転職/準備 2020.09.28
Webデザイナーに必要なスキルとは!知っておくべき身につけたい知識

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    Webデザイナーとは        

    Webデザイナーとは、Webサイトのデザインをする人のことです。企業や個人のクライアントのコンセプトに合ったWebサイトやバナーなどを作成します。Webサイトを作る目的の多くは集客をするためです。クライアントのイメージに沿ったデザインはもちろんですが、ユーザーファーストで機能性に優れたWebサイト作成していきます。

     

    Webデザイナーの仕事内容    

    Webデザイナーの仕事内容は企業や働き方でも違いますが、メインはWebサイトの作成が多いです。その他にもロゴデザインやバナー作成なども担当します。

    主なWebサイト作成の大まかな流れは以下の手順で行なっていきます。

     

    ①デザインの目的や要望をヒアリング

    クライアントが求めるイメージや要望などを確認しながらコンセプトを固めていきます。

     

    ②サイトの構成を決める

    ヒアリング内容を基にして、サイト全体の構成がわかるようにサイトマップを作成します。

     

    ③ワイヤーフレームを作成する

    サイトの設計図を作り、デザインを可視化することで全体イメージを掴みます。

     

    ④Webサイトのデザインを作成する

    ワイヤーフレームを基にして、画像やイラストなどで装飾をしながらWebサイトを作成していきます。

     

    ⑤コーディングを行い完成(コーダーがいる場合は不要)

     

    HTMLやCSSなどのマークアップ言語を使い、実際にブラウザ上で使用できるようにします。

     

    Webサイトの作成はデザインだけを重視するだけではなく、使いやすさ・見やすさを考えて作成することも大切です。

     

    Webデザイナーに必須のスキル

    Webデザイナーになるためには、デザインスキルやコーディングスキルの他にもサイトを作成するために使用するツールを扱えることが最低条件になります。

     

    Webデザインスキル

    Webデザイナーは、Webサイトに用いるパーツの名称やレイアウトの種類をはじめ、色彩のルールからフォントの特徴など、Webデザインのルールや基礎を知っておくことは必須です。デザインはセンスを問われがちですが、Webデザインはアートではなく伝えたいことを形で表現することが重要になります。

     

    ユーザーが目的のページまで辿り着くことができるように、フォントの大きさや画像、クリックしやすいボタンなどを装飾していきます。サイトを訪れる人がストレスなく欲しい情報や商品などを受け取ることができるなどデザインの美しさと機能性のバランスのよいサイトを作れるようになることが大切です。

     

    コーディングスキル

    コーディングとはプログラミング言語を書くことを指し、作成したWebデザインをインターネット上で公開できるようにする工程のことです。サイトの構造の役割を担うHTMLと、装飾を施すCSS、そしてサイトに動きをつけるJavaScriptなど決められた仕様に沿ってWebサイトを形成していきます。

     

    企業によってはデザイナーとコーダーがそれぞれ担当する場合もありますが、その場合でもWebデザイナーにコーディングスキルは必須です。実際コーディングの知識がないWebデザイナーは、実装するのが難しい複雑なデザインを作成してしまう場合もあります。コーディングスキルがあることでコーダーとのやり取りや指示も具体的になることで、工数の削減にも繋がります。

     

    特に将来フリーランスを目指している人は、デザインとコーディングはセットの案件がほとんどになるため、コーディングは必須のスキルです。

     

    ツールを使いこなせる

    Photoshop

    Photoshopは画像の補正など画像編集を得意とするツールです。複数のレイアウトバリエーションを管理できるレイヤーカンプや、デザインパーツを切り抜くスライスなどWebサイト作成に活用できる機能もあるため、Webサイトの制作でもメインで使用されます。

     

    Illustrator

    Illustratorは主に印刷デザインに使用されるツールになります。Illustratorは、イラストや細かいパーツの作成をする際に適し、文字組みがしやすいなどWebデザイン作成においてのメリットも多いツールです。

     

    Dreamweaver

    コーディングをする数あるエディタの中でも、Adobe社のDreamweaverはデザインを確認しながらコーディングすることができ、あらゆるデバイスにも対応しています。コーディングを補助するプラグインも搭載しているので、HTML・CSSの知識が身についていれば効率的にコーディングができます。

     

    WordPress

    WordPressは、世界中で最も利用されているコンテンツ管理システムです。Webサイトやブログサイトなどを簡単作成することができます。Dreamweaverと連携も可能で、クライアント側でもサイト更新などの管理がしやすいというメリットから、WordPressでWebサイトを作成して欲しいと依頼されるケースも多いです。

