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アクセンチュアのエントリーシート項目
・Q: どのような軸で就職活動を行っていますか ※400文字以内
・Q: あなたがこれまでに経験した失敗を一つ選び、それをどう乗り越え、何を学んだか記述してください。 ※改行せず文章は続けて入力してください ※600文字以内
・Q: アクセンチュアを「社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォーム」と捉えたとき、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか。 ※600文字以内
・Q: 第1志望の職種を選択された理由をお聞かせください。 ※200文字以内
・Q: 第2志望の職種を選択された理由をお聞かせください。 ※200文字以内
・Q: 第3志望の職種を選択された理由をお聞かせください。 ※200文字以内
アクセンチュアのエントリーシート【実際のセンパイのES例】
就職活動時、日本大学を2019年に卒業する先輩がアクセンチュアを受けたときに使用したエントリーシートです。
Q: 趣味・特技についてご記入ください ※50文字以内
趣味はレコード集めです。レコードの優しい音が好きです。
特技は仕事を覚えるのが早いことです。
Q: どのような軸で就職活動を行っていますか ※400文字以内
私は2つの軸で就職活動を行っています。
1つは、「企業の問題を本質から解決できる会社」です。私は長期インターンで企業に対して営業を行ってきました。この営業の経験から、商品を使ってもらうことにより、企業の問題を解決できるが、問題の本質までは解決できないと考えるようになりました。このことから、企業の問題を本質から解決ができ、やりがいの大きい仕事をしたいと考えるようになりました。
もう1つは、「どれだけ自分の価値を高められるか」です。私の目標は日本のプレゼンスの向上に貢献する事です。その目標を達成するためには、自分の価値を高める必要があると考えています。自分の価値を高めるには、志の高い優秀な方が多く、若いうちから大きな裁量を持って働くことの出来る環境で働く事が重要だと考えています。また、自分の価値を正当に評価してもらえ、成果を追求できるような、環境で働きたいと考えています。
Q: あなたがこれまでに経験した失敗を一つ選び、それをどう乗り越え、何を学んだか記述してください。 ※改行せず文章は続けて入力してください ※600文字以内
私は、タイ・ベトナム・カンボジアを約1ヵ月1人旅しました。その中で、カンボジアの入国の際にバスの手配を間違い、市街地までたどり着くことができず、夜中に一人だけになってしまいました。そこで私は、この状況を脱却するために、ヒッチハイクを行いました。初めは暗く、どの車にも気づかれなかったが、スマホをライト代わりに使い、注意を引くことによって、トラックを止めることができました。そこから砕けた英語とボディランゲージで、何とか意思疎通を図ることができ、市街地まで同乗させてもらえました。この経験から、3つの事を学びました。1つは、行動力の大切さです。上記の状況でヒッチハイクをしなければ、何も起こらなかったです。現状を変えるためには行動する必要があります。行動をしたことにより、この失敗を乗り越えられたと考えています。2つ目は柔軟な発想力です。困難な状況に陥っても、現状を把握して問題解決に向けて最善を尽くすことは重要です。しかし、良質なアプトプットを出すには、プラスαで柔軟な発想力が必要だと経験から学びました。3つ目は、言葉の違う人でも工夫をすれば意志疎通ができる事です。今後の社会は今よりもグローバルになってきます。英語を母国語としない人との会話も多くなります。意思を伝える工夫、コミュニケーションの工夫は、これからのビジネスでは必須スキルだと考えています。そのスキルを私は実際に学ぶことが出来ました。
Q: アクセンチュアを「社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォーム」と捉えたとき、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか。 ※600文字以内
