目次 [非表示]
「面接とエントリーシート」
電通・博報堂に通るためのポイントは、「面接」と「エントリーシート」の対策をしっかりとしておく事になります。
採用試験には筆記試験もありますが、特別に何かをする必要はなく最低限の対策をしておけば大丈夫だとされています。
もちろん自信がない場合はしっかりとした対策をした方が良いですが、過去の通過者の傾向をみると面接とエントリーシートの方が重要となるようです。
「面接」
面接でポイントとなる要素は多く、面接の3大要素と呼ばれている「ロジカル・コミュニケーション能力・体力」はもちろん、「個性」や「熱意」が大きなポイントになります。
「ロジカル」
「ロジカル」とは、質問に対して具体的な理由を踏まえて論理的に回答していく力になります。
特に広告業界では、同業他社と一括りにされる事を嫌う傾向があります。
広告業界全体への印象だけでなく、なぜ電通・博報堂でなくてはダメなのかをしっかりと考えておきましょう。
もちろん他の質問に対しても同様の事が言え、自分の経験がどう仕事で生かせるのか、どんな仕事がしたいのか、自分とはどういう人間であるのかを論理的に説明できるようにしておきましょう。
また電通・博報堂ならではの質問としては、CMに関しての事を聞かれる場合があります。
好きなCMを質問された場合、単に面白いや印象に残っているからだけでなく、どういう意図があって作られているから好きですと答えられるようにしましょう。
その為には普段からCMの意図を考え、見る目を鍛えておくと良いです。
「コミュニケーション能力」
「コミュニケーション能力」にも様々ありますが、特に面接では短い時間でも自分の言いたい事をしっかりと伝える力が求められます。
電通・博報堂の社員は、商品の魅力などを短い言葉や映像で伝えるプロです。
面接でもこの点がポイントとなるので、質問などを想定ししっかりと対策を練っておきましょう。
特に博報堂の面接では、短い時間に多くの質問に答えなければならないとされています。
どのような質問なのかをしっかりと理解し、端的に話せる力が必要になります。
また、自然体で話をできる人が内定者に多いという特徴があります。
参考書から抜粋したような言葉ではなく、あくまでも自分の言葉で伝えられる人が必要とされているようです。
他にも素早く答えられるかという頭の回転の速さを見る為に、あえて難しい質問がされる場合もあります。
周りの雰囲気で緊張してしまうかもしれませんが、会話のテンポを崩さないように意識しましょう。
「体力」
電通・博報堂の仕事はハードワークでも知られており、人付き合いも大事な業界なので「体力」について聞かれる事も多いようです。
また体育会系の業界と言われているので、規律や礼儀、元気の良さも重要となります。
その為面接ではハキハキと答える事が大切であり、多少垢抜けている印象があった方が良いようです。
また忙しさやストレスに対する免疫力を見る為に、わざと高圧的な質問や態度をとる面接官もいると言われています。
困難な状況でも最後までやり遂げられる力、初めての直面する事にも動じない心も大切になります。
「個性」
「個性」は大事な要素であり、他の人にはないオリジナリティーを持つ事がポイントとなります。
電通・博報堂を志望する学生は多く、当たり障りのない事だけでは印象を残す事はできません。
自分はこういう人間だ、自分にしかできない事があるというのを伝えられる面接にするように心がけましょう。
また過去の通過者の傾向としては、ユニークな人材である事が多いようです。
広告業界で働いていく為には、無難な発想だけでなくユニークな考えも必要となります。
ただしグループディスカッションの場合は、自分を前面に出し過ぎないようには気を付けなければいけません。
議論を良い方向へ導く力も見られているので、個性と組織のバランスを考える事もポイントとなります。
「熱意」
応募する人数が多い電通・博報堂では、1次選考の段階から全員の話をしっかりと聞くという事は少ないと言われています。
人気の高い企業なので、とりあえず受けてみようかなという人も少なからずいるとされているからです。
その中で自分の事をアピールするには、「熱意」を見てもらう必要があります。
口ではいくらでも真剣と言っても、それを証明する方法がなければ信じてはもらえません。
そこで参考とされているのがOB訪問で、何人と会ったかで熱意を判断される事も少なくはありません。
OBの方々も忙しい合間を縫って時間を取ってくださるので、多くの人を訪問しているという事は時間をかけ早い段階から志望していたという証拠にもなります。
また広告業界は人脈が大切とされているので、OB訪問の人数が少ないと今後の仕事に対しても不安感を持たれてしまいます。
特に電通では必ずOB訪問の人数を聞かれるようなので、最低でも5人以上、可能であれば10人以上OB訪問をするようにしましょう。
事前のOB訪問以外に面接で熱意を伝える方法は、この会社で何をしたいかの明確なビジョンを提示する事が大切になります。
ただし全員が希望する部署で働ける訳ではありませんし、面接でその事を質問される場合もあります。
希望の部署でなくともこの会社で働きたいという事を伝えられるように、他の会社の事も調べ、それぞれの違いを意識して面接に臨みましょう。
本気で働きたいと伝える事が、電通・博報堂に通る為には必要なポイントになります。
「エントリーシート」
エントリーシートでポイントとなる点は、「読ませる内容」「自分らしい言葉」「一貫性のあるエピソード」などがあげられます。
「読ませる内容」
読ませる内容とは、具体的に言えば面白くて面接でもっと聞いてみたいと思わせられるような内容になります。
他の学生と同じようなエピソードでは興味を持たれない可能性が高いので、自分の学生生活を思い出し、人と被らないような内容になるように心がけて書きましょう。
ただ全部を書こうとしてボリュームが増えてしまうと、多くのエントリーシートを読む採用担当者に読んでもらえない事も考えられます。
できるだけシンプルにまとめつつも、要点をしっかりと伝えるのがポイントです。
「自分らしい言葉」
自分らしい言葉を使うのは重要なポイントであり、慎重に言葉選びをしましょう。
自分らしい言葉というのは短くても力のある言葉となり、見る人の目を惹き留めやすいとされているのです。
ただし広告業界だからといっても、あまりにも奇をてらったような言葉は避けるようにしましょう。
どのような言葉を選んだとしても、自分でその意味や内容について論理的に説明できる必要があります。
「一貫性のあるエピソード」
一貫性のあるエピソードは、自分という人間を知ってもらう為に必要なポイントと言えます。
企業がエントリーシートを学生に課す理由は、エントリーシートを通して学生がどのような人であるかを知りたいからです。
その事を忘れただ設問に回答しているだけのエントリーシートでは、読み終わっても良く分からなかったという印象が残ってしまう可能性があります。
書きたい内容が沢山ある場合でも、全体を通してどう相手に伝えるかを意識して書くようにしましょう。
また、面接ではエントリーシートを元に話が進められる場合が多いです。
その為面接で話したいエピソードを考え、内容に入れると良いとされています。
事前に想定される質問などを考えておき、面接で何を話せば良いかまで考えてエピソードを決めます。
しっかりとした準備をしておく事で、内容についての詳しい説明を求められた場合でも焦らないで答える事ができるのです。