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就活を終えたみなさん、内定先や自分の将来に不安を抱えていませんか?それは決して悪いことではありません。本記事では世間で「内定ブルー」と言われるこの症状の原因を突き止め、対処する術を考えていくことで、内定者のみなさんの前向きな一歩を応援します!
なぜ就活生は「内定ブルー」になるの?原因究明してみよう!
そもそも「内定ブルー」とは「就職活動を通して企業から内定を貰った学生が、内定承諾後にその会社に就職してよいのか、その会社で活躍できるのかと、不安に思い、気分が沈む状態」を指します。症状の大小はあれど、内定を貰った就活生の誰しもが内定ブルーになる時がありそうですよね。
就活生の誰もが陥る可能性がある内定ブルー。これを漠然とした不安で終わらせない人は社会人になっても的確に問題に対処できる、スーパー社会人になれる可能性を秘めています!下記で内定ブルーのタイプを分類していますので、自分の内定ブルーの原因は何か一緒に考えてみましょう!
原因①
「もっと良い選択があったのでは?」〜ないものねだりタイプ〜
このタイプの人は様々な業種や企業に興味がある一方で、ここが第一志望!と言い切れる企業がなく、最終的に内定を貰った企業の中から一つに絞ることが難しかった方。
もしくは就活当初から特定の業界に絞って就活をしていたのに、いざ就活が終わってみると「本当にこの業界でよかったのか」「もっと自分に向いている業界があったのではないか」と考えてしまっている方。
つまり、自分が選択しなかったものに対して、自分のより良い未来を想像してしまい、悩んでしまうタイプです。
原因②
「内定先の同期とのレベルの違いに驚愕」〜対同期比較タイプ〜
このタイプは就活自体は納得した形で終えたにもかかわらず、内定者懇親会などで不安を持った方。
同期が自分と比べて優秀すぎる、逆にレベルが低そうと感じ、入社後に不安を感じてしまってはいませんか?自分がこの優秀な人の中で活躍できるのかと考えてしまったり、お互いにライバルとして高め合えそうな存在がいないことに不安を感じたりと、入社後の周囲の環境に関して悩んでしまうタイプです。
原因③
「自分のやりたい仕事<周りからの反応」〜世間体重視タイプ〜
このタイプは様々な企業の内定を持つ中で、最終的に自分のやりたい仕事が出来そうかよりも、親族や世間からの「内定先すごい!」「就活勝ち組」といった評価や就活界隈での就職偏差値を重視して企業を選んでしまった方。
自分がやりたい仕事ができる企業よりも名の通っている興味のなかった業種・職種の企業を選んでしまい、入社後結局すぐに辞めてしまわないか、熱意を持って仕事に取り組めるか悩んでしまうタイプです。
原因④-1
「そもそも納得内定してない!」〜就活不完全燃焼(第一志望の内定が無い)タイプ〜
このタイプの人は第一志望、第一志望群の内定先を持っておらず、モヤモヤを抱えつつも、大学の友人などが就活が落ち着いたタイミングなどで就活を切り上げてしまった方。
中には「総合商社に行きたい」「電通で働きたい」「マーケ職に就きたい」「CAになりたい」など特定の企業や職種に強い憧れがあり、就活をしていたけどその希望が叶わなかったという方もいらっしゃると思います。
自分の行きたかった企業と入社する企業とで比較をしてしまい、どこか懸念材料を抱えてはいませんか?そして「本当にこのまま就職してしまって後悔しないだろうか」と悩んでしまうタイプです。
原因④-2
「そもそも納得内定してない!」〜就活不完全燃焼(友人と比べて私は......)タイプ〜
このタイプは同じ学力レベルであるはずの大学の友人と比べて、就活が上手く行かない、やり切った感が無いと悩んでしまっている方。友人の企業と自分の企業とで比較をしてしまい、「自分とあの子はそんなに変わらないはずなのに、どうして自分だけ」とモヤモヤしてしまうタイプです。自分と友人を比較しているうちに、本当に自分がやりたかったことが分らなくなってしまうなんてことも心当たりがあるのではないでしょうか。
このように「内定ブルー」と言ってもその悩みの種は人それぞれ。そして内定ブルーの原因を突き詰めてみると、「自分は就活を頑張れていなかったのではないか」「こんなことで悩んでいて大丈夫だろうか」と更に不安になってきますよね。
ですが、内定ブルーは決して悪いことではありません。内定ブルーになる自分を責めないでくださいね。
内定ブルーは自分の将来をよく考えている証拠?内定ブルーな自分を肯定してあげよう
一見、内定ブルーにはマイナスイメージがありますが、一概にそうとは言えません。
内定ブルーは、社会で活躍したい、より良い環境で成長したいという向上心や熱意の表れとも言えます。仕事への向上心や熱意を阻害し得る選択を出来るだけ避けたいと思うことは当然ですし、それらがあるからこそ「何がベストな選択か」と内定ブルーになってしまうのではないでしょうか。
まずは、「こんなに将来について悩むことができる自分って思慮深くてステキ」と肯定してあげましょう。内定ブルーなあなたは、様々なリスクを考慮し、それに対処しようとする力が強いはずです。仕事における様々な場面でその力がリスクから自分やチームを助けてくれるかもしれません!
