COLUMN 2020.01.14
履歴書に中退と書く際に押さえたいポイント

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    履歴書は就職活動で「自分はこういう人物です」と企業側に伝えるための必須アイテムです。しかし、就活をしている人の中には、履歴書に書きづらい学校中退を経験した人もいるでしょう。履歴書に中退と記入したら、就活に影響があるのか気になりますよね。不安を抱いたまま就活をしないためにも、履歴書に中退と書く時に気を付けておきたいポイントを紹介します。

    中退は必ず履歴書に記載しよう

    中退は素直に履歴書に書きづらいかもしれませんが、必ず記載するようにしましょう。

    記載する際は「中退」と書かずに「中途退学」と書いたほうが丁寧です。「中途退学」と書くと印象が悪くなると思って、「卒業」と書いてしまうのは絶対にダメです。これは学歴詐称行為にあたり、入社してから学歴を偽っていたことが明るみに出たら、減給などの処分が下されたり、悪ければ解雇される危険もあります。

    そもそも、大卒者は面接時に卒業研究について面接官から訊かれることもあります。やってもいない卒業研究を詳しく訊かれると、面接中にボロが出て、その時点で嘘がばれることもあり得るのです。
     
    嘘が発覚した時点で合格の可能性はほぼないと考えていいでしょう。面接官は志望者の人間性をチェックしているのです。就職活動で嘘やごまかしをする人間は、仕事中にミスをしても責任を逃れるために嘘をつくと判断されてしまいます。

    中退を偽るのではなく、そもそも学校に入学していた時期自体を履歴書に記載しないのもよくありません。入学していた学校を履歴書に記載をしないと空白期間ができてしまい、面接官もそれに気がつきます。そうなると今度は空白期間の間は何をしていたのかと面接官から訊かれることとなって、結局面接で窮地に立たされるのです。
     
    仮に面接をうまく切り抜けたとしても、企業によっては卒業証明書の提出を求めるところもあります。卒業していない学校の卒業証明書を用意できるはずがありませんよね。ですので、学校を中退したのなら、履歴書にも中途退学と書いて正直に就活に挑むことが大切です。

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    中退理由はどう書くべきか?

    履歴書に中退と記すときは、中退の理由も併記するようにしましょう。中退と一言で言っても、その理由はさまざまです。なかには、学校に在籍しているときに新しい目標ができて、別の学校で学ぶためや、留学のために学校を中退したというケースもあります。

    こうした自己実現のための中退は、面接官にも好意的に受け取られやすいので具体的に書くようにしましょう。例えば「〇〇学校〇〇学科 中途退学(翻訳家になるという目標を見つけ、イギリスへ語学留学したため)」と記述すれば、面接官に「行動力がある」という印象を与えることが可能です。

     
    また、やむを得ない理由で中退する人もいます。親が深刻な病気になった結果、経済的に苦しくなったり、介護のために学業を辞めざるを得なかったという人も、そのことを正直に記載しましょう。

    自身の健康面が問題で中退した人は、就活時に病気が治っていたらその点は必ずアピールするべきです。健康面に問題があって大学を中退したとだけ伝えてしまうと、企業側は仕事は大丈夫かと不安に思ってしまうからです。面接官にマイナス印象を与えないためにも、病気が完治しているのなら、就労には問題ないとわかってもらえるようにしてください。
     
    そして、「学校の勉強についていけなかった」とか「アルバイトばかりしていたら単位が足りなくなって、結局やめてしまった」という中退理由もあるでしょう。こうしたネガティブな理由の場合は具体的に書くと、面接官からの評価も辛くなります。こうした理由はくどくどと書かずに、「一身上の都合により」と記載 しておくか、単に中途退学とだけ書くにとどめて理由は記載しないようにするのが無難です。

    面接対策を怠らないように!ネガティブな中退は面接官から指摘される

    ネガティブな中退理由は具体的に書かないほうがいいとしましたが、当然面接時には、面接官はなぜ中退したのかと理由を訊いてきます。

    中退理由は覆すことができないので、中退後の自分をアピールすることで挽回しましょう。例えば「中退後にアルバイトをしていたら、その仕事の面白さに気づいて同じ業種の企業を志望するようになりました」と答えれば、学業不振で中退したと伝えるよりは良い印象を残せます。他にも、資格の取得や表彰など、中退後に何らかの成果を残した活動があれば、それを積極的にアピールしていきましょう。
     
    中退後にアピールする材料がないからと言って、ネガティブな中退を取り繕うように長々と言い訳をするのは要注意です。

    面接の受け答えは簡潔に行うことが重要です。長々とした説明というのは、相手の頭に入らないことが多く、面接官にはコミュニケーション力が低いと判断される恐れがあります。また、面接は志望者の学歴面だけを知る場ではありません。面接官は「この志望者を会社に入れても大丈夫か」という資質を知りたいわけです。中退のことばかり気にして他の質問をおろそかにしてはいけません。
     
    「学業に身が入らなかった」などのネガティブな理由で学校をやめて、中退後のアピールポイントもない場合に、面接官から中退理由を訊かれたときは「後先考えずに中退したけれど今は後悔して、心を入れ替えて頑張っている」といった回答するのがベターです。

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    履歴書でもっとも注目されるのが志望動機や自己PR

    ある就職支援サイトが行った採用担当者への聞き取り調査では、履歴書のどこを最も重要視するかという質問で「志望動機」が34%、「自己PR」が31%という結果になり、この2点が60%以上の割合を占めていることが明らかになりました。

    逆を言うと、志望動機や自己PRがしっかりしていないと、書類選考で落とされる可能性があるということです。中退をして、それに負い目を感じている人は志望動機と自己PRに力を入れて挽回を図りましょう。志望動機を充実させるには業種に対する理解と、志望する企業のリサーチが重要です。
     
    業界の現状を把握して、それに基づいた志望動機を語ることができれば、採用担当者にも好印象を残せます。また、採用担当者は「なぜ他の会社でなく、うちなのか?」ということをチェックしています。

    その会社だけでなく、他の多くの企業にも当てはまる長所に惹かれたからと述べても、担当者に感銘を与えることはできません。志望する会社の特色をきちんとリサーチしましょう。「その会社が提供する商品やサービスを利用して素晴らしいと感じて、自分も業務に携わりたいと思った」といった志望会社のみに当てはまる動機を記述しましょう。
     
    自己PRでは中退後にできた時間を使って、資格を取得したり、アルバイトに打ち込んだ経験など、ポジティブな内容にしていきましょう。もちろん、中退前に学校で何か成果を上げたことがあれば、それを記載するのも一つの手です。

    うまく自己PRが書けないという場合は、就職支援サービスを利用する方法もあります。アドバイザーが中退者向けの履歴書の書き方を教えてくれるサービスもあるので、上手に活用して立派な履歴書を完成させましょう。

    中退したからといって就職ができないわけではない!準備を整えて就活に挑もう

    学校を中退したからといってそれを過度に深刻に捉える必要はありません。

    文部科学省の調査によると2014年度に大学を中退した人は、79,331人にのぼります。また2014年にハローワークを訪れた大学中退者に、中退理由を訊ねたところ42.9%の人が「学業不振・無関心」と答えて、これが一番多い理由となりました。このようにネガティブな理由で中退する人は少なくはなく、中退した人みんなが就職できないわけではありません。

    大切なのは中退後に何もしていない期間を作らないということです。アルバイト等をしないのなら、中退者が多く利用している求人情報サイトを利用するなどして、積極的に就活の準備を進めましょう。

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