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広告代理店の選考で意外に出てくるのが、企画書形式のESや企画プレゼン面接。企画の考案からプレゼン発表、質疑応答まで、経験がまだ乏しい学生にとっては何かと分からないことが多いですよね。お手上げ状態だという方からプレゼン面接で絶対に勝ちたい方までみなさんが知っておくべきプレゼン形式の面接で通過する・勝つ方法をご紹介します!
まずはプレゼン形式の面接で求められていることを理解しよう
企画書形式のESやプレゼン面接求められていることは学生が想像している以上に基礎的な側面であるということ。プレゼン面接や企画書ESで求められていることから、まずは確認していきましょう。
①期限や注意事項を守れているか
期限厳守や注意事項を守ることは社会人にとって当たり前の行動であり、スキルや知識が無くてもできる初歩的なものといえます。これから社会人になる準備をしている就活生のみなさんだからこそ、このような所で誠実さを表していかなければいけません。大学ではセーフであったかもしれませんが「通信環境が悪くて提出が遅れました」なんてことは社会では通用しません!それを見越した準備をしましょう!
②企業側が出したお題やテーマ、注意点をしっかりと分解し、理解できているか
仮のプレゼンテーマを使って説明していきます。
「20代の若者に向け、〇〇カフェの満足度を向上させる施策をSNS施策と店舗での施策の2軸から提案してください(スライド3枚以内、プレゼン3分」というテーマとします。ここで、テーマを流し読み、施策や課題を考え始めてはいけません。
20代の若者に向け / 〇〇カフェの満足度を向上させる施策 / SNS施策 /
店舗での施策 / 2軸から提案 / スライド3枚 / プレゼン3分
・施策上考慮すべき点
▷▷ 20代の若者向け 〇〇カフェの満足度向上
・何を使った施策か
▷▷SNSと店頭
・プレゼン上での注意点
▷▷スライド3枚 プレゼン3分
このようにテーマを細分化しておくことで、企業が投げたお題に対して正確に打ち返すことができます。
「商品開発の観点でとてもいい施策があるけど、今回はSNSと店頭での施策を求められているから載せず、もし質問された時のために一応まとめておこう」など限られた範囲の中で何を選択すべきかを図る指針となるので、「テーマの内容を分解し、理解する」ことはとても重要です。
③結論とそれに基づく根拠が納得できるものであるか
大学のレポートやディベートをするという際にも当たり前ですが、結論と根拠にズレが生じることは社会人でも当然良しとされません。自分の主張したいことを示すためのデータがそれで適切か自分の目でも他者の目でも見直してみてください。
④プレゼン中に笑顔でハキハキと話せるか
どんなプレゼンにおいても笑顔や明るさ、ハキハキとした話し方などで好印象を得るに越したことはありません。いくらプレゼン内容がすばらしいものであっても、それを話すあなたを一番知りたいと思っています。一緒に働きたいという思いは、企画からだけでなく、それ以上にその学生の表情や話し方といった雰囲気から生まれる要素も大きいです。苦手な方は練習あるのみ!
⑤面接官の質問に対して、焦らず対応できるか
この質疑応答の時間でその就活生の本当の姿や準備にかけてきた労力などがあらわになります。面接官に指摘されたときにむきになって反論をする、見当違いな発言をしてしまうなどのことは一発でその選考をダメにしかねません。まずは落ち着いて。そしてスライドや企画書の準備と同じ、それ以上に質問への準備はしておいて損はありません。
⑥様々なアイディアを出した上で、渾身の一つを持ってこれるか
上記で触れたどれだけこの選考の準備に時間や労力を使ったかにも関連しますが、たった一つの施策よりも検討を重ねて出した渾身の施策の方がやはり良いものになります。そして費やした時間や考えた軌跡は言わずとも、社会人には伝わるのだと思いました。(そう思いたいだけかもしれませんが......笑)
ぜひ頭を柔らかくして、他者の意見も聞きながら様々な視点で課題について考えてみてください。
⑦フレッシュさ、若者らしさのあるアイディアかつ実現可能性も見込まれるアイディアか
両立が難しいように感じますが、まずは若者の感性を大事に構想を練ってみてください。学生には当たり前に感じることでも社会人からすると「その手があったか」みたいなことは意外とあり得ますし、広告代理店では特にその視点が最初のあなたの武器になり得ます。この観点から考えた上で、実現可能性も考慮するとぐっと魅力的な施策に見えてきます。実現可能性について分からない場合は、ぜひOBOGの方に相談してみると良いですよ!
