転職/調査分析 2020.09.29
未経験でもSEになるれるのか?おすすめの勉強法と身につけたいスキル

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    SEはシステムの開発を行うため仕事内容は多岐に渡ります。円滑に作業を進めるためには専門的なスキルや知識が必要になる仕事です。本記事では、未経験の人はSEになるために必要なスキルや、取得しておくと仕事に活かせる資格などについてご紹介します。

    SEの仕事

    SEとは、システムを開発を行う際に必要になる作業全てに幅広く関わっていくのが仕事です。クライアントとの交渉からシステムの設計に開発、そして保守、運用など業務内容は多岐に渡ります。

     

    クライアントのビジネス戦略に対して、どのようなシステムを導入すれば付加価値が上がるのかなど、ニーズに合ったシステム設計や開発等を行っていくため、プログラミングスキルはもちろんのこと交渉力なども必要な仕事です。

     

    SEの種類

    SEの仕事は多岐に渡るため、何を目指していいかわからないという方も多いでしょう。ここでは以下代表的なSEの仕事を4つご紹介します。

     

     

    SEのキャリアパスについて

    一般的なSEのキャリアパスは、SEからゼネラリスト系かプロフェッショナル系を目指していくのかの2通りにわかれていくでしょう。ただスキルアップだけをしていくだけのキャリアパスを考えるのではなく、どういった目標をもって、どのようにスキルアップをしていくのかを明確にしておく必要があります。

     

     

    キャリアパスを描く際は「◯年後までにはSEとしてこういう仕事をする」など、将来のなりたい自分の目標をしっかりと考えておくことが大切です。

     

    未経験でもSEになれるのか?

    SEは今後さらなる人材不足が予想され求人の需要は高まっています。そのため、未経験でもSEとして転職することは可能と言えるでしょう。しかし需要が高まり未経験者を募集する企業が増えているとはいえ、企業が求めるのは即戦力となりうる人材です。未経験者が選考を突破するには、プログラミングなどの専門スキルに加えビジネススキルも身につけておくことがおすすめです。

     

    未経験社会人がSEになる方法

    未経験の社会人がSEを目指す場合、以下4つのスキルや思考は最低限持っておくといいでしょう。

     

    ・プログラミングスキル

    ・IT業界に関する知識

    ・論理的思考

    ・ビジネス思考

     

    プログラミングスキル

    システムのプログラミングは主にプログラマーが実施するので、プログラミングスキルは重要ではないかと思う方もいるでしょう。しかし、プログラミングの知識がないと開発や設計はできません。システムの問題発生時に原因を突き止めたり、クライアントへ状況を詳しく説明したりなど深いプログラミング知識が必要になります。そのためには多くの技術を経験しながら、専門的な知識やテクニカルスキルを上げていきましょう。

     

    IT業界に関する知識

    IT業界は絶えず変化をしているため、SEにも高度な技術が求められています。さまざまな変化に対応しつつ、それらを楽しみながら、アンテナを巡らせ流行をキャッチアップできる能力がないとなりません。目まぐるしく変動するIoTやAI、ビッグデータなどの最新技術や動向などは常にチェックしておきましょう。アンテナを広げてさまざまなジャンルでのIT知識を取得しておけば、クライアントに戦略を提案する際の説得力も違ってきます

     

    論理的思考

    論理的思考は、コードを組み立てる上で必要になります。また、複雑な物事をさまざまな視点から客観的に分析し、結論までを道筋を立てて考えるスキルはSEの仕事をする上ではとても重要です。SEの仕事はクライアントからチーム内の人権など様々な人たちの意見などを聞き円滑に作業を進めなければいけません。

     

    普段から結論から話すようにし、完結でわかりやすい説明を心がけるなどロジックを組み立てながら考えることを習慣づけるようにして、スキルを磨いていきましょう。

     

    ビジネス思考

    ビジネス思考は今置かれているフェーズによってより良い開発手段を取る上で必要になります。また、事業戦略に基づいたミッションをコミットするためには、ビジネスモデルと施策のフェーズを理解を深めるなど事業理解も大切です。

     

    ベテランエンジニアが教えるプログラミング勉強方法

     

     

