インタビュー 2020.01.06
【第5回エンタメ・ビジネススクール】ユニバーサルミュージック:竹本現 氏インタビュー「一つのことをとことんやればいい!」

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    2019年の9月-11月まで開催されたエンタメ・ビジネススクール各回の登壇者とのスペシャルインタビューをお届けします。業界のことだけでなく就活アドバイスもいただきました。是非とも、まとめレポートと併せて読んでいただき、ご自身の就職活動に活かしてくださいね!

    今回は、ユニバーサルミュージックの竹本現さんにお話を伺いました。

    ※竹本さんの人柄や魅力を少しでも感じていただきたいので、あえて口調や方言も“そのまま”で掲載しております。
     

    PROFILE

    竹本 現(たけもと げん)氏

    ユニバーサルミュージック合同会社
    プロダクトマネジメント本部 本部長 
    UNIVERSAL MUSIC CREATIVE コラボレーション・タイアップ本部 本部長


    ユニバーサル ミュージック合同会社 Virgin Music プロダクトマネジメント本部長。ソニー系の金融企業に入社後、外資系音楽企業ワーナーミュージックジャパンへ転職。株式会社ローソンエンターメディア(現:ローソンエンタテインメント株式会社)取締役。

    ≫第5回エンタメ・ビジネススクールのレポートはこちらから≫ 

     

    エンタメ・ビジネススクールとは?

    開催期間:2019年8月~10月(3ヵ月)
    実施回数:全11回
    エンターテインメント業界全体から、将来性や動向まで学べる特別イベント。業界研究の一環として試しに参加してみた方から、就活早期でまずは業界の知識やノウハウを身につけたいという方まで幅広くご参加いただきました。


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    レコード会社は音楽の“部分”を売る会社

    シンアド就活:音楽業界全体やレコード会社の仕組みについて教えてください。

    竹本さん:レコード会社っちゅうのは、音楽の“部分”を売る会社。アーティストっていったらコンサートがあったり、ファンクラブがあったり、グッズがあったり、そしてCDがあったりとか色々あるでしょ。一般の人は、コンサートも音楽もファンクラブも全部レコード会社がやっていると思っている。

    でも実際は、雇用形態はプロダクションにあって、アーティスト自体をまるっと雇ってるんよね。だから、アーティストの肖像権はプロダクションが持っている。コンサートをするかしないか決めたり、ライブ会場を借りたりするのは、プロダクションがやんのね。

    レコード会社は、そこは基本的にはタッチしない。いわゆる音、CDを売ったり音楽を売る権利を持っているのがレコード会社。ただ、今はもうCD自体が売れなくなってきた。配信サービスが主力になってきていて、価値が下がってきてるのね。

    そのときに、新人を売るのってめちゃ大変なのよ。お金もかかるからね。サブスクリプションで儲かってるっていうのは、昔のアイテム、昔やった音楽。だから、権利だけあって眠ってたお金になってないものを、皆が聴くからお金になってるわけ。昔のサイクルだと、新人の場合、CDがある程度売れて利益があるからプロモーションビデオ作ったり、衣装作ったりとかできたんだよね。今、新人を売り出そう、ということであれば赤字覚悟っちゅう話なの。

    もちろん、それだけでは無理だから、最近は360度契約っていうのがあって、コンサートやグッズの利益など、事務所・プロダクションが稼いでいた分を何パーセントかもらうような契約をするようになってるんだよね。

     

    辛くても何かひとつをやりとおす!

    シンアド就活:竹本さんが働く上で大切にしてることと、学生のうちにしといたほうが良いことを教えてください。

    竹本さん:よく今は嫌なことからつらかったら逃げて良いよっていうような世の中やけどね。たしかに、ほんまにつらかったら逃げないとうつになって病気になったりする可能性もあるから、あまり一概に言えないんだけども。でも、つらくても乗り越えることをやってほしいなと思うねん。

    今、結構ひとつをやり切る前に、やっぱりこれ違うわと思って、「なんかあるんじゃねえかな?」って言って、ほかのことを探してるけども、もしかしたら逃げてるだけかもしれないよね。

    だから、つらくても何かひとつをやり通すっていうことを、学生のときに何かひとつやり通して成功体験をして、その体験を持って社会人になって、これはやらなくていいべきなのか、乗り越えると成功があるものなのかっていうのを、学生のときになんとなく感覚で学んでほしいなって思うわけ。何かひとつやり通してみたらいいかもしれないね。

     

    チャレンジしないリスクの方がリスク!

    シンアド就活:最後に就活生へのメッセージをお願い致します!

    竹本さん:これからつらい、楽しいことはもちろんあるけれども、つらくて逃げたいとかあっても、諦めなかったら必ず道は開けるから!っていうこと。あと、チャレンジしないリスクのほうが、リスクですよっていうことかな。


    ――竹本さん、貴重なお話ありがとうございました!



    ≫第1回~第5回【就活で成功する11の考え方とは!?エンタメ・ビジネススクール特別レポート(前編)】はこちらからどうぞ!≫

    ≫第6回~第10回【就活で成功する11の考え方とは!?エンタメ・ビジネススクール特別レポート(後編)】はこちらからどうぞ!≫
     

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