就活/業界調査 2023.10.03
あなたは持ってる? 広告代理店が欲しがる3要素

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    「広告代理店が欲しがる3要素」

    広告代理店に就職したいと考えている人もいるでしょう。

    広告代理店への就職を有利に進めるためには、その業界が求めているスキルや特徴では、広告代理店が欲しがる要素とはなんなのでしょうか。

    3つの要素に分けて解説していきます。

     

    柔軟な発想ができること

    まずひとつ目は、「柔軟な発想ができること」です。

    広告代理店では、発想の柔らかさが重要になります。

    ロジカルシンキングも重要ではありますが、それだけではなくアッと驚くような独自の発想力があると有利でしょう。

     

    昔は、テレビなどの広告枠を企業に売るというのが広告代理店の主な仕事でしたが、現在では広告の企画や制作、指示というものも広告代理店が行うことが一般的です。

    そのため、よくあるようなアイデアではなく、独自の発想で広告の企画や制作をすることが求められるでしょう。

     

    世の中にはさまざまな広告が溢れていて、どんどん増え続けていきます。

    その中で、見たことあるなと思われてしまうような広告ではなく、新しい、新鮮だと思われるような企画を立てられる人材が求められています。

    柔軟な企画力、既成概念に囚われない柔らかな考え方ができるという要素を持っていると、広告代理店への就職には有利に働くでしょう。

     

    また、柔軟であるということと奇抜であるということは違います

    奇抜なものでなければいけない、と思い込むこともひとつの考えに囚われているということですから、柔軟だとは言えません。

    さまざまなアイデアを、常識や既成概念に囚われずに思い浮かべられること、その中から適切なものを選び取れることが、広告業界で働くには重要なのです。

     

    察する力と伝える力

    次に必要なのは、「察する力と伝える力」です。

    広告代理店には、営業やマーケティング、クリエイティブ方面など、さまざまな職種がありますが、そのどれに就くにしても察する力や伝える力は必須になります。

     

    営業ならクライアントが求めていることを正確に察する力が必要になりますし、クリエイターであっても営業から伝えられた内容をしっかりと理解して察することが必要になるでしょう。

    相手が言いたいことや伝えたいこと、求めていることをどれだけ正確に汲み取って形にすることができるかということが、広告代理店で働くには重要になります。

    また、クライアントからの要望をクリエイターに的確に伝える、要望を形にして消費者に伝わるような広告を作る、というように、人に伝える力というのも大切です。

     

    このスキルに関しては、実際に働くことで鍛え上げられるという側面もありますが、もとから察する力や空気を読む力が高い人を広告業界としては求めているでしょう。

    察する力や気配りができるということと共に、コミュニケーション能力があることも重要です。

    広告代理店では企業側がどのような広告を作りたいと思っているのか、消費者に伝えたいことはなんなのかといったことをしっかりと汲み取る必要があります。

    そのためには、コミュニケーションをしっかりととって、相手の求めることを正確に把握することが重要なのです。

     

    察するといっても、話し合いもせずに相手の求めるものを汲み取ることは難しいです。

    そのため、コミュニケーションを取って、何を求めているのかを的確に引き出すことのできるコミュニケーション能力は必須になります。

    また、広告代理店ではプロジェクトごとにチームで働くことが多いです。

    良い広告を作るためには、チームワークも重要になりますからチームのメンバーと円滑なコミュニケーションを図れることは重要でしょう。

     

    世の中の動きに敏感であること

    最後は、「世の中の動きに敏感であること」です。

    広告代理店は、消費者の心に響くような広告を企画、制作することになるのですが、その際に世の中の動きや消費者が求めていることを理解していることが求められるでしょう。

    流行に敏感であったり、最先端のアイテムや文化に触れることが好き、というように、最新の流行を敏感にキャッチできる人材は広告業界に向いているということが言えます。

     

    広告代理店のクライアントは企業であっても、最終的なターゲットは消費者になりますから、消費者目線の広告を作ることが大切です。

    消費者の心に響く、面白いと思ってもらえるような広告を作るためには、世の中の情報を幅広くキャッチしていることは重要でしょう。

     

     

    流行に興味がない、新しいものへのアンテナを張っていないということでは、消費者の心に響くようなものを作り出すことは難しくなります。

    世の中で人気なのはなんなのか人気の理由はどこにあるのか、ということを深く知ろうとして、それを自分のアイディアに活かすことが必要です。

    また、さまざまなことに興味を持つことで、たくさんの知識が蓄えられるということも広告業界で働くには有利でしょう。

     

    広告の企画や制作をするためには、アイデアが重要になりますがそのアイデアを出すためには、豊富な知識も必須になります。

    引き出しが多くあれば、それだけ柔軟なアイデアを生み出せますから、世の中の流行に敏感だったり、アンテナを広く張っていたりするような人には向いています。

    いわゆる新しいものや流行っているものが大好きという「ミーハータイプ」は広告業界の求める人材にマッチしているということが言えます。

     

     

    「この3要素を適切にアピール」

    このように、広告業界が欲しがっている要素はいくつかありますが、それを持っていたとしても適切にアピールすることができなければ意味がありません。

    では、どのようにアピールしていけばいいのでしょうか。

     

    志望動機

    広告業界に就職したいと思うのなら、まずは履歴書の志望動機が重要だと言われています。

    志望動機自体は奇抜なものである必要はないのですが、オリジナリティのある伝え方をすると効果的です。

    自分が伝えたいことをまずは、文章にしてみる、その文章を読んでみて印象に残るような文面になっているか、ホームページなどに書いてある情報を羅列しているだけになっていないかということを確認してみましょう。

     

    文字制限の中で、どれだけオリジナリティのある文面にできるか、的確に言いたいことを伝えられているか、ということに注目して志望動機を練ってみてください。

    志望動機は、自分のCMを作るというような感覚で考えてみるといいでしょう。

    そうすることで、自分を的確にアピールすることもできますし、広告業界に必要な伝える力やアイデア力などをアピールすることもできますよ。

     

     

    面接

    コミュニケーション能力をアピールするためには、面接が重要になるでしょう。

    面接で面接官の顔を見てハキハキと話すことができるということは基本ですが、聞かれたことに適切な答えを返すことができるかということも問われます。

     

    相手の言いたいことを理解して、自分の考えを話すことができれば、コミュニケーション能力のアピールにもなりますし、察する力や伝える力のアピールにもなるのです。

    思わぬ質問だったとしても、きちんと自分の考えを伝えられるように準備しておきましょう。

     

    面接でよく聞かれる質問への対策だけでなく、広告業界の仕事内容や求められている人材、応募先の企業の社風などについてきちんと企業分析しておくと、ある程度の質問には答えられるようになりますから、企業分析は怠らないようにしましょう。

    企業分析と同時に、自己分析もしっかりと行ってください。

    自分の長所や短所、自分の考えをきちんとまとめておくことで、効果的な自己PRもできますし面接での対応にも説得力が出るでしょう。

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