転職/調査分析 2020.09.16
Webディレクターの仕事とは!種類別サイトの特徴と必要なスキル

目次 [非表示]

    多くの企業が自社の商品やサービスを売り込む経営施策として、Webサイトの制作を積極的に行っています。その指揮をとるのが、Webディレクターです。今回はWebディレクターが携わるWebサイトを種類と仕事内容、そして必要なスキルについてご紹介します。

     

    Webディレクターとは・主な仕事内容

    Webディレクターは「Webサイトの制作責任者」です。Web制作に関わる全ての仕事に関わりディレクションを行います。サイトの運用・改善が主な仕事になり、その他にも進行管理、品質管理、メンバー調整などクライアントと現場の調整を行うなど業務内容は多岐に渡ります。

     

    【関連記事】

    未経験でWebディレクターになるためには?平均年収やおすすめの勉強法

     

    Webサイトの種類

    Webディレクターは目標達成にコミットしていかなければなりません。Webサイトには大きく5つのジャンルがあり、それぞれの種類によってアプローチ法が違ってきます。

     

     

    主なWebサイト

    ・ECサイト
    ・プロモーションサイト
    ・ブランディングサイト
    ・メディアサイト
    ・コーポレートサイト

     

     

    ECサイト

    ECサイト(electronic commerce)とは、インターネット上で商品を販売するサイトのことです。ECサイト運営は、新型コロナウィルス禍の影響もあり需要もさらに高まっています。Webディレクターは、ターゲットの設定やコンセプト作りに競合分析の他にも、ワイヤーフレーム作成やデザイナーへの指示に加え、Web広告媒体の対応まで多岐に渡ります。

     

    アクセス解析などを駆使し、ECサイトの課題や問題点などのボトルネックを見つけ、分析と改善を繰り返しながら、商品を売り上げるための施策を考案していきます。ECサイトのディレクションは、Webサイトを運営する知識の他にも情報分析能力や顧客対応能力などのビジネス視点で物事を考えることが必要です。

     

    プロモーションサイト

    プロモーションサイトとは、サービスや商品をターゲットに対して宣伝するためのWebサイトになります。多くのユーザーにサービスや商品を質てもらうことで、興味を持ってもらったり購入してもらったりすることが目的で作られています。

     

    プロモーションサイトのディレクションは、集客から認知、購入までの全体イメージを考えながら、クライアントとのヒアリングを行い、企画提案にコスト管理、サイトの設計などを実行していきます。

    プロモーションサイトは、ユーザーを惹きつけるためのインパクトあるビジュアル面がとても重要です。キャッチコピーやPR、サイトデザインに至っては購入ボタンの細部にまでこだわる必要があるのでクリエイティブ思考を持つことが大切になります。

     

    ブランディングサイト

    ブランディングサイトとは、企業の商品やサービス露出度を増やし、ブランドイメージを幅広く浸透させることを目的として作られたWebサイトです。ブランドの知名度をあげられるため、他社との差別化もできPRや集客などもしやすくなるので、企業側のメリットも大きいです。

     

    企業側もブランド知名度が上がることで、他社との差別化や宣伝や集客、最終的には購入にも繋がるため、企業の知名度アップや広告費用のコスト削減などが期待できるブランディングサイトを持つメリットは大きいでしょう。

     

    コンセプト設計や企画立案など、サイトのビジュアルやコンテンツなどを決定しブランドイメージを作るので、マーケティング戦略や視覚デザインの知識も必要になります。

     

    メディアサイト

    メディアサイトには、ニュースや専門情報をコンテンツにまとめたサイトなどさまざまな種類があります。サイトの目的は、ユーザーの悩みや知りたいことを解決して顧客にすることや、広告売り上げを増やすことなど、メディアの種類によって異なります。

     

    スケジュールや予算の管理から、デザイナー、ライターなどの人材の確保。SEO対策やキーワードの選定など、ユーザーがどんな情報を求めているかなど分析し、PDCAを回しながら企画や解析、改善まで全てを担当します。

     

    アクセス解析ツールでの数値管理をはじめ、成果物の品質管理は特に重要とされるため、編集やライティングのスキルも必要です。

     

    コーポレートサイト

    コーポレートサイトとは、企業の公式サイトのことです。企業理念や事業内容に社長や幹部の紹介など、多くの人たちに企業の概要を知ってもらうことを目的としています。社内の雰囲気やプレスリリース、IR情報などの情報を開示することで、企業イメージ向上を図ることができます。

     

