インタビュー 2018.09.22
【Amymind Group】内定者インタビュー #14「大学院進学志望から、5月に方向転換」

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    シンアド就活事務局の髙橋です。内定者インタビュー第14弾の今回は、Anymind Group内定者のKさんにインタビュー。

    大学院に進むことを目指していたため、5月に就活スタートという遅めの出だしだったのにも関わらず、たった2ヶ月で内定を獲得したKさんには就活の秘策が盛りだくさん! 上手な就活方法を、是非参考にしてみてください。

     

    漠然としか就活を捉えていなかった

     

    高橋   就活はどの様な業界を受けてきましたか?

    Kさん ベンチャー企業のIT、広告、メディアとかを受けていました。デジタルマーケティングをやっている企業を見ていましたね。

     

    高橋   なぜデジタルマーケティングに興味を持ったのですか?

    Kさん 大学生の時に、Webメディアの会社2社でインターンをしていました。そのうちの1社は、実際に現場に取材に行って記事を作っていたのですが、中々お金にならなくて新規事業がつぶれちゃったんです。その時に、「じゃあ、Webメディアで食べていくにはどうしたら良いんだろう」と考えるようになって、今度はうまくいっているWebメディアの会社でインターンをしました。

    お金の回りは良い会社だったのですが、足を運んで取材しないで、ネットで情報を収集して会社で書けるような記事を1日3記事くらい書いていました。ですが、やはり実際に現場に足を運んで書いた記事とは質が全く違って、自分で書いていても「これ、読んでいて面白いのかな?」とか思ってしまったんです。

    私はやっぱり手間暇かけて作る記事が好きだったので、コンテンツがお金になっていくにはどうすれば良いのかな、ということを追い求めるようになり、デジタルマーケティングに興味を持つようになりました。

     

    高橋   出版社などは考えなかったのですか?

    Kさん 考えたんですけど、私にはモノ・作品を作る側ではなくて、作品を作っている人たちを支えたり、どうやって広げていくかを考える方が合っているように思い、気付いたら広告ばかり見ていました。
     

    高橋   就活を始めたタイミングはいつ頃でしたか?

    Kさん ずっと大学院への進学を目指していたので、就活を始めるタイミングが遅くて、5月末から始めました。「大学院進学はいつでもできるし、自分でお金を貯めてから考えよう」と就職に切り替えたんです。12社受けて、1番行きたかった2社から内定を頂いて、他のところは全部辞退した感じです。

     

    高橋   周りの友達よりも遅い就活スタートだったかと思いますが、焦りはありましたか?

    Kさん 結構焦りましたね。就職に切り替えて調べてみたら、大手はほとんど内定を締め切っているし、周りの友達はみんな内定が出ているし...。3月頃は、「みんな就活やってるな~、私も2年後はやるのかな。」など、漠然としか就活を捉えていなかったので(笑)。

    ただ、いざ本気で就活を始めてみると、自分の興味のある企業がベンチャーだったので募集〆切にも間に合いましたし、SPIも受けることなく面接だけで選考が進んで行き、そこまで困ることはなかったように思います。

     

    高橋   就活中に悩んだことはありますか?

    Kさん もう本当にどこも決まらないんじゃないかと思っていました。就活を始めてすぐにホールハートに来て面談をして頂いたのですが、「こういう企業があります」と紹介されたり、話を聞かせて頂いたりする中で、選考フローが何回もあると教えてもらった時は、「え~!そんなに受かるかな?」という不安を抱きました。

    あとは、「夏までに決まるのかな」とか。就活は何が起こるか全然分からなかったですし「一体どうなるんだろう」という不安があったので、シンアドアドバイザーの方には大変お世話になりました。

    選考先の面接官からのフィードバックも、アドバイザー経由で教えてもらったので凄く良かったです。就活を始めたタイミングが遅かったこともあって、就活エージェントやアドバイザーがついた方がやりやすいのかなと思い、3社くらい見ていました。その中でも、広告やITを扱っているシンアド就活を見つけて、とりあえず話を聞いてみようと思って登録しました。

     

    就活軸をしっかり持つことが

     

     

    高橋   受ける企業はどうやって決めていましたか? 就活軸は?

