就活/準備 2023.02.23
【電通の就職試験に挑む方へ】面接を通過しよう!

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    華やかなイメージが強い広告代理店は就活生からの人気が高いです。特に、電通はトップクラスの大学から多くの就活生がエントリーすると知られています。
    競争率の高い電通に内定されるには、採用面接の特徴やアピールポイントをリサーチする必要があるでしょう。ここでは、面接対策やエントリーシートなどに役立つ情報を紹介します。

     

    電通だからと言う志望理由を明確に

    広告代理店では、志望理由が内定に大きく影響します。面接時には、何故電通でなければならないのかと言う質問をされるでしょう。
    電通に就職して何がしたいのかを明確に面接官へ伝えてください。別の広告代理店や商社などでも実現できそうな志望理由では不十分です。

    とは言え、他メーカーと業務上の違いを取り上げても当然ながら意味はありません。どの広告代理店でも入社して2年程度の新人には同じような業務を与えますし、本当に電通から内定を貰いたいと言う気持ちは伝わりにくいです。

    簡単に言えば、業界最高峰の電通で成長したいなどの志望理由では他メーカーでもいいだろうとの感想を面接官が抱くと考えられます。
    職場環境や社員に対して魅力を感じ、電通ならば成長できると感じたなどと、他メーカーとは異なる部分を強調して志望理由を述べることが必要です。商材を扱う広告代理店だからこそ、社員を理由として述べるのは正しいと言えるでしょう。
    また、どのような内容の志望理由を述べるかは人それぞれですが、面接官に納得してもらえる様な理由を明確に述べるためにも、事前にOB訪問を行いリサーチするのは基本です。

     

    OB訪問は最低でも10人必要

    広告代理店への就職を目指すならOB訪問を行いましょう。業界について知るためだけではなく、OB訪問した人数は採用の判断基準として大きな要素になりかねません。
    特に、電通の様な人気が高い企業の面接では時間は多く取られないのが一般的です。応募者が多いために、面接官はゆっくりと話を聞いてはいられません。

    そんな中で、電通に入社したいと熱意を持って伝える要素としては、前項でも述べた電通でなければならない志望理由のほかに、OB訪問した人数が挙げられます。より多くのOB訪問を行っている就活生に本気度が低いと評価する面接官はいないでしょう。
    広告代理店では人脈形成のスキルは業務上不可欠ですし、就活の時点でOB訪問すら満足にできない人材であれば、ビジネスポテンシャルを期待できるとは到底感じられないでしょう。

    実際に電通の一時面接では、OB訪問を行った人数を問われます。以前は5人程度でも面接官が納得したなどの話もありますが、電通に内定した人のほとんどが10人を超えるOB訪問を行っているとされているのです。
    10人ともなればそれなりのフットワークも必要ですが、そもそも電通の様な大手の広告代理店へ就職したいならフットワークの高さは重視される要素と認識すべきでしょう。
    広告代理店に就職したらかっこいいからなどと、ミーハーな志望理由で面接を受ける就活生も少なくはない業界で、明確に熱意を把握できるOB訪問の数は採用基準の一つとされているのです。
    中には、OB訪問を一切行わずに採用される就活生もいるでしょうが、優秀で特別な存在であると言えます。

     

    ポイントはOBから学ぶ伝える力

    広告代理店の社員であるなら、当然伝え方や表現のプロとして業務をこなしているはずです。
    短い時間の中で自分がどんな人材でどんな魅力があるかを伝えなければならない面接試験で必要なテクニックをOBから学びましょう。OB訪問を数多く行い、OBに頼んでエントリーシートの添削や面接時の答え方について見てもらいます。
    例えば、自分をどうアピールすれば適切か、面接官の記憶に残る受け答えになっているか、話し方の一つ一つにまでアドバイスをしてもらうと、電通に入社するために足りない部分が必ず見えてくるでしょう。

    相手は広告代理店で働いているプロですので厳しい指摘を受けるかもしれませんが、落ち込まずに繰り返しチェックしてもらいます。
    さらに、エントリーシートは締め切り直前まで添削してもらい何度も書き直す、面接が開始されてからも受け答えについてアドバイスを受けるなどを繰り返して、伝える力を磨き上げれば、他の学生と差がつくアピールを実現できるでしょう。

     

    電通の採用面接でされる質問内容

    前述しましたが、電通を受けた理由については必ず面接で問われます。その他では、学生時代の活動事例と成功事例、困難にあった時の工夫やその理由についても質問を受けるでしょう。
    経験と動機、それよって学んだことをどのようにして活かすかと言う4つの要素を明確に説明できる回答を目指します。

    電通では積極性やリーダーシップの能力が採用の判断材料となるため、経験と困難に対する対策の動機や理由の説明をした後に、その動機によって積極性やリーダーシップの能力を伸ばしたなどとつなげると印象が良いでしょう。学んだことと活かせることは、その経験が電通で役立てられるか等の質問で答えます。説得性のある回答をするためにも、自分が電通でどう成長したいのか、何をしたいのかなどと関連させるようにしましょう。

    また、誰かから怒られたり挫折感を味わったりした経験があるか、苦手な人物や事柄に対する対策法、アイデアが出ない場合の対処法などの質問を受ける場合があります。
    電通は限られた時間の中で最先端のものを仕上げるのが社風とされ、加えて仕事量の多さが他メーカーとの違いです。このため、ストレスに左右されずに高いパフォーマンスを発揮できる能力が求められていると言えます。
    したがって、この質問はいかにストレスに耐えられるか、困難を乗り越えられる能力があるかを判断する質問になりますので、具体的な経験からどう困難に立ち向かって結果を得たかなどをしっかりとアピールする内容で説明してください。

    ただ、挫折感については経験がないのに偽のエピソードを語る訳にはいかないので、理想や目標と現実にあるギャップを感じた時の対処法や経験を回答すれば良いでしょう。
    さらに、困難やストレスとは逆に、楽しいと感じることやわくわくする様な経験はあったかなどの明るい内容の質問もされます。意欲的か、やる気はあるかなど仕事に対するモチベーションについて判断されている質問です。

    華やかなイメージとは裏腹に、広告業界は地道な営業やクライアントが納得するために試作を繰り返し提出するなど、コツコツとした業務が多いのが現実です。モチベーションの源泉がどこにあるのか明確に伝えられるようにしましょう

     

    採用面接までの具体的なプロセス

    まず、OB訪問によって得たアドバイスなどを元にエントリーシートを仕上げたら、電通本社へ提出してください。

    次に、就活生の能力や仕事に対する適正などを調べるSPI試験を受けます。SPI試験の性格検査は後の面接で矛盾が生まれないためにも正直に回答するのがコツです。SPI試験の後は1次選考となる筆記試験を受験しますが、電通では筆記試験までのプロセスで採用希望者の数を4分の1程度に減らします。

    筆記試験をパスすれば2次選考に進めますので、採用面接への通知を待ちましょう。
    通知が来たら計4回の面接試験を受けますが、2次面接では小論文とグループディスカッションが実施されます。

    3次面接の後は健康診断を受け、最終的に役員面接が実施された後、別室へ移動して採用の合否を知らされる流れです。

     

    電通の社員になるために

    電通の採用試験を通るのは難関ですが、成績優秀であると同時に伝えるための能力を持つ人材が求められています。
    自分だけの切り口や言葉などを大切にし、必要な要素を盛り込みながらオリジナルの表現でアピールできるように備えましょう
    また、OB訪問は熱意の評価となりますが、電通へ入社するためのスキルを磨くためにもより多く行うことが必要です。

     

     

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