就活/マナー 2018.12.10
【OB訪問後のお礼のメールで気を付けるべきこと】有利な就職活動を送るために

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    OB訪問のメリット

    就職活動の一環として、OB訪問をすることは様々なメリットがあります。

    その業界について、インターネットや書籍だけでは知ることのできない情報を教えてもらったり、実際に社内の雰囲気を知ることで就活へのモチベーションを上げるなどの効果が期待できます。

     

    また、本選考に向けて、顔を覚えてもらうことができると有利に働くことがあるかもしれませんね。

    その後の就職活動を有意義に進めるために、OB訪問を行うのは近年ではスタンダードなことになったと言ってもよいでしょう。

     

    近年は、OB訪問を受け入れてくれる企業はとても多くなりました。

    ですが、就活生が忘れてはならないのはOB訪問を受け入れてもらえるということは決して当たり前のことではないということです。

     

    お世話になる先輩は、先輩が学生の時から現在も親しい間柄が続いているという関係性であっても社会人であって、業務の時間を割いて対応してくれることを心に留めておきましょう。

    また、OB訪問が終わったら必ずお礼のメールを送るようにしましょう。

     

    OB訪問のお礼メール

    OB訪問のお礼のメールについては、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

     

    件名

    まずは、「件名」です。
    近年は、連絡手段としてメールを使わなくなった学生が増えています。

    普段から使っていないので、単純に忘れてしまったり或いは件名は必要ないと思いこんで、本文だけのメールを送ってしまうというミスが多く見られます。

     

    一目みて、なんの用件で送られてきたメールかが分かるようにメールの件名に記載を入れておくのは社会人としての常識です。

    件名についてはそこまで凝ったものでなくて大丈夫です。

    「OB訪問のお礼」などのようにあまり長くならないようにだけ注意して簡単な件名をつけるようにしてください。

     

    宛名

    件名ができたら、次は宛名です。

    宛名は訪問しお世話になったOB・OGの名前の前に、企業名、所属部署、課も記載することを忘れないでください。

    一列ではなく読みやすいように企業名、所属部署・課、名前で分けて改行します。

     

    また、メールの時は普段通りの呼び方で相手の名前を書いてはいけません。

    つまり、普段は○○先輩、○○さんなどのように読んでいてもメールにおいては場合によっては不適切になります。

    OB訪問のお礼のメールであれば「○○様」が適切と言えます。

     

    本文

    件名、宛名ができたらいよいよ本文です。

    宛名と本文の間は1~3行程度空けておきます。

    お世話になった企業名、所属部署・課、OBの方の名前の順で宛名を書いたように、まずは自分の大学名・所属学部を書いたうえで自分の名を書いてから簡単な挨拶文を書きます。

     

    大学で一緒だった先輩なので分かりきっているではないかと感じる人もいるかもしれませんが、メールの場合は省略してはいけません。

    挨拶文は、まずOBの方が貴重な時間を割いて対応してくださったことに対してお礼を述べると良いでしょう。

     

     OB訪問の内容について 

    簡単な挨拶が終わったら、今回のOB訪問の内容について触れていきます。

    今回のOB訪問で自分が感じたこと、得られたことなどを書いていきます。

     

    OB訪問が役にたったことが伝わると、対応をしてくれた企業や先輩方にも喜ばれますし良い印象を残すことができます。

    難しい言葉を使う必要はないので、自分の言葉で素直に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

     

    誰でも書ける内容ではなく、実際にOB訪問に参加した人でなければ分からないエピソードを盛り込み、OB訪問の前後で意識に変化があったことを書くと意欲をもって参加したことが伝わりやすくなります。

     

     

     御馳走になった場合 

    OB訪問の際に、食事を御馳走になったり飲み物をいただくこともあるでしょう。

    その時は、「○○を御馳走してくださりありがとうございました」といった文章も入れておくとより丁寧です。

     

    社会人としてのマナーが既にある程度身についていることをアピールすることもできます。

    場合によっては「p.s.」を使って食事等のエピソードを話してもよいでしょう。

     

    しかし、ややフランクな印象を与えるものなので、相手の方との関係性や当日の雰囲気などから「p.s.」の利用については判断してください。

     

     

     

    改めてお礼

    本文を書き終えたら結びとして改めてお礼を述べます。

    結びでは単にお礼を言うだけではなく、「また是非お話させていただけると幸いです」「機会がありましたらご指導のほどよろしくお願いします」などのように今後も関係を続けていきたいという意思を伝えてみるのもよいでしょう。

     

    ただ、相手は社会人であり学生の就活の相談に何度も応じることはできません。

    積極的な姿勢で臨む意識を持つのは本格的な就活に向けて重要です

     

    肝心なときに遠慮ばかりしているのはよくありません。

    ですが前のめりになりすぎて傲慢な印象を与えないようにだけ、注意しましょう。

     

    署名

    本文の最初に、大学名や所属学部などを記載していますが、最後に改めて署名欄を設けて自分の情報をしっかり記載しておくことを忘れないでください。

     

    電話番号やメールアドレスもしっかりと書いておきましょう。

     

    なるべくその日のうちに

    OB訪問のお礼のメールは、なるべくその日のうちに送るようにしましょう。

    時間を空けてしまうと、仕方なくお礼のメールを送ったのだと思われてしまうかもしれません。

    OB訪問でお世話になった企業への就職も考えているのであれば強い気持ちでOB訪問をしたことを伝えるためにもすぐにお礼のメールを送ることが重要です。

     

    OB訪問をした時間帯が遅く、その日のうちに送ると夜遅くになってしまう場合は翌日の午前中に送りましょう。

    完璧なメールを送ろうとして、考えすぎてしまいメールを先延ばしにしてしまう人がいますが、学生のメールであることは相手も分かっています。

    失礼な内容のものでなければ多少、表現等が幼いものであっても理解してくれるでしょう

     

    SNSの場合も

    OB訪問で先輩との距離を縮めることができると、OBの方から訪問したその日にLINEやFacebookなどのSNSアカウントを教えてもらえることがあります。

    その場合は、アポイントを取るためにも利用したメールにこだわる必要はないと言えます。

     

    メールだとどうしても形式的なやり取りという印象になります。

    形式ばったメールを好まないという人も多いのでLINEやFacebookがお礼を述べる手段としてより相応しいと感じたのであればそちらを利用してもよいでしょう。

     

    OBの方が距離を縮めようとSNSで連絡を取ることができるようにしたのにメールで堅苦しい挨拶を送ると残念に思われる可能性もあります

     

    就職活動が終わった際

    就職活動をして、結果としてOB訪問で訪れた企業に就職することにはならないことも可能性としては高いと言えます。

    その場合でも、就職先が決まったなら、改めてOB訪問で対応してくださった先輩にメールなどで挨拶をしましょう。

    OB訪問の際に学んだことが就職活動で役に立ったということを書くと、喜ばれるでしょう。

    今後とも社会人の先輩としてお話しをさせていただきたいです」など今後も関係性を深めていきたい意思があることを伝えるのも有効です。

    社会人として働いていく中で壁にぶつかったとき相談できる間柄の先輩がいると心強いですよね。

     

    最後に

    OB訪問のお礼のメールを送るのは、就活生が守るべきマナーの一つですが、その後の就活に直接的につながる可能性もあるアピールのチャンスとも言えます。

    OB訪問全体を通して良い印象を残すことができると、訪問した企業にエントリーした際に有利になることもあります。

     

    また、就職してからも必要になるスキルです。

    その後の就活、就職後の業務に活かすためにもお礼のメールはしっかりと書けるようにしておきましょう。

     

     

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