転職/準備 2020.08.20
Webデザイナーの仕事内容とは!働きた方と必要なスキルを紹介

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    Webデザイナーの仕事内容    

    WebデザイナーはWeb上のデザインだけを作ることだけが仕事ではありません。どのような流れでWebデザイナーが仕事を行うのか、その内容についてご紹介します。

     

    仕事の流れ 

    要件整理

    Webサイトを作る際にとても重要なことが要件整理です。まずはニーズやターゲットなどWebサイトを作る目的などを整理していきます。Webデザイナーが直接クライアントとヒアリングを行う場合もありますが、企業によってはWebディレクターから要望を共有されるケースも多いです。

     

    まずは、Webサイトに盛り込むコンテンツやイメージなど詳細に整理して全体像をまとめます。要件整理がきちんとできていないと、サイトの目的などが不明確になってしまいます。クライアントの要望をしっかりと確認し、理解をすることが大切です。

     

    ワイヤーフレーム作成

    ワイヤーフレームとは、Webサイトの骨組みのことです。まずはWebサイトに盛り込みたいコンテンツを書き出してからサイトマップを作成してから、ワイヤーフレームに落としていきます。そしてどのようなレイアウトにするか、画像やテキストなどのコンテンツの配置などを決めていきます。

     

    ワイヤーフレームは線と文字だけで簡単に作成するものなので、デザインツールを使用するか手書きで作成するかはWebデザイナーによってそれぞれです。

     

    デザイン

    ワイヤーフレームで作成した図に従ってデザインしていきます。デザインツールを使用して画像などを配置し、色彩の調整なども行います。クライアントによってはデザインパターンを変えたものを別に作成するケースもあり、1デザインだけとは限りません。

     

    ボタンやアイコン、バナーなどのデザインをした後はクライアントに確認してもらい、要望があれば修正や微調整などを承認がでるまで繰り返す場合もあります。

     

    コーディング        

    最後にコーディングを行います。コーディングはHTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使い、Web上でサイトを表示するための作業です。コーディングはメモ帳やDreamweaverなどのエディタを使います。HTMLタグでWebサイトの構造を作り、CSSで文字の色を変えたりなどの装飾を行い、JavaScriptで動きを加えるなどしながら構築していきます。

     

    一般的にWebデザイナーの仕事内容にはコーディングまでが含まれますが、企業やチームなどにコーディングを専門に行うコーダーがいる場合は、コーディングは必要ありません。

     

    Webデザイナーの働き方    

    Webデザイナーとしての働き方には大きくわけて企業で働く、またはフリーランスとして独立の2つになります。それぞれに特徴があるので、働き方を選ぶ場合は、自分がWebデザイナーとしてどのような環境で仕事をしていきたいのかで選ぶとよいでしょう。

     

    Web制作会社・広告代理店

    Web制作会社や広告代理店のWebデザイナーは、さまざまな企業のサイト制作を請け負います。最新のツールや技術も揃っている他にも、多くのデザイナーとの情報共有もできるので、働きながらスキルアップもできるでしょう

     

    Web制作会社や広告代理店の仕事はチームで行うため、エンジニアやコーダーが在籍している企業も多いです。とにかくデザインスキルを集中して磨いていきたい人にはおすすめの環境でしょう。

     

    事業会社

    自社のサイトやECショップなど事業会社のWebデザイナーはデザイン制作のスキル以外にもディレクションやマーケディングスキルも必要とされる場合が多いです。自社サイトなので、制作すれば長く携わることもできるでしょう。

     

    企画から運営までを行うことも多いので、Webディレクターなどデザイナー以外にも幅広く仕事をしていきたい人にはおすすめです。

     

    フリーランス

    フリーランスで仕事をするメリットは、作業時間や仕事内容を自由に選べることです。フリーランスの場合「デザイン+コーディング」がセットの依頼が多いため、デザインスキルだけではなく、コーディングスキルも身につけておく方がよいでしょう。

     

    未経験者の場合、最初からフリーランスで働くことも可能ですが、スキルが足りない場合、仕事の案件を獲得しづらいなどのデメリットもあるので、まずは企業のWebデザイナーとしてスキルを積んでからの方がおすすめです。

     

    Webデザイナーの年収                

    Webデザイナーの平均年収は、約340万〜440万円ほどと言われています。同じWebデザイナーでも働く地域や下請けで仕事をするなど、勤務場所や作業内容によって変動するため金額の幅も広がります。

     

    またフリーランスの場合は、案件次第にはなりますが働くほど収入に繋がるため、平均年収を下回る場合もありますが、同額またはそれ以上の収入を得ることも可能でしょう。

     