    Kさん 軸は自分の中で3つ決めていて、1つは成長できる環境であること、2つ目に成長した方向が将来自分がなりたい像と近いかということ、3つ目が社員さんの人柄が良いかということ。

    抽象的なんですけど、1つ目の成長できる環境というのは、急成長中の会社であれば、その拡大に応じてやらなきゃいけないこともどんどん増えて、自分を追い込めるかなと思ったのでベンチャー企業で、且つ今伸びているアドテクノロジーやIT業界を見ていました。

    あと、2つ目の自分のなりたい像に関しては、社会人になって5年経ったときに自分がやりたいことをできるように、と考えていました。例えば、会社から独立するかもしれないとか、仕事を辞めて大学院に戻るかもしれないとか、様々な可能性を考えた時に、スキルや転職する為のスペックが必要だなと思って。数字を見る力とか、アドテクノロジーを扱う上での知識をしっかりと身に付けたいです。

    3つ目は、説明会とか面接での社員さん雰囲気や立ち居振る舞いを見ていました。OB訪問は、いつすれば良かったのかがわからなかったので、していません(笑)。

     

    高橋   就職浪人してでも大手にいきたいという学生もいますが、大手は全く考えなかったんですか?

    Kさん 大手も就活の軸に当てはまっていたら良いんですけど、5年くらい働いて、独立できるくらいのスキルを身に付けられなさそうだと思いました。ずっと働くわけではないので、短期間で成長できるベンチャー企業の方が良いと思っていました。

    また、ベンチャーは若い人が多いので、そこにも魅力を感じていました。色々な会社でインターンをしてきて、その中で若い人の意見はこれから伸びるビジネスへの感度が高いんじゃないかと思っていて。なるべく平均年齢が若い会社が良いな、と思っていました。

     

    高橋   内定を貰った2社は同じ系統の会社でしたか?

    Kさん 同じ系統ですが、メディアを創る側から見るのか、それとも収益を上げる側から見るのかでそれぞれ違いますね。

    決め手は、3つの軸にどちらの方が確度高く当てはまっているかで、実際に入社を決めた企業の方がそれらに当てはまっていたことから、内定承諾を決めました。もう1社の方だと自分のメディア1つと向き合う事になるのですが、入社を決めた企業の方だったら色々な会社と関われるので、メディアに対する知識がより深くつくんじゃないかと思いました。

    また、会社の雰囲気としても、社員さんがめちゃめちゃ明るいので、単純に「こっちに入った方が楽しそうだな」と思いました。

     

    知的持久力があります

     

    高橋   就活はして良かったと思いますか?

    Kさん 良かったと思います。ちょっと大変だったけど、色々な会社を知れましたし、こういう機会がないと「どうやって自分を良く見せるか」なんて考えるタイミングがないと思うので、今後の人生にとって良い経験だったなと思います。

     

    高橋   就職活動を経験して、気づきはありましたか?

    Kさん 振り返りの大切さとかですかね。面接が終わってから、自分のできなかったことを反省したり、「あの時面接官はこう言ってたな」と、話をちゃんと振り返って次に活かせたりすると、自分の就活スキルがどんどん向上していくことを実感しました。就職活動に限らず、反省を次に活かすことは大事だなと気づきました。

     

    高橋   振り返りは、具体的には何をしましたか?

    Kさん ノートに、面接後に感じたことを書き留めるようにしていました。面接官の質問に対してもっと良い答え方はなかったかを考えて書いたりしていました。面接官の方に、「人間ぽくないよね」と言われたことがあって(笑)。

    それってもしかしたら、学生らしいというか、感情豊かにすれば良かったのかなとか、言われたことをメモして「なんでこう言われたんだろう」とか、「こう見られていたのかもしれないから、こう見せるようにしよう」とかを書いて、次の面接までに見返すようにしていました。

     

    高橋   人間ぽくないと言われた理由は、何か思い当たりますか?

