就活/企業調査 2023.09.20
電通ってどんな会社?募集概要と採用の難易度・選考基準について解説

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    日本国内で知らない人はいないほどの大企業「電通」。今回は、電通の採用難易度・選考基準について詳しくご紹介します!

     

    電通ってどんな会社?

    誰もが知っている大企業である「電通」は総合広告代理店です。2001年に東証一部上場を果たし、2022年度売上総利益1.1兆円を超えます。今もなお新卒の就職先として人気を集める大企業です。

    ※そもそも広告代理店とは?※広告代理店とは、その名のとおり広告を扱う企業のこと。
    「新聞やテレビなどの媒体社」と「広告を出したい企業」の仲介役を担っています。
    広告業界の詳しい仕事内容はこちら!

     

    電通の募集概要及び福利厚生について

    日本一の広告取扱高を誇る電通ですが、新卒採用を行なっています。電通の募集概要や福利厚生を見ていきましょう。

    募集概要は?

    電通の採用は「新卒採用」「キャリア採用(正社員採用/契約社員採用)」「第二新卒採用(総合職採用)」の3つに分かれています。当然ながら、新卒採用枠として電通に入りたい場合は新卒採用のみが対象となります。

     

    求める人物像は「アイデア×実現力」

    電通が求める人物像は、問題を解決するために考える力(アイデア)と、最後までやり遂げられる力(実現力)を持っている人です。広告代理店なので、常にクライアントの依頼を受けて課題を解決していくことになります。主体的に物事を考えて実行していく力がある人が望ましいですね。

     

    新卒募集の採用枠の種類は?

    募集しているのは「総合職」、「総合職(デジタルクリエーティブ人材)」「アート職」の3つ。また、3種の併願が可能です。

    総合職

    総合職での配属先は、ビジネスプロデュース(営業)やマーケティング、デジタルマーケティング、クリエーティブ、プロモーション、メディア、コンテンツ、PR、グローバル・ビジネスなど電通内のほぼ全ての部署に配属の可能性があります。

     

    デジタルクリエーティブ人材

    2019年度の採用から募集が始まった「デジタルクリエーティブ人材」。
    メディアやテクノロジーの進化がめまぐるしい現代で、新たな広告を生み出そうと作られた採用枠です。
    想像力に自信のある美術系の学生はもちろん、プログラミングに強い理系、アイデアに自信のある文系と、大学での専攻を問わず誰でも応募可能です。
    初任配属がデジタルクリエーティブ部署に配属になり、その後他部署への移動の可能性があります。

     

    アート職

    アートディレクターとして初任配属される採用枠「アート職」。主にビジュアルに関することや広告作業に携わることになります。

     

     


     

    福利厚生は?

    給与

    初任給は一律で275,600円(短大・専門・大卒・大学院卒)。交通費は会社負担になります。賞与は年4回です。
    基本給の他にリモートワーク手当が6,300円、固定残業代が30時間分の74,025円付くので、入社時から合計355,925円支給されることになります。

     

    福利厚生

    保険:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険

    制度:企業年金、持株会

    施設:社宅、社屋内医務室など多数

     

    休暇

    完全週休2日制(土・日)、祝日

    年次有給休暇(年10日)

    年末年始休暇

     

    働き方

    社員は会社が定めた4つの場所(会社、外出先、サテライトオフィス、自宅)を状況に応じて、活用し、効率よく働いています。
    電通と聞いて、「残業が多いのでは?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、22時~翌朝5時までの業務は原則禁止し、きちんと休息が取れるように労務管理を徹底しています。
    残業に関しては、2022年東洋経済新聞が発表した「10年間で残業が大きく減った100社」ランキングにて、電通グループは1位になっています。月間50時間から12.5時間(所定外時間)にまで減少しており、働き方改革が進んでいると言えるでしょう。
    また申請・承認されると、一時的に遠方等にある実家での勤務が認められ、柔軟な働き方に対応しています。

     

    電通の採用難易度について

    電通は日本でもっともエントリー数が多いと言われる企業です。毎年多くの学生がプレエントリーし、2023年入社見込み者数は122名。かなりの狭き門と言えますね。

     

    電通の採用における選考基準について

    「これをやれば絶対に受かる!」という基準はありませんが、対策できることはいくつかあります。選考で堂々と立ち振る舞えるようになるには、以下の3つを抑えておくと良いでしょう。

    面接とエントリーシートの対策はこちら

    電通のことを知っている人

    「電通」という会社そのものをどれくらい理解しているかが大切です。それだけ「実際に電通で働いている人」から話を聞くことは大切で、何よりも面接で会社のことを聞かれてもスムーズに答えられるようになります。OB・OG訪問を通して先輩社員の声を聞き、電通のことを理解しておくと良いですね。

    また、電通がこれまでに手がけた広告についても、情報収集をしたり、勉強しておくことをおすすめします。具体的な広告を取り上げて、その広告に対する自分の意見を伝えたり、志望動機につながる話としてまとめたりすることで、面接官に熱意も伝わるでしょう。

     

    なぜ電通なのか?を考えられる人

    就活すべてに共通していますが、「なぜ自分はこの企業に入りたいのか」をスムーズに答えられる人は、面接官から見ても印象が良いです。「なぜ?」電通に入社したかということを曖昧にしてしまえば、志望動機は伝わりにくくなります。多数の広告会社がある中、なぜ電通であるかを伝えるためには、それなりに業界研究をして、他の広告代理店との違いを認識している必要があります。

     

    自分の言葉でしっかり喋れる人

    志望動機や業界研究がまとまっておらず中途半端な状態だと、自信を持って選考に臨めません。また、自分の言葉としてまとまっておらず、どこかに書かれていたようなことを話していても、電通を志望しているということが相手に伝わりません。取り繕うことなく自分の言葉でハキハキと喋ることが大切です。下手に嘘をついたり、言葉を取り繕ったりすると相手にもそのことが伝わってしまい、うまくいきません。
    ※志望動機の伝え方は、OB訪問で聞くのがおすすめ!

    自分の言葉で喋れと言われても、なかなか難しいですよね。そこでOB・OG訪問を活用することをおすすめします。実際にOBに「面接で意識したことは?」「どうやって自分を伝えればいいの?」など面接のコツや体験談を教えてもらうと良いでしょう。広告代理店である電通の社員はいわば「伝え方のプロ」でもあるので、きっと参考になる回答が返ってくるはずです。

     

    過去のデータからみる採用実績大学は?(採用予定学科)

    採用実績大学については明らかにされていませんが、採用予定学科は以下の通りです。

    法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

    電通の採用というと広告に関係した勉強をしてきた人しか採用されないというイメージがある方もいるかもしれませんが、決してそうではなく、大学や学部、学科は問われていません。文系や理系も関係なく、外国語専攻から薬学専攻まで、採用対象は幅広くなっています。

     

    狭き門だが挑戦する価値は大いにある!

    日本最大の広告代理店「電通」の採用についてご紹介しました。有名企業だけあってエントリー数が多く競争率もかなり高いですが、選考に参加することで、自分が将来何をしたいのかを明確にすることができる良い機会になると思います。高い志を持っている人と争うことで自分を磨くことができるので、挑戦する価値は大いにあるはずです。実際に電通にエントリーして選考に進むときは、電通の採用メッセージや求める人物像を良く理解し、またOB・OGの話を聞くなど、しっかりと対策をして臨みましょう。

     

     

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