    未経験からでもWebデザイナーになれる

    Webデザイナーには特別な資格も必要なく、現在は独学でも学びやすい環境も揃っているため、未経験でもなることは可能です。しかし未経験者の場合はデザインツールが使える、基本的なコーディングスキルなど、仕事をする上での最低限のスキルは求められます。

     

    Webデザイナー初心者に必要なスキル・知識        

    デザインツールの操作                

    Webデザインを作るには専用ツールを使用するため、Adobe社のPhotoshopやIllustratorを使いこなせるスキルは必須になります。PhotoshopはWebサイト全体の作成や画像処理に主に使われ、Illustratorはロゴやアイコン作成に使用します。

     

    このツールを使いこなし1人でもベーシックなサイトを作れるくらいのスキルがあるのが理想的です。PhotoshopやIllustratorなどのAdobe社のツールは専門書などもあるため、操作は独学でも学ぶことができます。

     

    また、初心者の場合は資格の取得もおすすめです。基本的にWebデザイナーになるための資格というものはありませんが、取得をしておくと初心者でも基本的なスキルを持っている証明にもなり転職の際のアピールポイントにもなるでしょう。

     

    プログラミングの知識                

    エンジニアやコーダーと一緒に仕事をする場合には必要なないと思われがちですが、Webサイトを構築するためのコーディングスキルは身につけておいた方がよいです。Webデザインを作る上で最低限のプログラミングの知識がないと、コーディング泣かせのデザインを作ってしまうなどの原因にもなります。

     

    HTMLやCSSの他にもJavaScriptやjQueryなどプログラミング言語をマスターしておけばデザインの幅も広がり、需要も高くなるので転職や将来フリーランスで仕事をする場合でも強みとしてアピールできます。まずは、自分の作成したサイトのコーディングはできるようにスキルを磨きましょう。

     

    コミュニケーションスキル    

    Webデザイナーはスムーズに仕事を進めるためにもコミュニケーションは大切にしなければなりません。クライアントとのヒアリングやチームで要件整理をする際など、コミュニケーションを必要とするシーンは多くあります。

     

    挨拶は自分からする。相手の話はしっかり聞く。相手にもわかりやすい説明をするなど、周囲と意思疎通を取りながら気持ちよく仕事ができるように心がけましょう。

     

    スキルアップするためのおすすめの勉強法        

    Webデザイナーがスキルアップするための方法には、独学とカリュラム受講する方法が働きながらでも学びやすいでしょう。

     

    専門書・オンライン動画で学習する                

    まずは自分で専門書やオンライン動画で学習する方法です    。Webデザインやサイト制作などの専門書は数多くあり、初心者でも一からWebデザインを学べる書籍もあります。まずは自分が見てわかりやすいと思った一冊を選び指示通りにデザインを作ってみましょう。

     

    最近ではオンライン動画でさらにわかりやすく手順を説明しているものもあります。中でも人気なのがSchooです。Webデザインやプログラミングなどをその道のプロから学ぶことができます。

     

    カリキュラムを受講する                    

    働きながらでも通いやすく、書籍などに記載されていない最新の情報を得られるのはカリキュラムを受講するメリットでしょう。疑問に思ったこともすぐに講師や受講仲間にも聞けるので独学より効率よく学ぶことができるでしょう。

     

    Webデザイナーはデザインスキルを高めることはもちろん大切ですが、Webサイトは集客や認知をしてもらうなど、目的があって作るものなので、マーケティングやコマースの知識などは学んでおくとさらに仕事の幅も広がります。

     

    Webデザイナーに聞いてみた!スキルをアップのために必要なこと

    デザイナー歴6年、印刷業界でグラフィックデザイナーを経験した後にWeb業界に転職したデザイナーに、自身が実際に行っているスキルアップの方法を聞いてみました。

     

    Q普段からトレンドのキャッチアップはどのようにされていますか?

    常にWebデザイン以外のものにもアンテナを張るように心がけています。自分が興味がないジャンルでも、デザインを考える際の参考になる場合もあるので、なぜそれが人気なのか、魅力を聞いてみたり人気の理由を探ったりしています。最近はSNSにも注目していて、おしゃれな写真やデザインを投稿している人はフォローしています。

     

    Webデザインには毎年のトレンドがあるので、気になっている企業やさまざまなジャンルのWebサイトは必ずチェックしています。

     

    Qスキルアップはどのような方法で行っていますか?

    自分が伸ばしたいスキルをわけて勉強をしています。デザインであれば”UX・UIデザインを学ぶ”、コーディングスキルを高めるために”言語を学ぶ”など、今の自分がどの能力を高めたいか、どのスキルがあればよいのかを考えて決めています。

    また、専門スキルだけでなくWeb全体の知識やビジネススキルも大切になるので、時間があれば勉強会やビジネススクールへ参加もすることがあります。

     

     
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