アクセンチュアのプラットフォームを活かして、「日本のプレゼンス向上」に貢献したいと考えています。私は大学で国際経営論を専攻しています。企業が自国外に進出する時の成功要因を経営学の観点から考察する学問です。その中で、世界から見た日系企業の衰退や遅れを目の当たりにしました。「日本のプレゼンス向上」のためには、日本の国際的地位を再び高くする必要があると考えています。そのため貴社でやりたいことが2つあります。1つは、日系企業のグローバル化を支援し、海外でも国内同様の成果を出せるようにする事です貴社はプロジェクト制を採用しており、部署を超えた連携に優れています。特定の部署だけでは生み出せないソリューションも、貴社の強みである規模の大きさや世界的ネットワークを生かせば、成し得ると考えます。多様なバックグラウンドを持つチームで、シナジーを最大化出来る魅力的な仕組みを活かして日系企業の海外展開を支援したいと思いました。もう1つは、最先端のビジネス支援です。日本企業は欧米の企業と比べると大きくデジタル化に遅れをとっています。このデジタル化の遅れを取り戻さなければ、「日本のプレゼンス向上」は難しいと考えています。そこで元々総合ITコンサルティングファームで世界最大規模を誇っていた貴社の強みを活かして、数多くの日系企業が世界的に活躍できるよう支援し、「日本のプレゼンス向上」に貢献したいです。
Q: 第1志望の職種を選択された理由をお聞かせください。 ※200文字以内
【デジタルコンサルタント】
私は、多くの知見を持ち、多様な価値提供ができるコンサルタントになりたいと思っています。現在のデジタル化の背景を踏まえて、これからのコンサルタントは、デジタルを語ることが出来なければ、戦略を語ることが出来ない時代になってくると考えています。そのためには、最先端のデジタル領域に精通しておく必要があると考えています。よって、私は強くデジタルコンサルタントを志望しております。
Q: 第2志望の職種を選択された理由をお聞かせください。 ※200文字以内
【ビジネスコンサルタント】
また貴社の顔として変革の実行に携われることに魅力を感じた。ビジネス課題は難しく解決困難なものもあると思うがそれに取り組み達成することで自らも成長していけると考え、この職種を志望した。コンサルタントとして企業に近い存在となり、ともに大きな成果を成し遂げられるよう、常に学び続けたいと考えている。
Q: 第3志望の職種を選択された理由をお聞かせください。 ※200文字以内
【ソリューション・エンジニア職】
貴社の一気通貫のサービスの中で、顧客の価値を最大化するコンサルタントとなるため、その基礎となる技術を身に付けたいと考えたからだ。私は将来、IT技術とグローバルの知見を活かして顧客の支援を行いたいと考えている。その中で、ファーストキャリアでシステムの導入を担うことで、ITの知識を深め、より上流の案件に関わる際、適切な判断をできるようになりたい。
アクセンチュアの面接について
アクセンチュアの選考フロー
選考フローは以下の通りとなっていますので、参考にしてみてください。(年度・職種によって内容が変更する場合があります)
②エントリーシート
③WEBテスト
④グループディスカッション
⑤一次面接
⑥最終面接
戦略系コンサルタントはインターンの参加者から優先採用
アクセンチュアの採用選考について詳細をお話する前に、戦略コンサルタントについての注意事項があります。
アクセンチュアの新卒採用は戦略コンサルタント・ビジネスコンサルタント・デジタルコンサルタント・ソリューションエンジニアを中心に部門別採用をしています。
中でも戦略コンサルタントは、通常の新卒採用の前に行われるサマーインターンから大部分が採用されます。
中には続いての冬・春の選考から戦略コンサルタントに内定する人もいますが、あくまで夏のインターンで埋まらなかった空き枠分の採用という色合いが強いと言えます。
よって、戦略コンサルタントを志望する場合はサマーインターンを受けることを前提として早い段階から準備しましょう。
エントリーシート
アクセンチュアは120ヵ国以上にクライアントを持つ世界最大級のコンサルティング企業で、日本の就活生からも絶大な人気を得ています。
そのため、ESの通過も難関だと言えます。
アクセンチュアのESの質問内容は志望動機・学生時代の経験・キャリアプラン等ベーシックな質問が中心です。ただし、ESにおいてもコンサルティング企業で働く人としての素質に注目されているという心づもりで準備しましょう。
具体的には、質問の意図を読み取り忠実に答える力・結論から始めてわかりやすく伝える力・論理的に考える力・説得力等が問われます。顧客のコンサルティングにおいてどれも大切な力ですね。
もちろん、面接の大切な資料となるため、面接で話すことを前提とした内容にしておく必要があります。
特に、なぜアクセンチュアを志望するのか、アクセンチュアでなければならない理由は何かを伝えられるようにしましょう。
ESの項目は、「志望動機」「学生時代の経験」「職種ごとの業務を理解した上での職種希望」「求める人材像(公式HP参照)に合致・賛同するポイント」の4つの視点が選考で重要となってきます。
■コンサルティング業界を志望し、中でもアクセンチュアだからこそ志望する理由を明確に
■公式HPの求める人材像を理解し自分の素質や経験と合致する部分・賛同する部分を意識して書く
