が「タメになる」と話題に。とあるアライグマのキャラクターがアイコン。
ツイッターアカウント:@fight_arai
20卒で就職活動を開始。日経大手企業を目指していたが落ちまくり、やっとの思いで1社内定を手に入れる。しかし志望業界と異なることから辞退し21卒として就活留年を決意。皆さんと同じ現役の就活生です。
▼こういったツイートがたくさん
インタビュアー 就活アドバイザー 松山
シンアド就活の19卒就活アドバイザーとして就活生をサポート。
担当領域は 広告/PR/WEB/SaaS など。
就活生時代は人材やITベンチャー企業を見ていたが、就活自体に興味を持ち就活アドバイザーの道を選ぶ。
就活生と歳が近いため、アドバイスだけでなく体験談も交えた面談が特徴。
松山への就活相談はコチラ
それではさっそく、失敗体験談を聞いちゃいましょう!
人気ランキングの上位50社を受けて失敗
かなり多くの企業を受けていたようですが、どういった軸で企業を選んでいたのですか?
実は、とにかく大手に行きたかったので人気企業ランキング上位50社を手あたり次第受けました。
▼こんなイメージでしょうか…?
出典:就活四季報
もちろん各業界の志望動機は薄く、業界研究や企業の理解が足りていませんでした。
面接対策とかはどうしていたのですか?
面接で聞かれそうなありとあらゆる質問を想定し対策をしたので、最終面接あたりまでは順調に進みます。が、最終面接ともなると準備した質問だけではごまかせず、想定外の質問に答えられないことが何度もありました。
業界問わずですもんね…
はい。6月上旬あたりに一気に最終面接で落ちて、持ち駒がなくなり焦りを感じ始めましたね。
・企業が絞れていない=企業を選ぶ軸が定まってない
・広く浅くの知識になっていた
・自分の軸を整理しよう!
・志望業界・企業のことは徹底的に調べ上げよう!
選考の振り返りをせずに失敗
選考に落ちた際、どうやって次に繋げていたのですか?
選考を受けまくっていた頃の話なのですが、落ちたことによって「学習が出来た、失敗を次につなげよう」という気持ちになってしまっていました。
実際にその進め方で改善はされていったのですか?
本来は落ちた場合振り返りをしっかりし、その原因を改善するまでが一連の流れだと思います。しかし、振り返りや反省はせずにひたすら受け続けていたので、特に改善をするわけでもなく本当にもったいなかったと感じています。
受けたことによって満足感を得てしまっていたのですね。
受けて落ちるだけでは「場慣れ」にもなりません。通過したとき、落ちたときそれぞれ理由や原因を振り返らないと意味がないのです。
・受けることが目的になっていた
・大量に受けていたため落ちてすぐ次に切り替えてしまっていた
・内定=ゴールと設定しないようにしよう!
・PDCAをしっかりと回そう!
競合他社の情報を調べず失敗
多くの企業を受けていたとのことですが、企業研究はどのくらい行っていましたか?
自分の志望している日系大手企業以外は眼中になかったため、それに当てはまらない競合企業に関して調べられていませんでした。
完全に規模で絞っていたのですね!その結果、企業研究はいかがでした?
自分の志向的には同じ業界のベンチャーや中小企業の方が当てはまっていたこともありましたが、企業規模だけで選んでいたため選考を受けるどころか調べもせず…。
面接とかで聞かれませんでした?
それが、とある企業の最終面接で受けていない他社のことを突っ込まれ、答えられなかった時は本当に焦りました。
・自分のやりたいことに沿った企業選びができていなかった
・大手へのこだわりを言語化できていなかった
・競合との差別化をしっかりと図ろう!
・今後競合になりうる業界の企業まで予測を立てよう!
周りを頼ることをせず失敗
途中からは振り返りもするようになり、就活は上手く進んだんじゃないですか?
それがそんなこともなくて…
他にも原因があったのですか?
自分はしっかりとやっているという気持ちから自己完結するようになってしまったんです。
何が足りなかったと感じていますか?
周りを頼るということがもっとできていたらと思います。
具体的にはどのような部分で頼ればよかったと感じていますか?
面接・ES・SPI 全てですね。特にESは自分で何度も書き直したのですが、添削をしてもらえばよかったです。
自分の経験に加えて周りも頼れたらさらにスキルアップしていた可能性は高いですね。
・自分だけで振り返り満足していた
・客観的視点を持てていなかった
・就活は情報量で差が付くため周りを頼ろう!
・客観的、かつ企業側の視点で考えよう!
21卒の就活で活かしたいこと
■まずは企業を選ぶ軸を定める
■受けることが目的ではなく受かることが目的
■反省と改善を繰り返す
■企業研究は競合他社も含めて行う
■周りをしっかり頼る
20卒での経験を活かし、21卒ではどのように就活を進めますか?
まず、業界は圧倒的にしぼりました。
志望業界をしぼったことによるメリットとは何ですか?
20卒では金融からアパレルまで様々な企業を受けたので、21卒では本当に志望している業界が自分でも明確な状態でのスタートが切れるはずです。
業界をしぼった上で、どう進めていきますか?
徹底的に業界研究や企業理解を深めていきたいと思います。
なるほど!一度経験しているからより一層深められるのかもしれませんね。
あとは、どれだけ面接で聞かれるであろう質問を予測しても、結局は自分の言葉で話せないと意味がないとわかりました。
20卒の経験を考えると特に最終面接は大きな課題となりそうですね。
そのため論理的に、原体験から志望動機まで一貫性のある言葉で話せるようにしたいです。また、その場で話す内容を考えるのが苦手だと感じたので営業の長期インターンをやって対人スキルを伸ばしています!
行動力がスゴイ…
最後に
就活留年という決断をしストイックに向き合う荒井さん。タメになるエピソードの連続でしたね!
想像以上に就活とは準備が必要なものです。また、自分自身と向き合う貴重な機会でもあります。
シンアド就活では企業のご紹介はもちろん、選考対策をフルサポートしています。広告/PR/デジタル 業界に興味のある方は有効活用して早めに選考対策してくださいね!
そしてこれからの荒井さんの就活も全力で応援しています!