転職/調査分析 2017.11.29
【エリンギが行く!】世界レベルの技術でマーケティング課題を解決! ソニーグループの「SMN株式会社(旧:ソネット・メディア・ネットワークス株式会社)」は、ベンチャー気質溢れるオープンな会社だった!

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    右はSMN株式会社 執行役員 谷本秀吉氏

    こんにちは。シンアドインターン生のエリンギこと廣澤です。急成長中の企業を訪問する「エリンギが行く!」5回目の今回は、ソニーグループの企業「SMN株式会社」さんにお邪魔しています。

    世界レベルの技術を保有し、さまざまなマーケティング課題に向き合う同社、ソニーグループ企業でありながら独立経営であるため、ベンチャー気質も備わっていて、とてもフラットな雰囲気なのだとか。さっそくお話をうかがってみましょう。

     

    SMN株式会社(旧:ソネット・メディア・ネットワークス株式会社)とは?

    インタビューの前に、人事部の方々から同社の事業内容をうかがいました。そこで今回の記事ではまず私、エリンギから、事業内容の説明をさせていただきます!

    SMN株式会社は、2015年に上場した、ソニーグループの中でも独立経営をしているベンチャー企業です。

    主な事業は3つ、現在の主力事業である「DSP(デマンドサイドプラットフォーム)」、「広告収益最大化の支援」、そして「アフィリエイトのプラットフォーム」です。今後はアドテクノロジー領域だけに留まらず、さまざまな事業の開発を目指しています。

    ※SMN株式会社会社説明資料より抜粋

    事業の軸足となるのは、なんといっても技術力と発想力。世界レベルの技術を駆使したAIや高速処理インフラなど、ソニーグループのアセットを利用しやすい環境であること。そしてベンチャー企業ならではのフラットさやスピード感、意思決定力を持ち合わせ、ボトムアップの体制も整っていることから、発想も豊かであること。こうした強みがあるからこそ、さまざまなマーケティング課題を解決へと導くことができるのです。

    特に注目なのが、DSPのメインシステムであるAI「VALIS-Engine(ヴァリス・エンジン)」。インターネット上にある大量のユーザー行動ログから、機械学習によって性別・年齢・興味関心などを瞬時に判断することもできるのだとか。今後は、同社が保有するビッグデータを利用して、より細かく正確なターゲットの選定、そしてさまざまな手法によってターゲットへのアプローチを可能にするマーケティングプラットフォームづくりを目指しているそうです。

    世界レベルの技術とともに、未来に向けて新しい事業を展開し続けるSMN株式会社。「自分のアイデアで新しい事業をつくりたい!」「ハイクオリティな技術に触れたい」という人がやりがいを持って働くことのできるフィールドです。

    ◆DSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)ってなに?
    テレビCMや新聞、雑誌などの決められた枠に予め決められた情報が発信される従来の広告に対し、インターネット広告の中には、見る人によって出てくる広告がかわるものがあります。それは、広告枠の裏側で、「どんな人が見ているか」という情報をもとに、広告主が枠を買うかどうか(入札)を決め、オークションにかけられているから。インターネット広告は、この一連の流れを、ユーザーが特定のページを開いてから広告があらわれるまでの一瞬で行います。「こんな枠がありますよ」と枠を提供するサプライヤー(媒体)側のプラットフォームがSSP。それに対し、同社のように、提供された枠を買って広告代理店へ渡すデマンド側をDSPといいます。

     ※SMN株式会社会社説明資料より抜粋

     

    執行役員 谷本氏へインタビュー

    それではここからインタビューです! 最初は執行役員の谷本さん。谷本さんは半年前に同社に入社、前職はデジタルエージェンシーのGMO NIKKO株式会社で常務取締役としてマーケティングやテクノロジーに携わっていらっしゃったのだそうです。転職をされて今どのように感じていらっしゃるのか、うかがいました。

     

    グループ総合力と高度なテクノロジーは
    ネット業界で生き残るための原動力になる

     

    エリンギ 入社されて半年とうかがっています。ご入社の経緯をお聞かせいただけますか?