    コーポレートサイトは、企業の情報発信ツールとして不可欠なものとして、ビジネスチャンスを広げるためには欠かせないものです。そのために、撮影や取材等のスクジュール管理や、インタビュー内容の設計やビジュアル表現まで、会社の強みを活かした見せ方をする必要があります。

    Webディレクターは、クライアント企業の要望に応え、同業他社との差別化を図るための業界研究やブランディングスキルも必要です。

     

    Webディレクターに必要な知識

    Webディレクターの仕事には、スケジュールなどの予算管理能力やアクセス解析での分析などがありますが、次に紹介する知識を身につけることで、仕事に幅はさらに広がります。

     

    Webマーケティングの知識

    SEOやSNS運用などのWebマーケティングの基礎以外にも、求められている情報を発信できる実践的なスキルも必要です。

     

    SEO

    SEOは検索エンジンの最適化を意味します。Googleなどの検索エンジンで検索をした際、上位にコンテンツが表示されるように対策を行います。ユーザーにとって有益なサイトと認識してもらうためにコンテンツの質を向上させ、SEOのトレンドを意識してE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を常に高めていく施策が必要です。

     

    コンテンツマーケティング

    コンテンツマーケティングとはユーザーにとって有益な情報を提供し続けることを目的とし、価値のあるコンテンツを作成することで商品やサービスを購入してもらうためのアプローチの方法になります。コストも少なく始められることから人気なのがSNSの活用です。SNSはユーザーとの距離感が近く、数値で反応も分析しやすいため、運用するメリットも大きいです。

     

    新たな顧客獲得もため、広告配信やメルマガにキャンペーンなど、目的に効果的なSNSのを運用していくマーケティング戦略が必要になります。コンテンツの投稿時間や反響があった内容などを分析し、改善を繰り返していきます。

     

    広告の知識

    Webサイトを多くの人に知ってもらうためにもWeb広告を配信することは有効な手段です。Webディレクターは、リスティングや動画広告など、広告の形式はさまざまあり、配信の仕組みや特徴も異なります。各広告のガイドライン、配信するメリットやデメリットなどを把握し、ターゲットの目的に合ったもの選んでいくことが必要です。

     

    Webディレクターになるにはサイトの管理・運用などの専門領域だけでなく、全体的な知識が必要になります。それらの総合的なスキルを学ぶのにおすすめなのがビズデジです。マーケティングやデザインなど、Webディレクターの仕事に活かせる実践的なスキルを短期間で学ぶことができます。

     

    Webディレクターに必要な思考

    Webディレクターはサイトを運営・管理していくためのスキル以外にも、戦略を立てる上で持っておきたい思考があります。

     

    IT情報のキャッチアップ

    クライアントが求めるニーズに応えるためにも、Webディレクターはさまざまな業界の最新情報やトレンドをチェックしておく必要があります。IT技術は時代とともに変化していくスピートも早いため、常に高いアンテナを張って情報をキャッチアップをしていくことが大切です。

     

    ニュースやメディアサイト、新聞や雑誌などから多くの情報をキャッチアップしていくことが、ユーザーを惹きつけるWebサイト作りに活かすことができます。

     

    事業理解

    特にクライアントワークの場合は、先方とのすり合わせをしっかりと行い事業理解を自分なりに落とし込んでおくことが大切です。事業理解ができていれば、今自分が追っているKPIが鮮明になるのでより具体的なアクションにも繋がります。

     

    WebディレクターはKPIの目標が達成できればOKではなく、今後の企業成長にも繋がるように事業理解についてすり合わせをすることが重要なので、経営者目線も必要になります。

     

    Webディレクターになるには

    Webディレクターは未経験でも目指すことは可能です。特にライティングスキルを求められるケースも多いため、WebライターやWeb編集の仕事を経験している人は、キャリアアップとして転職もしやすいでしょう。

     

    また開発やデザイン知識も必要になるので、エンジニアやデザイナーからの転職やキャリアアップもしやすいです。ECサイトやプロモーションサイト、ブランディングサイトのWebディレクターには、実店舗での経験や、広告代理店経験がある人だとスキルを活かしやすいです。

     

    Webディレクターはさまざまな職種の経験が活かせるので、未経験や異業種でも採用をしている企業もあります。ですが、最低限のITスキルは必要になるので、ビズデジのカリキュラムを受講してWebディレクターを目指しましょう。

     
    新着イベント
    この記事に関連した記事
    あなたにおススメの記事
    2026年3月卒業予定の方
    2025年3月卒業予定の方