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シンアド就活事務局の松尾です。内定者インタビュー第9弾の今回は、アイ・エム・ジェイ内定者の山本憲一郎さん(専修大学)にインタビュー。
学生時代は、VRを使った研究と放送作家として活動されていた山本さん。どのような就職活動を送っていたのかを伺いました。
VRを使った震災時の対応についての研究と、放送作家としての活動
松尾 学生時代はどんなことをやっていたか教えてください。
山本さん 学内では研究室に入り、VRを使った震災時の対応についての研究をしていました。学外では、テレビに関わる仕事がしたいという理由で上京してきたこともあり、1年生の秋ごろから、放送作家の養成所に1年間通っていました。
松尾 面白そうですね。まずは研究室のお話を詳しく教えていただけますか。
山本さん 研究室では、自分たちでテーマを決めることになっており、どうせ1年間行うのであればメディアに取り上げられ、社会的に評価されることをしたいと考えました。「防災」はホットワードなので取り上げられやすいという点と、その年がちょうどVR元年の年だったので、若者が入りにくい防災×人気なVRを合わせたら、それなりに取り上げられてもらえるのかなと言う思いがあり、このテーマにしました。
松尾 山本さんはどういう役割を担っていたのですか。
山本さん 研究室長としてどこに取材するかやどこに出展するかなど、諸々取りまとめていました。そして、最終的に福祉の大型展示会に出展させて頂きました。
松尾 それは中々できない経験ですね。次に、放送作家について詳しく教えていただけますか。
山本さん 養成所が終わった後は、放送作家の同期や先輩後輩の繋がりを作っていく中で、少しずつ仕事をもらいながら作家として番組に入ったり、お手伝いさせてもらったり、テレビの制作に関わることができました。
松尾 学生のうちからすごい経験をしていますね。
山本さん ただ、携わるまでは憧れがあったのですが、実際に現場に入ってみると、これを一生仕事にすることに疑問を抱き始めました。
松尾 それはどうしてですか。
山本さん やはりテレビは、発信の影響力が大きいもので、逆に枠から外れたもの、例えばグッズ化やサービス・ウェブなど、幅の広げ方が狭い業界になってきているのかなと感じ、発信する方法はテレビに限らなくてもいいのではと気付けたことは経験として良かったです。
企業も自分も選ぶ立場にもある
松尾 就職活動について、詳しく教えていただきたいのですが、何から始めましたか。
山本さん サマーインターンの面接に行ったのですが、そこで落とされてしまった危機感で就活が始まりました。でも研究がガッツリ忙しい時期だったのでなかなか本格的には取り組めていなかったのですが、その代わり高校のOB・OGに会う機会がよくあったので、そこで先輩方に相談していました。
松尾 身近に相談できる方がいるのは心強いですよね。そこでは何か気付きがありましたか。
山本さん まだテレビの方に進むかどうかの迷いがあったので、相談させていただきました。「テレビだけじゃなくもっと幅を広げてみて、そこだけに捉われず、派生できることをしてみたら?」というアドバイスをいただき、広告業界に興味を持つようになりました。
松尾 それがきっかけとなり、広告業界を目指すようになったのですね。
山本さん 研究が落ち着いたので、冬は広告業界をメインに数社のインターンと選考を受け始めました。内定先企業は、私の学部の先輩方が多く働かれていて、学内にわざわざ説明に来てくれたのがきっかけでエントリーしました。その説明を聞いていくうちに、内定先企業の魅力に気付いたんです。
松尾 学部の先輩が多いとなると、親和性はかなり高いですよね。
山本さん 社員の方とも波長が合ったというか、約1時間の面接だったのですが、緊張せずに自分の言葉でしっかり喋れることができて、この会社が自分には合っていると選考を重ねるごとに感じました。
松尾 働く環境は重要ですよね。山本さんの「夢」を聞かせてください。
山本さん 理想は15~20年後に地元に帰りたいと思っています。しかし、地元で働きたいと思う企業がないのが現状です。なので、今の会社でスキルを磨き、自分の市場価値を高めたうえで、将来的には独立も視野に入れて地元に貢献することを考えています。デジタルであれば、場所を選ばないので、その点は良い所だと思います。
松尾 最後に、19卒の先輩として、20卒の就活生にアドバイスをお願いします。
山本さん サマーインターンにもっと参加しておけばよかったと後悔しています。サマーインターンからの選考ルートがあるので、時間があるなら参加すべきだと思います。
やってよかったのは、選考において企業に寄せた発言をしなかったことです。企業も自分も選ぶ立場にあるので、自分で会社に寄せるのではなくて、思っていることをはっきり伝えたうえで、選んでくれた企業が自分に合ってると思います。たとえ行きたい企業であっても、全否定されるようであれば、それは自分に合っていないということなので、入社してからキツイと思います。
山本さん、お忙しい中ありがとうございました!
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