     

    Webデザイナーがプラスで持っておきたい知識

    Webデザイナーがデザインに関するスキル以外にも、身につけておきたい知識についてご紹介していきます。

     

    Webマーケティング

    Webデザイナーはデザイン性を一番に意識しがちですが、Webマーケターの視点を取り入れることで効果の高いサイトを作成することができます。購入ボタンの作りや目的のページに導入しやすくする流れなど、ユーザーの購買意欲などを意識することも可能です。またWebサイトの改善もやりやすく、確実性の高い分析をすることもできるでしょう。

     

    色彩

    色には見る人の印象をコントロールできる効果があります。色のバランスでデザインの印象も大きく変わるため、色彩感覚を鍛えることでまとまりのあるサイトなどを作成することができるでしょう。色彩トーンや色の三属性、配色ルールや比率などが理解できていると、色のパターンを考えることが感覚的にできるようになります。

     

    SEO

    SEOは検索エンジンの最適化を意味しますが、エンジニアだけでなくWebデザイナーにも必要な知識です。SEOに強いサイトにするためには、検索結果を高める施策をとらなければいけません。

    コーディングする際はh1、h2のタグのルールを守る。正しいソースコードを書く他にもキーワードを盛り込んだライティング技術など、質の良いWebページを構成する要素を的確にマークアップしておく必要があります。

     

    スキルを磨く方法        

    Webデザイナーがスキルを磨く2つの方法についてご紹介します。

     

    独学        

    パソコンさえあれば、独学でもWebデザイナーになることは可能です。多くの専門書や動画などを上手に活用しながらWebサイトの作り方やコーディングなどを学ぶことができます。

     

    独学は費用を抑えながら好きな時間に自分のペースで学ぶことができるメリットはありますが、学ぶ仲間がいないことでモチベーションが続かなかったり、わからない箇所を教えてもらえる環境が少ないなどのデメリットもあります。

     

    スクール    

    スクールで学ぶメリットは、レベルの高いカリキュラムで効率的にWebデザインを学べることです。苦手な部分も講師から直接教わることができるので、苦手克服も早いでしょう。社会人が働きながら無理なく学習ができる、自分に合ったスクール選びが大切になります。

     

    ビズデジではマーケティングからデザイン、コマースなどのITビジネスに必要なスキルを総合的に学ぶことができます。受講しながらキャリア相談も可能なので、Webデザイナーに転職を希望している人にもおすすめです。

        

    Webデザイナーに聞いてみた!スキルを磨くために必要なこと

    デザイナー歴6年、印刷業界でグラフィックデザイナーを経験した後にWeb業界に転職したデザイナーに、スキルを磨くために必要なことや、普段デザイン力を高めるために意識していることについて聞いてみました。

     

    Q.未経験者がスキルを磨く場合、何から手を付けたらいいですか?

    A.Webデザインのスキルに関しては、自分が作ってみたいイメージに近いWebサイトをトレース(模写)してみるのがおすすめです。実際作ってみるとこの部分が難しいなど不得意な部分や、自分ならこうするなどの課題や気づきも見えてきます。

     

    Q.デザインセンスを上げる方法など、ご自身が日頃から気を付けていることがあれば教えてください。

    A.目に入るもの全てをデザインの参考にしています。例えば標識にあるピクトグラムだったり、カタログや雑誌の配置や文字、色の組み合わせだったりなど自分が見て良いと思ったものはデザインを作る際のヒントにもなっています。

    また、Webデザインにはトレンドがあるので、Webサイトやバナーなどこまめにチェックするようにしていますね。

     

    Q.実務をしたときに、もっとこの勉強が必要だったと思ったスキルがあれば教えてください。

    A.デザインとは違いますが、私の場合は提案力です。クライアントから提案されるイメージとコンセプトが合わない場合もあります。デザインのコンセプトや目的をクライアントにわかりやすく伝えて納得をしてもらうことが大切です。そうでないと方向性やスケジュールが決まらなく作業もスムーズに進めていくことができないので。

    あとJavaScriptや jQueryなどHTMLやCSS以外のコードを自分でもきっちりと書けるようになると、デザインやサイトの見せ方の幅も広がるのでしっかりと勉強が必要だったと思うところでした。コードなどは独学することもできますが、提案力などは独学では難しく第三者の意見を取り入れることが大切だと思うので、ビジネススクールなどの受講もおすすめだと思います。

     

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