    谷本さん 前職はGMO NIKKOという会社に15年間在籍し、経営側の立場でも10年程の経験を積みました。やりがいを感じていたのですが、インターネット広告を扱う上で何を強みに生き残るかを考えた時、これからはソニーグループでいう「グループ総合力」と「テクノロジー」であると感じ、自分自身もそこに身を投じることにしたのです。


    エリンギ まさに御社の強みに惹かれて入社されたのですね。御社の方々は、仕事をするうえでどのようなことを大切にされているのでしょうか?
     

    谷本さん マーケットのニーズをよく知ることですね。そのために、広告代理店さんや広告主を訪問して、生の声をしっかりと聞くこと、そして市場データを取り寄せてマーケットの動向をうかがうことを徹底しています。市場のニーズを、広告商品としてどう形にするかの企画力も求められますが、やはり一番活きるのは現場の声だと思っています。


    エリンギ 競合の企業がたくさん存在する中で、御社が勝ち残っている理由を教えてください。


    谷本さん 何より「効果で返していること」です。効果が出ないと、仕事は継続しません。効果の伸びしろや予測が出来て、さらに予測と同じパフォーマンスを提供できることが重要です。
     

    エリンギ 技術力はもちろんのこと、運用力にも力を入れていらっしゃるのですね?


    谷本さん そうですね。アルゴリズムや技術の改修を行うために、効果の良し悪しは技術チームにフィードバックしています。改修は広告効果を高めるための核ですから、まずは良し悪しの理由を人間の目で分析し、仮説立てすることが大切です。その仮説を形にしたら、アドテクノロジーが、広告効果を高まるように解決してくれるわけです。アドテクノロジーというソリューションが活きるも活きないも、企画の人間の洞察力にかかっているのだと思います。

     

    活躍できるのは、粘り強く踏ん張れる人
    インプットとアウトプットも意識的に行うべき


    エリンギ 洞察力が求められるとのことですが、御社の中でも特に活躍しているタイプの人はどのような方だと思いますか?


    谷本さん 実行力のある人、そして粘り強い人ですね。自分の目で見て感じて足を使う。経験を自分の中に落とし込み、他のメンバーにも伝えていく。このフローをこなせるようになるには、我慢強く踏ん張らなければいけません。たとえ、お客様の期待に応えられず苦しくとも、諦めたらお客様も離れてしまいます。でも粘り強く頑張れば報われる時が必ず来ますから。
     

    エリンギ 企画職においてはどうですか?
     

    谷本さん インプットとアウトプットを体現できる人だと思います。新しいもの、感動するものの情報を積極的に取りに行ける人は成長すると思います。
     

    エリンギ 谷本さんご自身は、普段、どのように情報収集をされているのですか?


    谷本さん 真面目な答えですが(笑)。新聞や経済紙は定期購読しています。業界、ビジネス誌も。小説とか映画とか音楽とか、舞台も観に行きますよ。


    エリンギ アウトプットをする際は、どのようなことを意識されていますか?


    谷本さん フレームワークの引き出しを多くもつことですね。私がまだ新卒の頃、自分の思い描く仕事のイメージと自分自身のパフォーマンスがリンクせず、ふてくされていた時期がありました(笑)。そのときに、藁をもすがる思いで経営学校に通って、戦略的思考の重要性を教えてもらいました。ロジカルシンキングだけでなく、フレームワークを活用しながら、自分なりに解釈することが大切だと。そこで身につけたことが基礎となって、仕事を通して、今でもバージョンアップしている感じです。


    エリンギ インプットしたものを、自分なりにかみ砕いて、その瞬間に必要なフレームワークの中でアウトプットするということですね。私はアウトプットが難しいと感じることがあるので、フレームワークの引き出しを増やすことをやってみようと思います。

     

    「新しいこと」しかないこの環境で挑戦を続けて
    業界中の誰にも負けない強みを見つけてほしい

     

    エリンギ 前職でのご経験も踏まえて、今御社のことをどのように感じていらっしゃいますか?
     

