目次 [非表示]
大学に入学してから3、4年ほどで早くも学生たちは次の進路のための準備、すなわち「就活」を始めなくてはなりません。しかしそんな就活においていったい何をすればいいのか、何から手をつければいいのかわからないという人は多いでしょう。
資料の収集、企業探し、面接対策などやることは山積みです。そのなかでも「自己分析」をまずはじめに、あるいは早い段階で行うことが必要なのです。
自己分析の必要性
ではなぜ「自己分析」が必要なのか。その理由はいくつかあります。
そもそも企業はまず会社内で人事についての会議を行いどのような人材を採用するか決定します。
リクルートの「就職白書」の中で、企業がどのようなことで採用をするのか調査した結果、93%もの企業が「人柄」と答えました。
(「企業への情熱」や「未来の可能性」などが後に続いた。)
また企業が就活生に求める能力としてアクション(積極性)、シンキング(深く考える能力)、チームワーク(協調性)の3つを挙げているということも非常に興味深いことです。
要するに企業が人柄を注意して見ているのに、その見られている本人が自分のことをまったくわかっていなかったら元も子もないでしょう。
選考の良い材料に
さてここまで企業側の視点から自己分析の必要性を検討しましたが、自己分析は就活生本人にとっても非常に重要であることには間違いありません。
まず自己分析をすることで就活をする上では避けて通れないエントリーシートや面接、自己PRカードの良い材料となります。
このような状況においては自分のことをまったく知らない人にわかりやすく、丁寧に伝えなくてはなりません。
しかも面接の際には前述に加えて即時性も求められます。
自分自身のことについて面接官から聞かれたときにしどろもどろになってしまったり、何も話すことができなかったりということになると面接官に与える印象は当然のことですが悪いものになってしまいます。
逆に自分のことを聞かれたときにすらすらと明快な自己PRをすることができれば面接官に与える印象は非常にいいものになることは間違いありませんし、そのあとの質問にも落ち着いた気持ちで受け答えができます。
企業探しの軸となる
次に企業を探したり、探した企業の中から選んだりする際に最適な判断を下すための軸となります。
自分が就職する企業をただ報酬や勤務環境、漠然とした雰囲気で決断すると、面接の際に企業側との意図が食い違ってしまったり、もし採用されて実際に働き始めたとしても自分の思っていたイメージと食い違ってしまって長続きせず転職を繰り返すという結果になってしまうかもしれません。
自己分析をすることで自分はいったい何がしたいのか、何に向いているのかはっきりさせることができます。
その自己分析をもとに自分に合った職種を探し面接においても志望動機をはっきりと述べることができます。
面接ででっち上げのうわべだけの志望動機を述べたとしても、面接官にはそれは見え透いています。
心から考えて思っていることを述べれば間違いはありません。
将来像が見えてくる
最後に自己分析をすることで将来像が見えやすくなります。
自己分析とは今までの自分の人生を一度整理することです。
私たちは将来のことを鑑みるために歴史を勉強しますが、それは個人に対してもいえることです。
一度自分の人生をじっくり時間をかけて見つめなおすことで将来像がみえ就活もスムーズになりますし、そこからの生活が格段に送りやすいものになります。
自己分析は就活にもちろん必要なことですが、それに限らず人生を豊かにするために欠かせないともいえます。
有効な自己分析の方法
このように就活に「自己分析」が必要な理由をいくつか挙げて説明しました。では「自己分析」の方法として有効なものは何があるのでしょうか。
最後に
ここまで就職活動において自己分析が必要である理由と自己分析の有効的な方法を述べてきました。
読者の皆さんがこの記事を参考にして自分を見つめなおしスムーズな就活を行い望んだ進路に進むことを願っています。