目次 [非表示]
インターンは「インターンシップ」とも呼ばれるもので、大学生が一定期間企業で働くことを指します。直接企業で応募しているものもあれば、大手の転職サイトなどが主催する博覧会形式のものなど様々です。今回は広告代理店、博報堂の就職を希望する学生がインターンに参加することで本採用での内定に直結するかどうかを紹介していきます。
インターンは参加した方が就活でも有利か
インターンに参加することは「学生が企業で経験を積むこと」が目的と思われがちです。しかし、企業と学生、双方が仕事を通じて接触できるインターンはお互いにメリットがあり、有意義なものとなります。
実際にどのようなインターンがあるかは大きく「長期インターン」「短期インターン」「有給インターン」「無給インターン」の4つに分類されているといわれます。インターンの参加は就活においても有利かどうかは就活中の学生にとって、最も気になる点です。
また、インターンにエントリーして選考に通過しても必ず本採用が約束されるものではありません。博報堂のインターンに参加できた学生でも本採用に至らなかった学生も居れば、逆にインターンで落ちた後に巻き返し、内定を獲得した学生もいます。
ただ、博報堂を志望する学生がインターンに通過したならば、本採用でも内定がでる確率が高くなることだけは間違いありません。その理由としてインターンは本採用よりも採用枠が狭いからです。
博報堂のインターンはどのような目的か
博報堂で募集しているインターンは2019年では3コースで約70名募集して実施されました。プレエントリーから始まり、エントリーシートによる選考、WEBテストを経て、最終面接に合格した学生が参加できるため、他社のインターンと比較しても明らかに難関であるといえます。。
また、過去の博報堂のインターンはキャンプ場で、合宿形式で行なうものが多くありましたが、2019年は東京都心で行なわれています。そして、2016年のキャンプ場で行われた「脳が汗かくほど考える」に継続して、2019年も「人生最高に脳が汗だくになる」というテーマでのインターンが実施されています。そのインターンの目的を、2016年に博報堂人事部の担当者にインタビューした記事「【なぜ博報堂のインターンシップなのか?】博報堂人事部にインタビュー! 」で詳細にお話ししてくれています。
社員が参加することと達成感が得られることが他社インターンとの違いだとしていて、インタビューの最後では「実際に自分がどんなことしたくて、行動しているのかと言う学生が多い」と参加学生の特徴を述べています。このことからこのインターンの目的は学生とのミスマッチ解消と博報堂の求める「冒頭の哲学」を学生に伝えることだといえます。
インターンを通過するためには
博報堂のインターンは倍率も高く、簡単には通過しません。では、具体的にどのようにしたら良いのでしょう。
まず、インターンの目的を掴むことで、その目的の一つがミスマッチによる離職防止です。一般的な新卒者の3年以内の離職率は新社会人の約3割といわれており、その理由としてあがるのが「思い描いていた会社像とのギャップ」や「就活時に描いていた仕事内容と実際の業務が違う」などが代表例です。これらミスマッチを抑えることが企業が積極的にインターンを導入している要因であり、企業のグローバル化に伴って多くの企業で若い世代の登用が盛んになっています。枠にとらわれないアイディアや挑戦心を持った人材が必要とされているのです。
企業も若手社員をかつてのようにじっくりと育てるのでは無く、早い段階から責任ある仕事を任せています。そのため、企業はインターンを通じてそのような自己成長を遂げて欲しいことが背景にあります。
これらをしっかりと理解し、インターンテストに臨むことがインターン通過の近道です。加えて、過去の博報堂のインターンテスト内容もネットには出ていますので、それを見て対策をしましょう。
博報堂のインターンに落ちても諦めない
博報堂のインターンで合格しなかったからといって、本採用を諦める必要はありません。インターンでの不合格者でもその後、努力して本採用に至ったケースもあります。
また、よく言われることが、OB訪問を積極的に行なうことの大切さが博報堂を含めた広告代理店の就職活動に挙げられます。広告代理店のOB訪問は実際の営業活動におけるフットワークや人脈の構築にも直結すると言われています。
なぜなら、OB訪問は実際の営業活動と比較してハードルも低く、このOB訪問で人脈を築けないくらいであれば実際の営業活動では力を発揮できないとされているからです。
さらに、広告代理店は志望者も多く、面接時間もわずか15分という場合もあります。そのような限られた時間しか与えられない面接では自身の全てを聞いてもらえることはほとんどないでしょう。
そのため、OB訪問を通して企業にアピールすることも重要です。実際に面接でOB訪問した名刺を見せ、内定を勝ち取った取った学生の例もあります。
他には、博報堂のグループ会社のインターンに参加する方法もあります。このインターンは冬の時期に実施しており、2016年は2日間の日程で行なっています。
これらグループ会社のインターンに参加することも、これからの就活でプラスになるもので、サマーインターンに通らなかった学生はこのインターンも検討する価値があります。
内定には直結しないが本採用では有利
博報堂のインターンは「生活者発想」というキーワードのもと行われており、学生の間でも人気のインターンです。しかし、それが内定に必ず直結することは無いとされています。
とは言え、インターン通過者は本採用において、通常とは異なる選考フローが取られています。そのため、インターン通過者は本採用では有利であるといえるでしょう。