    谷本さん まず、入社して感じたことは、当社はモノづくりに対するこだわりが強いということです。特にビックデータの高速処理能力は業界の中でも世界レベルです。にもかかわらず、最近ではその速度をさらに倍速まで高めることに成功しています。ゴールを引かずに進化し続ける、終わらない追求があると思います。

    逆に、議論を重ねて熟考してより良い製品づくりにこだわる会社ですので、もう少し、「短い期間で開発を繰り返す」やり方を取り入れても良いかなと思います。失敗を恐れず走りながら考えてぶつかって、現場で試してお客さんの声を聞く、ということに積極的になれるように導いていきたいですね。

     

    エリンギ  トライ&エラーをより短時間でくり返すことで成長速度がより上がりそうですが、これから先はどのような会社にしていきたいですか? またそのために、どんな人と一緒に働きたいとお考えでしょうか。


    谷本さん 多くのお客様にご利用いただいくことを目指しているので、どんどん商品を企画、開発して世の中に展開したいし、数やスピード感も求めていきたいですね。だから新しいことを取り入れてチャレンジしていくことにやりがいを感じられる人が向いているかなと。むしろ新しいことしかない会社だと思っています。

    それからもうひとつ。どこかの領域で1番をとりたいですね。メンバーには、会社でも業界でも絶対に負けない、自分なりの強みを見出すように言っています。


    エリンギ 新しいことばかりで溢れる環境で、積極性に挑戦していきたいと思っている人に合っている環境なのですね。今後のさらなる技術の発展も、ソリューションの開発も、とても楽しみですね。
     

    社員の皆さまにもお話をうかがいました!

    続いて、社員の皆さまにもインタビュー。入社1年目の小島さん、田村さん、伊波さん、そして入社3年目の尹さんです。皆さんはそれぞれ違うお仕事をされているそう。どんなお仕事をしているのか、そしてそのやりがいについてうかがいました。


    <お話を聞いた人>
    トレーディング&オペレーション部 小島千慧さん(写真 左手前)
    東日本営業部 田村太征さん(写真 左奥)
    メディア部 伊波絵梨花さん(写真 右奥)
    商品企画部 尹智慧さん(写真 右手前)

     

    仕事のやりがいはどんなところ?

    エリンギ 皆さまのお仕事の内容と、「面白い!」と感じるところを教えてください。

     

    小島さん 私は、「Logicad(ロジカド)」※を使った広告配信の運用を担当しています。クライアントさんのKPIを達成するためにはどんなユーザーに配信するか、どのくらいの金額を使うかなどを日々考えながら調整しています。

    ※Logicad(ロジカド)……SMN株式会社が保有するDSP。最先端の機械学習技術をもとに開発したAI「VALIS-Engine」を搭載。
     

    私が運用している広告はCPA※重視の案件が多く、目標として設定しているCPA※に合わせることが難しい課題です。でも合うようになると楽しいです。そしてその状態を維持できれば予算の増額が実現して売り上げ拡大につながり、結果的にチームに貢献できるのでうれしいです。

    ※CPA……Cost Per Action  顧客獲得単価。成果報酬型やクリック課金型の広告で、顧客一人を獲得するのにかかったコストのこと

     

    田村さん 僕も小島さんと同じ部署で、営業を担当しています。営業なので、重視しているのは売上を伸ばすこと。注力しているクライアントさんの案件で売上を伸ばすことができれば楽しいですし、大手のクライアントさんの案件を受注できるとモチベーションも上がります。

    伊波さん 私は、メディア部でソニーネットワークコミュニケーションズ(株)のポータルサイト「So-net」のアドサーバー※の入れ替え業務をやっています。広告枠のマネタイズですね。細かく設定されている締切日をきちんと守れたときは嬉しいです。アドサーバーを運用できる人が私だけなので、きちんとオペレーションをして営業のサポートができるとやりがいも感じます。

    ※アドサーバー……ホームページに広告を配信するためのサーバー

     

    尹さん 私は入社3年目なのですが、入社当初から「Logicad」の商品企画部にいます。新しい商品の市場調査から企画、プロモーション、リリースまで、すべての流れを行っています。
     

    エリンギ どのような商品をつくっているのですか?
     