■キャリアプランを具体的に持ち、それが読み手にイメージしやすいように書く
WEBテスト
アクセンチュアでは自宅受験のWEBテストを行います。
形式は玉手箱で、言語・計数・性格診断です。
難易度やボーダーはあまり高くないとは言われていますが、玉手箱の形式慣れは必須です。玉手箱はスピード重視で、形式を把握しているかどうかで得点が大きく変わってきます。
アクセンチュアは人気の企業なので、WEBテストで人数をしぼる可能性は高いと考えられます。実際、ここで落選したという口コミも多いので、抜かりない事前対策が必要です。
■WEBテストは自宅受験の玉手箱
■スピード重視の玉手箱の形式慣れをしておくことがおすすめ
■難易度・ボーダーは高い方ではないので練習さえしておけば自信を持って臨むと良い
グループディスカッション
アクセンチュアではグループディスカッションの選考があります。
多くの人が落選すると言われる選考なので気を引き締めて臨みましょう。
抽象的なテーマを提示されて議論していきますが、ディスカッションの一般的技法(ロジックツリー等のフレームワーク)を使いながら具体的な答えを出していく必要があります。
ディスカッションのフレームワークはコンサルティング業において是非とも知っておきたいテクニックなので、これを機に調べておきましょう。
選考では、積極性やグループ内での役割、論理的で説得力がある発言ができているかを評価されます。
もちろん、周囲の意見を聞く姿勢やメンバーへの配慮も見られています。
■抽象的な問題への具体的な回答を導き出せるよう心がける
■ディスカッションの基本的なフレームワークを理解しておきディスカッションに活用する
■積極的・論理的な発言を心がける
■チームとして議論を効率的に進められるよう心がけ協力する
■聞く姿勢も大切に
面接
【一次面接】
アクセンチュアでは面接のなかで「ケース面接」というスタイルがとられます。
テーマを提示され、それに対する回答を考える時間が与えられた後、考えを発表し、その後発表についての質問に答え議論を深めるスタイルです。
一次面接はケース面接+通常面接の二部構成になっていて、ケース面接20分、通常面接が30-50分程度になっています。
ケース面接では、課題解決力・論理性・提案力が問われ、普段から時事問題をはじめ幅広い分野にアンテナを張っているかが注目されます。
普段から新聞等でさまざまな情報に触れ、話題を自分なりに考えるくせをつけておきましょう。
また、自分なりにもケース面接の練習をしておくのがおすすめです。
面接では、志望動機や学生時代の経験等、基本的な内容が聞かれます。
その際にも、コンサルティング業務において大切な「結論から話すわかりやすさ」「論理的で納得できる説明」を意識して答えるようにしましょう。
国際的な企業なので、海外への興味についても詳しく問われることがあります。事前に話したいことを整理しておくのがおすすめです。
【最終面接】
最終面接は単なる意思確認の場ではなく、落選する場合も多い難関の面接です。
他社ではなくアクセンチュアならではの志望理由を明確に伝えましょう。
アクセンチュアの他社との比較で覚えておきたい考え方があります。
他社でよくあるマッチングの視点で「自分のやりたいことが企業で現実にできることか」という点があります。これは「志望者のニーズが企業に合う」つまり「企業に既にある枠組みで働くことで成長する」という視点ともいえます。
一方でアクセンチュアは「自分のキャリアプランや成長においてアクセンチュアにあるものを活用する」という考え方です。つまり、前提として自分の描くキャリアプラン・自己実現のイメージありきで、アクセンチュアはキャリアプランにおける成長要素やチャレンジを提供してくれる場という位置付けだといえます。
「働くことで自己実現する」というのは同じでも、考え方はずいぶん違いますね。
このことを理解し、改めて公式HPの求める人材像を熟読してアクセンチュアの流儀を理解した上でのアピールをすることが効果的でしょう。
また、最終面接では大学等での専攻についての説明が求められ、専攻内容がどの点で業務に結びつくか、もしくは結びつかないが大丈夫かということが問われる場合が多いようです。
自分自身が学んできたことをわかりやすく説明し、今後どのような点で活かせそうかを示せるよう準備しておきましょう。
全ての面接を通して共通でポイントとなる点を紹介します。
■アクセンチュアだからこそ志望する理由とキャリアプランを明確に伝える
■コンサルティング業界とアクセンチュアの多岐にわたる業務・職種の違いをよく理解しておく
■話をするときは理解しやすさ・論理的思考・説得力ある話し方を心がける
■大学等で学んできたことの説明とアクセンチュアで働く上で活かせる点を伝えられるよう準備しておく
■ケース面接とネガティブチェックへの準備をしておく