    Kさん 淡々と答えすぎちゃったんだと思います。聞かれることは大体予想していたし、逆質問も作っていたので、学生らしい素直な感じがなかったのかもしれません。人からの見られ方をもっと意識した方が良いと思いました。

     

     

    髙橋   ちなみに面接で話した「学生時代頑張ったこと」は何ですか? 

    Kさん 長期インターンの話をしていました。2社で長期インターンを経験していたので、企業や面接官に合わせて話す内容を変えていました。

    例えば、数字を重視している会社の面接では、数値を用いて広告改善を行ったという話をしていました。一方で、やる気に溢れている、いわゆるベンチャーっぽい会社の面接ではパッションが重視される為、「自分はこうなりたいから、この原因に対してこうアタックした」と自分の情熱をアピールするように話していました。

     

    髙橋 自己PRも変えていたのですか?

    Kさん 自己PRは大体一緒ですね! 「知的持久力があります」と言っていました。そうすると面接官が「それ何?」って聞いて来てくださるので(笑)。面接って抽象と具体を繰り返して会話が成立すると思っていて。なので、「相手が自分の意図通りに質問をしてくれればこっちのもんだ」と思い、「知的持久力」という抽象的な単語をあえて使っていました。

    その後の具体的なエピソードでは、アラビア語を4年間練習して喋れるようになったことや、何にでも興味を持つことができ、興味持ったことにはどんどん深掘りしていくタイプである、ということを話していました。

     

    髙橋 「知的持久力」という単語は、一般的に使われていますか?

    Kさん いえ、調べてもあまり出て来ないと思います(笑)。たぶん造語です。他の人がどのようなことを言っているのかがわからないですが、ありきたりなこと言っても「ふーん」って感じになっちゃいますし、かといって1人で喋っちゃうと面接官も聞いていてしんどそうなので、「え! 何それ?」って感じで、面接官の方から積極的に話してくださるようなことを言うように意識していました。

     

    髙橋 すごいテクニックですね! 確かに造語だと面接官も突っ込んでくれそうです!

    Kさん 面接は、ちゃんと会話になるように意識した方が良いと思います。話す分量は、面接官:学生=1:1くらい。何か抽象的なことを言った後、わざと質問をさせる間を作るとか、「これを言ったらこう聞いてくれるだろうな」という穴を沢山用意して、「ちゃんと会話した」という実感が出来ればOKです!

     

    髙橋 就活で、1番しんどかったことは何ですか?

    Kさん 体力ですね(笑)。就活自体のスタートが遅かったので、12社受けるのも結構大変で。1日に面接3~4個を回って、それが週3~4回。体力に自信が無い方は、今から体力を付けておいた方が良いと思います。

     

    髙橋 たくさん就活アドバイスを頂きましたが、最後に就活生に向けてメッセージをお願いします。

    Kさん まず、就活のスタートが遅くても、私はあまり焦る必要はないと思います。というのも、就活のスタートが遅かった理由をしっかりと説明できさえすれば納得してもらえますし、遅いなりにもちゃんと情報を集めて自分が何をしたいのかがわかってさえいれば、ちゃんと最終的には決まると思います。

    ただ、それを知るためには、自分の事を知っておくことが必要です。「これまで自分が何をしてきて、これから何をしたくて、そのためにどこに行きたいのか」を、ちゃんと文章で作っておいたら良いと思います。

    後は、行きたい業界の企業を調べておくと良いと思います。就活アドバイザーに相談してみるのも良いと思いますし、人の紹介でOB訪問を行くのも良いでしょう。向き不向きは業界によっても違うと思うので、それはネットの情報を集めるしかないですね。

    最後に、気の持ちようで言うと、私はずっと、「私以上に優秀な人はいないでしょ」という気持ちで就活をしていたので、それぐらいの心持ちで頑張ってください!

     

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