    尹さん たとえば、「Logicad」のダイナミッククリエイティブ※などです。仕事をしていてやりがいを感じるのは、企画した商品が売れたときですね。売れたということは、それだけ商品力があったということです。営業さんが売りやすい環境を作れたということにもなるので、やりがいを強く感じます。

    ※ダイナミッククリエイティブ……「Logicad」の商品。広告主のサイトに訪れたことがあるユーザーに対し、閲覧履歴をもとに、最適な広告クリエイティブを自動的に生成し、クリックやコンバージョンを促進するシステム。

     

    会社の雰囲気は?

     

    エリンギ チームや営業さんに貢献できることにやりがいを感じていらっしゃることからも、会社全体の雰囲気の良さや人の良さが伝わってくるのですが、皆さんは選考過程の段階から「働く環境」も重視していらしたのですか?


    伊波さん 私は就活の軸にしていたのが「働く環境」で、とにかく「一緒に働く人」が重要だと思っていて。他社の選考では、現場の人にお会いすることができなかったり、会社の雰囲気がわからなかったりして悩んでいました。その時に、知人から「雰囲気が良い会社だよ」と当社のことを教えてもらって。確かに面接でお会いする人たちがみんなとても良い雰囲気で、会社自体の良さも伝わってきたので、入社を決めました。


    小島さん 私も、面接での雰囲気や人の良さが入社の決め手のひとつでした。選考過程で会う人は皆、嘘をついていないという印象があり、人の良さに惹かれたんです。あわせて、当社は新規事業も積極的に行っていたので面白そうだと思ったのと、自分で分析して考えて実行することが好きだったので、「運用」という仕事に興味を持っていました。
     

    エリンギ やりたいことができて、さらに環境も良い……理想ですね! 私も今さまざまな企業にインターンとして訪問しているのですが、業務内容と同じぐらい「環境」も大事だということを感じています。
     

    これからやってみたいことは?

    エリンギ それでは最後に、皆さんがこれから先、挑戦したいことを教えてください。

    小島さん 興味があるのは、AIでつくっているVALIS-Cockpit(ヴァリス・コクピット)です。ユーザーの情報が詳しくわかるからです。リターゲティング広告が中心であることが疑問視されることもある今、「買う人」に届けるのではなく、「買わない人」に向けて良い広告を出すことが、クライアントや商品の価値を高めるのだと思うので、これから方法を模索していきたいです。

    ※リターゲティング広告……不特定多数の相手に公開せず、過去に商品やサービスに興味を持ってくれたユーザーに対して再度アプローチするための広告

     

    田村さん 私は、何よりも大きなクライアントから受注することを重視しています。それが自分の売り上げ、ひいては会社の売上につながるので。同時に、クライアントである代理店さんに関する知識、たとえば計測ツールは何を使っているのかなど、そして提案できるアイデアを増やしていきたいと思っています。


    伊波さん 新しいアドサーバーの安定運用です。間違えると、膨大な額の損害につながってしまうので。それから「So-net」は、本当はもっとマネタイズができる媒体だと思っています。だからユーザーに嫌われない広告でマネタイズしていきたいです。
     

    尹さん これまでは、色々な人や仕事に巻き込まれながら経験を積んできました。これからは私自身が周りを巻き込める人になりたい。自分が中心となって積極的に仕事に取り組みたいです。


    エリンギ 皆さん、ありがとうございます! 最後に谷本さん、いかがでしょうか。


    谷本さん 技術力をもってより多くのマーケティング課題を解決することです。特に、ビックデータの高速処理とAI。これらの技術を我々の価値として商品に落とし込み、クライアントさんの課題に応えられるような商品力をつけたい。業界の中ではまだまだNo.1ではないので、今後どんどんチャレンジしてシェアを拡げていきたいですね。

    それから、若いメンバーも増えているので、アドテクノロジー事業を担当する役員としては、実業務を推進しているメンバーが活躍できる環境をつくっていきたいです。


    エリンギ 皆さんからさまざまな話をうかがって、改めて御社の事業内容や環境の良さを知ることができました。グループ企業であることの強み、そして若手社員の方が積極的に活躍されるベンチャー気質を持ち合わせている、他にはない魅力が満載なのですね。皆様、今日は本当にありがとうございました!

     

     

     

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