    エンジニア歴15年のベテランエンジニアに、未経験がプログラミングを学ぶにはどうしたらいいのか、実体験を元におすすめの勉強法とアドバイスを聞きました。ポイントは以下の4つです。

     

    ・最低1つのプログラミング言語を取得する

    ・自分で調べて理解し、正しいコードが書けるようになる

    ・情報のキャッチアップができる環境を整える

    ・作る楽しみを感じ熱中する

     

    エンジニアになる場合、プログラミング言語を最低1つは書ける状態になっていることが必須です。例えば、web系エンジニア(フロントエンド、バックエンド)に興味がある場合、”JavaScript”は最低限身につけておきたい言語と言えるでしょう。

     

    勉強する上でわからないことがあった場合には、googleで検索したり公式ドキュメントを見たり、Qiitaや知恵袋などで調べたりをしながら勉強をします。エンジニアの知り合いがいるのであれば、そういった知識のある人に聞いてみるのもよいでしょう。

    もし知り合いにエンジニアがいない場合、エンジニアのコミュニティ作りにおすすめなのが、TwitterやQiita、githubなどのSNSの活用です。その他、エンジニア向けの勉強会などに参加するのもおすすめです。

     

    プログラミングを勉強する上では、とにかく作りたいものを定めてそれを作ることに専念しましょう。何よりも大切なポイントは、作ることに楽しみを感じて、熱中できるくらい好きになることです。

     

    SEになりたい人におすすめの資格

    SEになるのに資格は必ずしも必要ではありません。ですが、未経験の場合スキルの証明として取得をしていると転職する際も有利になる場合も考えられます。資格の種類にもよりますが、企業によっては資格手当を支給してくれたり、転職の際でも有利になるなどのメリットもあります。以下からは国家資格を中心に、おすすめの資格をご紹介をします。

     

    ITパスポート試験

    ITを利用する全ての方が知っておくべき、ITの基礎知識の証明ができる国家資格です。企業の中ではITパスポートの取得を推奨しているところもあるほどです。マネジメント系やストラテジ系、テクノロジ系などITに関する幅広い知識を問われます。

     

    情報セキュリテーなど、ITリテラシーを問われる場合でも正しい知識を持っていることで、仕事もスムーズに進めることができるでしょう。

     

    基本情報処理技術者試験

    基本情報処理技術者試験とは、情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格です。ITに関する基礎知識をはじめ、コンピューターシステムから開発技術に関する知識や経営戦略など幅広く問われます。

     

    顧客に技術の提供する際も説得力も増すので、仕事も進めやすく相手からの信頼も得やすいでしょう。

     

    応用情報技術者試験

    応用情報技術者試験は、エンジニアとしての高いスキルを持ってる証明にもなるので、キャリアアップしたい方や転職の際も取得していると有利な国家資格です。その他にも中小企業診断士試験や弁理士試験、技術士試験などの国家試験の一部が免除されるなどのメリットもあります。

     

    業務全体の流れが把握できるスキルを身につけているため、業務理解がスムーズにできます。

     

    システムアーキテクト試験

    高度情報処理技術者試験のひとつとして区分されているシステムアーキテクト試験は、システム開発に必要なことを実現させるための、アーキテクチャを設計スキルを認定する国家資格です。

     

    情報システムの開発以外にも、顧客のニーズに合ったシステムを運用していくための要件定義ができる上級スキルを持つSEとして仕事の幅も広がるでしょう。

     

    ネットワークスペシャリスト試験

    ネットワークスペシャリスト試験は、高度情報処理技術者試験に区分されており、要件定義から開発、運用、保守などの専門分野のスキルを高レベルで保持している証明にもなる国家資格です。

    ネットワーク全般の専門的な知識を持っていることで、エンジニアとしての信頼度も上がります。重要な仕事を任されキャリアアップしたり、転職においても即戦力として認められるので有利です。

     

    専門スキルだけではなくビジネススキルもあわせて磨くことが大切

     

     

    未経験者がSEになるための勉強を始める場合、専門的なスキルを取得することに目が行きがちですが、ワンランク上のSEを目指すなら”ビジネス”視点で考えられるようになることも大切です。専門的なスキルは独学でも取得できますが、ビジネススキルは独学では難しい場合もあります。そんなときは企業が主催するビジネスカリキュラムなどの受講もおすすめです。

     
     
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