転職/準備 2020.11.05
スキルアップとは?ビジネスに必要な能力と効率的な勉強方法

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    スキルアップとはビジネスに必要な能力や技能を磨く以外に、新しく学び体得することも意味します。必要なスキルを学ぶことで、仕事の質も上がりキャリアアップにも繋がります。今回はスキルアップするなら磨いておきたい能力や効率的な勉強法をご紹介します。

     

    スキルアップとは?

    広辞苑で「スキルアップ」を意味を調べると、『技能を向上させること。腕前を上げること。』と出てきます。しかし、ビジネスにおけるスキルアップは現在の技能を向上させるだけではありません。努力次第で後天的に得られるスキルの取得も大切な役割になります。

     

    スキルアップすることでどうなるのか

    スキルアップとは上述のように、今持っている自分のスキルを磨く以外に“新しいスキルも身に着けておく”ことも含まれます。働くにあたり必要な能力を身につけ、自分の中の引き出しを多く持つことで、プロジェクトの目標達成のみならず周囲の人間関係も円満に築くことができます。

     

    たった一人で進める職種ではない限り、社内外問わず複数人でプロジェクトを進めることが多いと思います。仕事に直結するの業務スキルだけでなくコミュニケーションや人間力も磨くことで、自然と仕事のアウトプットの質も向上するはずです。

     

    キャリアアップとの違い

    一般的にキャリアアップとは「収入アップ」や「役職の昇格」など、自身の職務経歴に直結する昇級のことを指します。スキルアップは自身の昇進と関係なく能力や技能を磨くことに対して、キャリアアップは現状よりも良い労働条件で働くことを意味して使われることが多いです。

     

    ビジネススキルについて

    ビジネススキルというとハーバード大学教授の経済学者ロバート・カッツが提唱した以下3つを思い浮かべる方も多いと思います。

     

    カッツ理論 ・テクニカルスキル
    ・ヒューマンスキル
    ・コンセプチュアルスキル

     

     

    マネージャーに求められる能力として挙げられていますが、一般社員から経営者まで必要なスキルといえるでしょう。

     

    テクニカルスキル(業務遂行能力)

    テクニカルスキルとは仕事や業務を適切にこなすのに必要な能力のことをいい、専門的な知識や技術や商品知識、情報収集力、分析力、企画提案力などがこれに当てはまります。一般社員から経営者までどの層にも求められるスキルです。

     

    ヒューマンスキル(対人関係能力)

    ヒューマンスキルとは、対人関係において良好な関係を構築・維持し、円滑なコミュニケーションを可能とする能力のことをいいます。どの層の人材にも求められる能力ですが、とくにマネージャなど管理職に必要な能力として挙げられています。コミュニケーション能力、プレゼンテーションスキルなどがこれに当てはまります。

     

    コンセプチュアルスキル(概念化能力)

    物事の本質を見極め、個人や組織の可能性を最大限高める能力のことをいいます。とくに、経営者や人事部に求められる能力として挙げられています。課題発見スキル、情報収集力、問題解決力などがこれに当てはまります。

     

    スキルアップさせたい能力

    上手にスキルアップを目指すなら、闇雲に勉強すればよいというわけでもありません。磨いておくとどの職種でも活用できる能力とおすすめの勉強法を併せてご紹介します。

     

    基本的なビジネススキル

    新入社員研修で学んだ経験もあるかと思いますが、働く企業によってビジネスマナーの捉え方はさまざまです。言葉遣いや立ち居振る舞いなど、基本的なビジネスマナーを学び直して身に着けることで、どのようなシーンでも好印象を与えることができます。

     

    ビジネスマナーの基礎を学び直すことで、意外と見過ごしていた教養に気付くきっかけにもなります。社内外問わず第一印象はとても大切なので、好印象を与えるためにもビジネススキルは体得しておきましょう。

     

    コミュニケーション能力

    コミュニケーション能力を具体的に分解すると、情報共有の能力を磨くことを意図します。ビジネスシーンでよく耳にする「報連相(報告・連絡・相談)」も情報共有に紐づく行動。情報共有能力を磨くには、話す能力と傾聴力を身に着けることが大切です。

     

    また、チームで動く場合や自分が管理職に就いた場合など、マネージメントに関する知識を身に着けることもコミュニケーション能力の一貫として重要になります。コミュニケーションについて解像度高く学びたい方は、コーチングやマネージメントに関する講座を受講して学ぶ方法をおすすめします。

     

    プレゼンテーション能力

    大勢を巻き込んだプロジェクトを進行する場合や、プロジェクトの説明をする場合に必要なのがプレゼンテーション能力です。誰が聞いてもわかりやすい説明ができると説得力も増し、周囲の信頼を得ることができます。

     

    話し方はもちろん、次に紹介する論理的な思考力で筋道を立てて理解しやすい話の構造化をできるスキルや、大勢の前でも落ち着いて話せる能力もとても大切です。

     

    論理的な思考力

    所謂「ロジカルシンキング」を身に着けると、分析力や課題解決能力が上がったり、効率的な提案力が磨かれます。結果的に円滑な人間関係も構築され、生産性の高い本質的なアウトプットに繋がるので身につけておきたい能力のひとつ。

     

    考えや議論において一貫性がある論理的な説明スキルを身に着けておくと、誰と話してもブレない案内ができるようになります。社内外を問わず協力的な体制を築くために、とても大切なスキルです。

     

    ロジカルシンキングは思考法のことを指すので、参考になる専門書を読み考え方の構造を学ぶことでも磨くことができます。より専門性高く学びたい方は、メンタルトレーニングの講座などもあるので受講してみるのもおすすめです。

     

    スキルアップは自分自身の能力を磨き“人間力”を磨くこと

    就職・転職時やビジネスシーンでよく耳にするスキルアップですが、意外とキャリアアップと混同してしまっている方も少なくないのではないでしょうか。スキルアップは自分自身の能力を磨き、さらに必要な能力を蓄えて自分自身の“人間力”を磨くことをさします。

     

    独自での取得も可能ではありますが、対人関係や第三者がいてさらに磨かれるスキルも多いためスクールなどの受講で効果的に学ぶこともおすすめです。

     
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