⑧スライドや企画書が面接官にとって見たいと思えるものか
見栄えはその企画書やプレゼンへの興味を左右します。何十人、何百人と選考をしていればなおさらです。「字体や文字列は揃っているか」「文字ばかりな印象になっていないか」という基本的なストレスを無くす工夫から、デザイン面での「センスがありそう」と思わせる工夫までどちらにも気を使えるとgoodです!
後者の工夫として
・色は3、4色に収める
・余白を大事にする(文字やイラストをつめすぎない)
・イラストは使うならモノクロのシンプルなイラスト
・文字色で真っ黒は使わない
・矢印は使わず、三角で代用する
などを実際に意識して作成していました。ぜひ参考にしてみてください!
たくさん紹介しましたが、ひとつひとつを見てみるとそれほど難しいものではないと思います。ですが、すべて社会人になる準備をしている就活生に求められていることですので、プレゼン面接や企画書作成があった際には参考にしてみてくださいね。
プレゼン面接、企画書ESで選考通過を確実にするための行動
さらに選考通過を確実にするためにぜひ意識して欲しいポイントについて考えていきます!ここでのポイントは「一人でやりきろうとしない」「あらゆる想定をして、準備をする」ことです。一つずつ詳しく見ていきます!
自分の中では違和感がない、論理の飛躍がないと思っていることでも社会人からすると不足している箇所・詰めた方がいい箇所は存在します。それを少しでも無くす、より万全な状態で臨むためにも意見は貰っておくに越したことはありません。
また意見を貰う相手として身近な社会人とその企業の現場社員の方の両方にお願いしてみることがおすすめです。理由としては、両親や大学の先輩のような比較的自分の身近にいる社会人には自分が気になる点があった際、すぐに相談できたり、率直な考えを交換し、さらによい企画づくり・プレゼンづくりに役立てることがしやすいからです。そして、選考を受ける企業の社員の方にも話を聞くことで、その企業が企画書やプレゼンにおいてどのような箇所を見ているのか、どの箇所が質問されやすいのかをより明確にすることができます。
まだ就活生の立場にある皆さんは頼れる人はとことん頼るという気持ちで良いので、十分に周りの人を活用してより良いものを作りましょう。
もちろん感謝の念を伝えることは忘れずに!ですよ。
おそらく「逆質問」の時間なのではないでしょうか?
逆質問の時間に自分が予測していなかった質問が飛んできたらとても焦りますよね。プレゼン準備においてこの逆質問の時間の対策を入念にしておくことで、プレゼンする際の自信につながりますし、過度な緊張を招きづらくなります。あらゆる質問に対して、こう聞かれたらこう答えると回答を考えておきましょう。フランクな質問から重要度の高い質問まで自分自身で考えておくことも重要ですし、ポイント1に関連して、社会人の方に実際にプレゼンを聞いてもらい、質問してもらうことでも対策してみてください。この2つを行うことで、もし考えていなかった質問がされたとしても、これまでに考えてきたことを組み合わせることで対応できる質問になります!
ここにプレゼン面接でよく聞かれる質問をリストアップしておきますので、参考にしてくださいね!
<プレゼン面接前に確認しておきたい質問集>
□ なぜこの施策を選定したのか
□ 他に候補であった施策にはどんなものがあるのか
□ どうやってこの企画・アイディアを思いついたのか
□ この企画の実現可能性についてどう考えているか
□ この企画の改善すべき課題についてどう思っているか
□ データなどはどのように探したのか
□ どのくらいこの課題に時間をかけたのか
プレゼン面接や企画書づくりは通常のESや面接よりも準備に時間がかかり、面倒だと思うかもしれません。でもこれらにはこれからの自分の行動次第でどんな人でも突破できる希望があります!やれることを精一杯やったら必ず結果が付いてくる選考であり、終わった後の達成感はひとしおです。ぜひチャンスだと思って頑張ってみてください!応援しています!