一方で、まだ身に降りかかっていない困難やリスクに対してブルーになりすぎてもどうしようもないことも事実。結局は自分が飛び込んでやってみなければ何も分からないということは心に留めておきましょう。
内定ブルーになった就活生が取るべき行動は?
自分自身の内定ブルーの正体を突き止め、更に自分がリスクヘッジに長けた社会人になる可能性を秘めていることが分かったところで、内定ブルーに対して取るべき行動について考えていきます。
就活に限らず、自分で考えているだけでは解決しないことはたくさんあります。そんな時は自分が話しやすい人に今の心境について話してみることがおすすめです。聞いてもらうだけでもスッキリするものですし、第三者としての意見を得ることで、自分が結局どうしていきたいのか進む道が明確になることもあります。
これからの選択についての具体的な助言・指針を求めたい場合は、原因別に相談する相手を変えてみてください。
原因① ないものねだりタイプ
自身の内定先にない他社の良いところが輝いて見えてしまっているあなたは親、大学の先生、OB・OGなど身近な人生の先輩に率直に今の気持ちを話してみましょう。自分の持っていないものを欲しくなるのは人間としてあるあるなことですよね。そういう経験をしてきたであろう先輩に話を聞いてみる、悩みを相談してみることで自分の選択を認めてあげられるようになったり、冷静に考えられる手助けをしてくれます。
原因② 対同期比較タイプ
同期と自分を比べて不安を感じているあなたは、入社する前に内定先の同期・先輩と仲良くなって、話してみると案外悩みが晴れたりするものです。自分と遠く離れた存在に見える同期や先輩でも、話してみると自分と似ている・通じる部分があるものです。その企業で内定を持っているあなたも他の同期や先輩と同じように、何かを認められて、期待されて内定を獲得しています。自信をもってくださいね。
原因③ 世間体重視タイプ
周囲の意見を気にしすぎてしまうあなたは一度自分自身と相談する時間を持ってみてください。自分の悩みや不安なこと、仕事を通してやりたいことなど就活に関して自分の中で考えていることを一度言葉にし、本当に自分が大事にしたい軸は何か一人で考える機会を持つことが大切です。一人だけではモヤモヤが消えない方は自分で考えた後、世間体を重視して入社した先輩と自分のやりたいことなどを優先した先輩の両方の話を聞いてみることで自分にあった選択ができるかもしれません。どちらの選択にも良いことと悪いことは付き物です。
原因④ 就活不完全燃焼タイプ
自分が納得できる内定が無いように感じるあなたは、自分の希望の企業や職種で働く人、それが叶わず別の道で働いている人両者の話を聞いてみる、相談をしてみることで希望職種で働く良さ、一旦別の道に進んでみる良さどちらも考えてみましょう。どちらの道を選んでも少なからず後悔や辛いこともありますし、逆に嬉しいこともあるはず。置かれた場所でひとまずやってみることで見えてくることもあるので、必ずしも希望企業や職種、友人の行く企業がすべてではないということは忘れないでくださいね。
そして、知っている人だと話しづらいようならSNSやノートに書いてみてください。自分が抱える不安は具体的にどんなもので、それと自分がなりたい社会人の何が違うのかなど言語化し、書き留めておくことで、自分のした選択にふと不安を感じた時、立ち返る指針となってくれます。
考えを巡らせ、人に話してみたりした結果この選択じゃないと思うのなら、就活を再開することも一つの手です。まだ気になる企業の募集が続いているようなら夏採用や秋採用に応募してみましょう。
どうしても納得する企業の募集がやっていない、この企業を受けたいという希望があれば就活浪人や就活留年をすることもできます。この選択は自身にとって負担も不安も大きく難しいものかもしれません。前年の就活よりも上手くいく保証はどこにもないですし、前年であったら何なく内定が貰えていた企業から、就活で浪人・留年したということで眉をひそめられることもあるでしょう。
ですが、その決断の先に待っているのは、自分が心から納得できる就活かもしれません。日本では型にはめられがちな就活ですが、そこでした選択が必ずしも正解なわけではありません。思い切って行動してみることで、今よりも後悔のない未来を掴みましょう!
解決にはなっていませんが、就活で煮詰まった時には一旦気分転換で友人と遊んだり、趣味やアルバイトに時間を使って気持ちをリセットすることも大切です。内定ブルーに陥っている時の判断が正常とは限りませんよ。
内定ブルーと一口に言っても、蓋を開けてみるとその不安や悩みの種は人それぞれです。自分が実は真剣に就活が出来ていなかったのではないからこんなことになっているのではないか、なんて思わなくても大丈夫。内定ブルーに陥る人はどんな企業から内定をもらっても考えることが多くて内定ブルーになります。自分がなぜ内定ブルーになっているのか、1人で抱え込まずに明確にして、その次のステップに向けて動き出しましょう!