就活/企業調査 2018.10.22
長期インターンに参加するメリット~6つのメリットから長期インターンに参加する意味を考える~

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    「インターンシップ」

    インターンシップには大きく分けて、短期インターンと長期インターンの2種類があります。

    その内、短期インターンは短ければ1日で終わりますし、長くてもせいぜい1週間程度です。

    そのため、気軽に参加して職場の雰囲気や業務内容を知ることができます。

    それに対して、長期インターンは短くても1カ月、長い場合は1年以上にも及びます。

    ここまでくるとちょっと気軽にというわけにはいきません。

    参加する以上は、それによってどのようなメリットがあるかをしっかりと把握したいところです。

     

     

    「長期インターンに参加する6つのメリット」

    そこで、具体的にどのようなものがあるかと考えてみると、主に6つのメリットを挙げることができます。

     

    ビジネスマナーの基礎が身につく

     

    1つめはビジネスマナーの基礎が身につくという点です。

    就活の際に、マナーが全然できていないと人事担当者からのイメージは確実に悪くなります。

    しかし、いくらマナーについて学習を積んだとしても実際の経験がなければ、本番で思わぬ失敗をしてしまったということにもなりかねません。


    それに対して、長期インターンに参加した場合は実践の中でビジネスマナーの基礎を自分の血肉とすることができます。

    そうすれば、就活の際にマナー上の失敗をする確率は低くなりますし、緊張をせずに自信をもって臨むことができるようになります。


    また、ビジネスマナーの習得は就活に役立つだけではありません。

    社会人になってからも大きなプラスとなるのです。

    長期インターンではかなりの時間を社会人と一緒に過ごすことになります。

    そのため、単に敬語の使い方や挨拶の仕方だけにとどまらず、「正しいスーツの着方」や「飲み会の席順」といったものまで、社会人にとって必要なルールを数多く学ぶことができます。

    そうした経験の蓄積は、就職してからスムーズに社会に溶け込むための足がかりとして大いに役立つはずです。

     

     

    仕事へのメリットが身につく

    2つめのメリットとしては仕事への理解が深まるという点が挙げられます。

    人にはそれぞれ憧れの職業があります。

    しかし、実際に就職してみると、想像していたのと違っていてがっかりしてしまったという例も少なくありません。

    特に、一見華やかそうに見える職業ほど、その中身は泥臭くてギャップが大きいものです。

    そこで、長期インターンに参加し、就職前にその職業の中身を知っておけば、就職してから失望するといったことは防げます。

    それに、インターン参加の段階であれば、他の職業への方向転換も比較的容易です。

    これが就職してから異職種に転職するとなると、難易度は一気に高くなります。

    そういう意味で、これはかなり大きなメリットだといえるでしょう。

     

    また、その仕事の本当の厳しさを肌で感じることができるのも長期インターンならではの特徴です。

    短期インターンは長くても1週間程度で終わるため、知ることができるのはせいぜい仕事の表面上の部分くらいのものです。

    それに対して、長期インターンは長期間に渡って社員とほぼ同じ仕事を行います。

    その結果、仕事の詳細はもちろん、自分の実力の限界や自分にとって何が課題なのかといったところまで深く知ることができます。

    そうして得た知識は就職先を選ぶ際の参考になりますし、スキルアップを目指すには何をすればよいかの指針にもなるはずです。

     

    人脈づくり

    続いて、3つめは人脈作りです。

    長期インターンに参加すると、そこで多くの業界人や学生たちと出会うことができます。

    しかも、ある程度長い付き合いになるため、じっくりと親交を深めることも可能です。

    そうして出来上がった人脈は将来思わぬところで役に立つ場合があります。

     

    たとえば、業界の人たちとのつきあいを深めていくと、OB訪問やOG訪問の機会へとつなげていくことができるかもしれません。

    また、同じ企業のインターンを受けた学生なら、たとえ職場は違っていても、将来、同じ業界に就職して仕事上の付き合いをする可能性は高いといえます

    そう考えれば、人脈を広げておいて、損になることはないはずです。

     

     

    自己PRの材料になる

    さらに、4つめのメリットとしては就活の際に自己PRの材料になるという点が挙げられます。

    就活を行うときにはまず、履歴書やエントリーシートなどを作成します。

    その際に、重要なポイントとなるのが志望動機と自己PRです。

    多くの人はサークル活動やアルバイトなどで得た経験を絡めて、それらの内容を作成しようとします。

     

    しかし、それだけではやや具体性に欠ける場合があります。

    一方、長期インターンに参加していれば、実際の職業経験を通じ、より具体性のある自己PRや実感のこもった志望動機を書くことが可能です。

    これは就活において決して小さくないアドバンテージです。

    それに、長期インターンに参加したこと自体が他の就活生との差別化につながり、大きなアピールポイントとなるケースも考えられます。

     

    面接対策

    それから、5つめのメリットとして、面接対策になるという点も見逃せないポイントです。

    普段、学生同士でしか話をしたことがない人がいきなり、企業でそれなりの肩書を持っている人と面と向かって話をしなければならないとなると、どうしても緊張してしまいます。

    そうなると、いくら予行練習をしていても、あがってしまって質問にうまく答えられなくなるといったケースも十分考えられます。

    それに対して、長期インターンに参加すると面接を行う前に多くの場数を踏むことができるのです。

     

    毎日、社会人と机を並べて仕事をするのはもちろんのこと、ときには重役クラスの人間と言葉を交わす機会もあるかもしれません。

    また、営業職のインターンに参加すれば、顧客を前にして新しいサービスを提案することもあります。

    このようにして、日頃から目上の人間に接したり、他人にアピールをする習慣を身につけたりしておけば、面接においても落ち着いた態度で堂々としゃべれるようになるはずです。

     

    お金が稼げる

    そして、最後のメリットはお金が稼げるという点です。

    昔のインターンシップは無給のものがほとんどでした。

    そのため、お金に余裕がない学生はなかなか長期インターンには参加できませんでした。

    学業とアルバイトとインターンの3つを同時にこなすのは困難だからです。

     

    しかし、現代では長期インターン参加の学生に対して、バイトと同程度の給料を払う企業が増えてきました。

    そうなると、インターンに参加しないのは逆に損という話になります。

    なぜならば、アルバイトは何らかの経験にはなるものの、基本的にはお金を稼ぐためだけの手段ですが、インターンでの経験は自分の夢や目標に直結しているからです。

     

    特に、「将来はIT業界に進みたい」「ファッション業界に進んで自分のお店を持てるようになりたい」といった具合に、具体的な目標が決まっている人にとっては、お金を稼ぎながら憧れの職業を体験できることになります。

     

    「最後に」

    以上のように、長期インターンには多くのメリットがあります。

    うまく活かせば就活で大いに役立ちますし、それ以外にも「社会を学べる」「人脈を広げられる」「スキルを高めることができる」といった点も見逃せません。

     

    そして、何より大きいのが自分に自信が持てるようになるという点です。

    就活を控えた時期は将来に対する漠然とした不安を感じるものです。

    そんなときに長期インターンに参加すれば、そこで培った経験が自信となるとともに、自分の進むべき道が見えてくる場合があります。

     

    長期インターンは自分のやりたいこと、あるいは自分に向いていることを見つける絶好の機会です。

    将来について悩んでいる人は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。

     

     

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