転職/調査分析 2020.09.02
Webマーケティングの仕事内容と必要なスキルとは?

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    「Webマーケティング」とは、インターネットサービス利用を促進する戦略立案をいいます。現在、Web上で企業がユーザーへアピールするWebマーケティングの重要性が増しています。

    情報過多の中、自社のサービスや商品をユーザーに見つけてもらい、購入や申込みまでつなげることが重要となります。また、そこから得られる消費者の情報から新たな購買の糸口を見つけていきます。今回はそんなWebマーケティングの仕事内容と、どうすればWebマーケティングの業務に携われるのかを説明します。

     

    Webマーケティング業界

    Webマーケティングについて説明するまえに業界の動向については以下株式会社電通から発信されている総広告費を見ると分かります。2015年からインターネット広告費は右肩上がりで2019年にはテレビメディア広告費を上回る21,048億円をかけておりインターネット市場におけるマーケティング投資額が期待値を表しています。

     

    引用:https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020014-0311.pdf

     

     

    ネット広告に関してさらに詳しく見ていくと配信方法の違いから、「運用型広告」、「予約型広告」、「成果報酬型広告」に分けることができます。「運用型広告」は検索連動型広告とディスプレイ広告に分けられます。「運用型広告」は特定するユーザーに対して広告を表示さ せる機能を利用したものであり、そうした運用型広告の特徴により、従来の広告よりも高い広告効果を得られており、取扱量が年々増加しています。

     

     

    広告の種類 ・運用型広告:ネットユーザーの広告反応目標に達成するように、リアルタイムに入札額やクリエイティブ、ターゲット等を変更・改善しながら運用し続けていく広告
    ・予約型広告:掲載金額、期間、出稿内容(掲載面、配信料、掲載内容等)が、あらかじめ定められている広告
    ・成果報酬型広告:成果が得られた場合にのみ報酬分の支払いが発生するタイプの広告
    ・検索連動型広告:検索エンジンで一般ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告
    ・ディスプレイ広告:WEBサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告

     

    年収

    広告費からWebマーケティング業界の将来性が見えてきたなかで実際Webマーケティング担当者の年収に関してみていきましょう。年代別でみてみると各年代での年収差の開きがあり企業ごと個人のスキルで得られる年収に差が開きそうなのが分かります。

     

    年代別平均年収 20代前半:平均340万円
    20代後半:平均414万円
    30代:平均482万円
    40代:平均575万円
    参照:https://jobtalk.jp/salary_matome/jobs/38

     

    Webマーケティング担当者の主な仕事

    ここではWebマーケティング担当者の仕事内容や施策例に関して触れていきます。

     

    主な仕事内容

    Webマーケティングの主な目的は、担当するWebサイトの顧客数や売り上げを増加させることです。担当者はその目的を達成するために様々な施策を実行します。その施策の結果からユーザーエントリー率や離脱状況を分析し、検証・改善を行います。このことから、担当者にはユーザーを分析するマーケティング知識とWeb知識の両方が必要と言えます。

     

    Webマーケティングの施策例

    ここでは、Webマーケティング担当者が実施する基本的な施策に関して説明します。

     

    SEO

    リンク先の情報がユーザーにとって有益な情報、見やすい、使いやすいなど総合的に良いと評価されるようにすることで自社のWebページが検索結果で上位に表示されるように施策を実行します。

     

    リスティング広告

    サイトの閲覧状況や検索ワードに合った広告をだすことでユーザーの購買意欲をあげて掲載元サイトへ導くことができます。担当者は関連している広告をうちだすために分析力が必要となります。

     

    LPO

    LPOとはランディングページ最適化のことをいい、ユーザーが一番最初にたどり着くページに対して、デザインやテキスト構成などを改良し、訪問者の離脱を防ぎ成果に結びつける施策を実行します。

     

    Webマーケティングに求められるスキル

    Webマーケティング担当者には施策でも触れたマーケティング知識とWeb知識が必要となります。ここではそれぞれ必要なスキルに関して見ていきます。

     

    マーケティングスキル

    顧客が求めているユーザーが何を検索するかなど分析してユーザーに必要な広告を企画立案することを求められるためマーケティングスキル全般が必要となります。

     

    アクセス解析

    アクセス解析スキルはWebサイトに訪れたユーザーの情報や傾向を調べることでユーザー像を分析して明確にします。

    利用されているアクセス解析ツールには、Google AnalyticsやSiteCatalyst、AD EBiSなどがあります。基本的な操作方法はもちろん、効果的な使い方や設定方法についても学ぶ必要があります。

     

    Webサイト構築スキル

    効果的なWebサイトを構築しユーザーが離脱しないようにすることも必要なスキルになります。そのためにはユーザーに必要な情報を分析する以外に魅力あるWebサイトを構築するプログラミング言語等・Webサイト構築スキルが必要となります。

     

    未経験からWebマーケティング担当者になるには?

    未経験からWebマーケティング担当者への転職は可能だといえますが、選考に挑むのであれば何かしら武器があるとよいでしょう。ここでは未経験者がWebマーケティング担当者になるために持っていて損はない資格や検定に関して紹介させていただきます。

     

    マーケティング・ビジネス実務検定

    この検定で学ぶことでマーケティング全般スキルが身につきます。特に顧客のニーズを分析することが必要となるため分析方法を学びながら取得できるでしょう。

     

    ネットマーケティング検定

    この検定ではインターネット・マーケティング全般の基本知識や、一般的な方法論などについて学びます。Webマーケティング担当者としては必要な2つの要素を知識として学べます。

     

    Web解析士

    Web解析士はWebマーケティングとWeb解析の両方の基礎を学びながら習得する資格となります。アクセス解析をするWebマーケティングにおいて用途や活用方法を学ぶことが必要となります。

     

    効果的にスキルアップを目指すならスクールもおすすめ

    ご紹介してきた通り、Webマーケティング担当者には目標とするユーザーを分析して企画立案したり、ユーザーがアクセスした際に離脱しない魅力があるサイトを構築したり、マーケティングスキルとWebスキル、さらにはIT全体の総合的な知識が必要となります。

     

    マーケティングのスキルはある程度は独学でも取得可能ですが、より効果的に学ぶのであればセミナーやスクールなどに通うことも一つの手段としておすすめです。

     
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